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06月22日-02号

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  1. 沖縄市議会 2022-06-22
    06月22日-02号


    取得元: 沖縄市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-21
    第421回 沖縄市議会定例会┌──────────────────────────────────────┐│                                      ││  令和4年                                 ││          沖縄市議会定例会会議録                 ││  第421回                                 ││                                      ││           令和4年6月22日(水)午前10時開議           ││                                      │└──────────────────────────────────────┘              議  事  日  程   第 2 号                 令和4年6月22日(水)                  午前10時 開議第 1        代  表  質  問     ──────────────────────────────本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件      (議事日程のとおり)     ──────────────────────────────出  席  議  員  (28名)  1 番 島 田   茂 議員    15 番 上 地   崇 議員  2 番 栄野比 和 光 議員    16 番 藤 山 勇 一 議員  3 番 大 城   隼 議員    17 番 宮 城   浩 議員  4 番 伊 禮   悟 議員    19 番 高江洲 義 八 議員  5 番 町 田 裕 介 議員    20 番 諸見里 宏 美 議員  6 番 瑞慶山 良一郎 議員    21 番 新 屋   勝 議員  7 番 屋富祖   功 議員    22 番 金 城 由 美 議員  8 番 稲 嶺 隆 之 議員    24 番 新 里 治 利 議員  9 番 眞榮城 健 二 議員    25 番 高 橋   真 議員 10 番 喜友名 秀 樹 議員    26 番 阿多利   修 議員 11 番 喜友名 朝 彦 議員    27 番 伊 佐   強 議員 12 番 小 浜 守 勝 議員    28 番 桑 江 直 哉 議員 13 番 仲宗根   誠 議員    29 番 池 原 秀 明 議員 14 番 嵩 元 直 萌 議員    30 番 前 宮 美津子 議員     ──────────────────────────────欠  席  議  員  (1名) 23 番 小 谷 良 博 議員     ──────────────────────────────説明のため出席した者の職、氏名 市長         桑 江 朝千夫    副市長      平 田 嗣 巳 副市長        與那嶺 克 枝    総務部長     我 謝 勝 俊 総務部次長      森 山 雅 人    上下水道局長   仲 本 兼 章 企画部長兼      山 内   強    上下水道部長   新 里 智 昭 プロジェクト推進室長 市民部長       平 安   栄    消防長      知 念 順 一 健康福祉部長兼    仲宗根   勲    教育長      比 嘉 良 憲 福祉事務所長 こどものまち     與那嶺 智 才    教育部長     島 袋 秀 明 推進部長 経済文化部長     花 城 博 文    指導部長     多和田   勝 建設部長       比 嘉 直 樹    教育総務課長   内 間 三千代 建設部参事      川 満 輝 繁     ──────────────────────────────職務のため議場に出席した事務局職員の職、氏名 事務局長       仲宗根   剛    議事課長     金 城 優 一 事務局次長兼     島 袋 勝 博    議事課長補佐   喜屋武 千鶴子 庶務課長                  兼調査係長 ○小浜守勝議長 これより本日の会議を開きます。 ただいまの出席議員数28名でございます。小谷良博議員から欠席の届け出が出ております。 休憩いたします。  休 憩 (午前10時00分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午前10時01分) ○小浜守勝議長 再開いたします。 本日は、議事日程第2号によって議事を進めます。 △日程第1 これより代表質問を行います。 会派公明党、上地 崇議員。 ◆上地崇議員 市民の皆様、市長並びに当局の皆様、おはようございます。会派公明党、上地 崇です。任期最後の定例会でありますが、初の代表質問をさせていただきます。10会派のうちトップバッターでもあり、緊張しておりますが、未来の沖縄市について、いい議論ができるように、ぜひよろしくお願いをいたします。 去る市長選挙において、桑江市長が多くの市民の負託を受け、3期目の当選を果たしました。本員も選挙中、市民の皆さんのお声を聴く中で、桑江市政で8年間で沖縄市が本当に変わってきたというお声を多くいただきました。1期目ホップ、2期目ステップと成長を遂げてきた沖縄市を、ジャンプ、飛躍する沖縄市へ、さらなる桑江市長のリーダーシップと、職員の皆さんの御奮闘に心より期待をしております。また、共にくわえビジョンを推進し、支えてきた仲本兼明前副市長、本員は知的障がいの息子さんを現場時代に支援をしていた関わりも御縁もありまして、この議員という世界に飛び込んできた時から、いつも温かく励ましていただきました。共にこの息子さんのことを話す際の優しい笑顔が忘れられません。この場を借りて、心より感謝を申し上げ、仲本前副市長の励ましを胸に、これからも誠心誠意頑張っていきたいと決意を申し上げさせていただきます。 本員の代表質問は、これからの4年間の沖縄市の未来について、桑江市長の施政方針に基づき、公明党会派として、これまで政策要望をさせていただいた部分を中心に確認をしていきたいと思います。 それでは通告にしたがいまして、質問に入らせていただきます。1ページ、質問事項1.市政全般について。 質問の要旨(1)市長3期目の市政運営についてお伺いします。 ①4月に執り行われた市長選挙において、3期目の当選を果たした。市民から2期8年間の市政運営に対し、どのような評価を得られたと総括しているか、市長の見解をお伺いします。 ○小浜守勝議長 桑江市長。 ◎桑江朝千夫沖縄市長 おはようございます。公明党、上地 崇議員の代表質問にお答えをいたします。 2期8年間の市政運営に対する評価につきましては、沖縄アリーナの整備や、沖縄こどもの国の整備拡充、東部海浜開発事業の推進、モータースポーツマルチフィールド沖縄の整備、市立図書館の移転リニューアル及び書籍等の機能充実の取組をはじめ、若年妊産婦の居場所の設置、第3子以降の学校給食費の無料化、こども医療費助成の対象年齢の段階的な引上げや、高齢者へのインフルエンザ定期予防接種の無料化、高齢者の肺炎球菌ワクチン接種の全額補助などを実施するとともに、まだ収束していない新型コロナウイルス感染症への対応として、個別接種や集団接種によるワクチン接種、国や県の支援が行き届かない事業者の皆様への助成金、コロナ経済対策であります。様々な対策をスピード感を持って実行したことや、1期目、2期目ともに、市民の皆様とお約束をした公約、いわゆるくわえビジョンの達成率が約9割となっていることが評価されたものだと考えます。3期目となるこれからの4年間、さらなる沖縄市の発展を託していただいたものと考えております。 ○小浜守勝議長 上地 崇議員。 ◆上地崇議員 桑江市長、御答弁ありがとうございます。 この2期8年間、これだけの達成率と自信を持って語れる実績をつくってきたこと。本当に敬意を表します。また、後半部分でありましたソフト面の福祉的な部分もしっかり進めていただいたこと。コロナ対策でもしっかり頑張っていただいたこと。選挙戦でどこかで聞いた言葉ですが、本当に人にやさしいまちづくりをしっかり市長は進めていただいたと、これが大きく評価を示された選挙だと本員は感じております。そして、スタートした3期目、市長の決意を確認させていただきます。 質問の要旨②施政方針の2ページに、「世界に知られる街にすることで、本市はもとより、沖縄県、ひいては我が国の成長・発展に貢献してまいります」とありますが、本市の沖縄県における魅力や役割をどう考え、本市の発展を推進していくか、市長の見解をお伺いします。 ○小浜守勝議長 桑江市長。 ◎桑江朝千夫沖縄市長 お答えをいたします。 本市は1974年に将来像となる国際文化観光都市を宣言し、先人たちのたゆまぬ努力で、伝統文化という文化が渾然一体となって、特異な文化を形成したまちで、令和6年には市制施行50周年を迎えます。 沖縄アリーナにつきましては、本格的なアリーナとして令和3年に完成し、国内を先導している施設で、そこで開催されるFIBAバスケットボールワールドカップ2023につきましては、沖縄市に新たな歴史をつくるものだと考えております。2019年に行われた中国上海等での大会は、総観戦者約80万人、世界190か国以上にテレビ放映された大会が、次はここ沖縄で開催されるのであります。世界トップレベルの選手たちを間近で見て、家族、友人、職場の仲間たちとその思い出を共有し、成功体験が市民の誇りとなるだけでなく、メディア等を通して、大会の様子や、この沖縄、日本の文化、魅力が世界に発信されるわけであります。これは、沖縄県ひいては日本の成長発展に寄与できるものと、本員は確信をしております。 ○小浜守勝議長 上地 崇議員。 ◆上地崇議員 ありがとうございます。 まずはこの沖縄アリーナを中心にFIBAバスケットボールワールドカップを、市長のリーダーシップのもと成功させること。これが大きな起爆剤となり、世界に注目される沖縄県、そして沖縄市になることは間違いないと本員も確信をしております。これはもう本当に県、国も、桑江市長がリードしていくぐらいの覚悟で、チーム沖縄市職員皆さん一丸となって頑張っていただきたいと思います。また、このFIBAの後をどう描いていくか、ここも重要だと感じております。この注目をされた沖縄市を、関係人口を増やして、何度も沖縄市に足を運んでいただく方が多くいる、そういう沖縄市をつくっていただきたい。そういう沖縄市を目指していかなければならないと感じております。ぜひ、沖縄県の中でも、沖縄市だからこそできる、特にこのスポーツ分野において、また文化の力において、沖縄市の持つ魅力や資源を生かして、持続するまちの活性化へ尽力をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 次に、現在、市民生活は昨今のウクライナ情勢や長引くコロナ禍で、原油高や物価高騰の影響を大きく受けております。事業者の皆さんも苦しい中、踏ん張っている方がいます。国としても、様々対策を打ってきておりますが、本市の状況や見解をお伺いしたいと思います。 質問の要旨③物価高騰の影響について。ア.物価高騰の影響調査の実施や、本市としての今後の対策は検討しているかお伺いします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 おはようございます。上地 崇議員の代表質問にお答えいたします。 昨今、全国的な物価高騰が叫ばれる中、本市におきましても、本定例会の補正予算に新型コロナウイルス感染症に関する緊急経済対策、第9弾として、プレミアつき商品券事業を拡充し、原油価格、物価高騰等の影響を受ける市内事業者及び市民の支援を予定しております。物価高騰の影響調査につきましては、現在、沖縄商工会議所が独自に調査を実施する予定と伺っております。そのほか、国や県などで実施する調査を注視するとともに、沖縄市観光物産振興協会及びコザ商店街連合会料理飲食業組合など、市内各種関係団体等へのヒアリングなどを踏まえまして、今後の必要な支援策を検討してまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 上地 崇議員。 ◆上地崇議員 本当に今こそ市民とか、事業者の皆さんに寄り添う姿勢を沖縄市が見せていく必要があるのかと思います。丁寧なヒアリングを行っていただきたいと思いますが、今、経済文化部のほうから答弁いただきましたが、それ以外の部分でも、全庁的に様々な影響が出ていると思います。例えば、畜産業などの飼料の高騰が非常に大きくなっていると伺いますし、またこども食堂など福祉的な分野でも、こういう食材がガソリン価格の高騰が運営に影響を与えているという話も聞きます。そういう今後、さらなる経済対策が必要になった際に、国の臨時創生交付金がまた今後あるか、ちょっとまだ不透明ですが、本当に必要な支援は何なのか、しっかり現場の声が反映されて、経済対策が練られたということをしっかり示していけるように、ぜひ皆さんヒアリング等の御尽力を、これはもう全庁挙げて、お願いしたいと思いますのでよろしくお願いします。 また、全国の事例を聞いていると、食材の高騰により、学校給食への影響があると伺っております。この学校給食費の値上げ等々がないように、国としても、臨時創生交付金の活用を促したりしておりますが、本市の見解を伺います。 イ.学校給食費への影響を伺います。 ○小浜守勝議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 おはようございます。公明党、上地 崇議員の代表質問にお答えをいたします。 物価高騰による学校給食費への影響につきましては、一部の食材において多少はありますが、今のところ大きな影響はございません。各調理場においては、摂取カロリーや献立のバランスを確保しつつ、物価高騰の影響が小さい食材の選定や調理方法の工夫等により、引き続き安心安全でおいしい給食の提供に努めております。 ○小浜守勝議長 上地 崇議員。
    ◆上地崇議員 指導部長、ありがとうございます。 皆さん、非常にいろいろ工夫をしながら対策を練っているということです。しかし、この物価高の影響というのは長引くことも想定されます。これまで通りの栄養バランスや、量もしっかり保った状態で対策が練られるよう、また、本当に財政的にどうしても必要な部分が出てきましたら、まず市長、市長部局企画部のほうでも、今後、国の交付金なども、こういう給食費の高騰分に充てると配慮していただきたいと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。 次の質問に移りたいと思います。質問事項2.「プロジェクトK」の5つの基本方針について、ここから伺いたいと思います。 質問の要旨(1)施政方針6ページに、『新たな価値を創出して「観光」で地域を活性化する沖縄市』についてより、①沖縄アリーナを活かしたまちの活性化についてお伺いいたします。よろしくお願いします。 沖縄アリーナが本格稼働して1年たちました。ア.沖縄アリーナの経済効果について、現時点での評価をお伺いします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 本市におきましては、これまで沖縄アリーナを活かした経済活性化に向け、周辺地域や商店街の皆様と連携して、取組を進めているところでございます。沖縄アリーナが供用開始されました令和3年度におきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により、予定されていた一部のイベントが中止や延期になるなどの状況となっておりましたが、地域の宿泊業や飲食サービス等の事業者様からは、沖縄アリーナが運用を開始して以来、来訪されている方が増えているなどの御意見をいただいております。 一方で、アクセス利便性向上や、沖縄アリーナイベントと連携したプロモーション、機運醸成などの要望や御指摘をいただいております。 現在、さらなる回遊性向上等に向け、関係団体等と連携して取組を進めている状況でございます。 ○小浜守勝議長 上地 崇議員。 ◆上地崇議員 本員も幾つか沖縄アリーナでのイベントに参加させていただきました。その際でも、非常ににぎわっているのは感じますが、それでも、やはりその交通のアクセスの部分であったり、なかなかシャトルバスもミュージックタウンやBCコザから乗る人が少ないと感じたり、終わった後もどうしてもやはりなかなか、人が本当にまちに流れているのかというのが、もう少し、まだまだ課題があるのかとちょっと感じました。そういう際に、しっかりまちに周遊できるようなことだったり、沖縄市の魅力というのを沖縄アリーナのイベント時に発信できるような、工夫等をぜひまたお願いしたいと思いますが、そういう様々な課題というのがあると思いますが、次のイ.課題をどう捉え、今後どのように具体的にこのまちの活性化に向けて取り組んでいくのか、お伺いいたします。 ○小浜守勝議長 桑江市長。 ◎桑江朝千夫沖縄市長 お答えいたします。 この県内最大の1万人を収容できる沖縄アリーナは、市民や議員の皆様の御理解、御協力の下、昨年、エンターテイメントの拠点施設として、また、これまで以上の興奮や感動体験を提供できる夢の舞台として、運用開始に至ることができました。市民の大きな誇りとなっていると思います。沖縄アリーナ運営開始直後の令和3年度においては、新型コロナウイルス感染症が猛威を振るい、イベントの中止、延期等もございました。しかしながら、そのような厳しい状況の中、沖縄アリーナは定期的に数千人を集客する施設として、存在感を示し、周辺地域には市内にこれまでなかったホテルが建設されるなど、地域経済を牽引しております。 また、現在では、社会情勢も変わってきており、国内ではイベントが再開されはじめ、沖縄アリーナにおいても、世界的、全国的イベントの会場として検討をしている声があり、大変うれしく感じております。沖縄アリーナがまちの活力になるものと確信をしております。 来年開催されます世界的な祭典、FIBAバスケットボールワールドカップ2023をはじめ、沖縄アリーナでは、これまでになかったスケールのイベントが開催されてまいります。今後、市を挙げて、地域との連携の下、沖縄アリーナの可能性を最大限に引出し、さらなる民間活力の誘致、周辺地域への回遊性向上を図るなど、地域経済の活性化に向け、全力で取り組んでまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 上地 崇議員。 ◆上地崇議員 桑江市長、ありがとうございます。 本当に沖縄市の魅力をしっかり、また活用しながら、沖縄アリーナ経済波及効果拡大に取り組んでいっていただきたいと思います。そのためにこの沖縄アリーナから周辺地域へのアクセス向上や、沖縄アリーナイベントと関連したまちのプロモーション活動をしっかり取組を進めていただきたいと思います。本当にTwitter、SNSなどを見ていても、沖縄アリーナに来た人たちが本当に、沖縄アリーナはすごいという声がネット上でも多くあります。そこからさらに沖縄市すごいという声が出てくるように、ぜひ期待をしておりますので、よろしくお願いいたします。 続きまして、質問の要旨②沖縄こどもの国について伺います。 ア.日本一ユニークな動物園を目指し、進化を続ける沖縄こどもの国。最近は年間パスポートを買って年に何回も足を運んでいるよという声が、結構本員のところでも多くなってきたという印象があります。コロナ禍で厳しい運営もあると思いますが、ますます注目も集まっている沖縄こどもの国動物園と思います。今後のことを確認させていただきます。 ア.今後の整備方針についてお伺いします。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 おはようございます。それでは、上地議員の代表質問にお答えさせていただきます。 沖縄こどもの国では、これまで既存区域の老朽化した動物舎のリニューアル整備に取り組んでおり、ライオン舎の整備をはじめ、サル舎のリニューアル、日本の里山をイメージしたエリアの整備、また、今年度4月には、ワニやジャガー、爬虫類とともに、こどもの国で初となるコツメカワウソを一同に観覧できる複合展示施設の整備が完了し、好評を博しております。現在、新しい触れ合い動物園の整備を進めておりますが、これらの整備と並行し、来園者の憩いとなる休憩、便益施設の整備や、東ゲート周辺の改修、子供たちの遊びの場となる親水エリアの整備、また、夜のライトアップ動物園の開園に向け、令和4年度より園内全域を対象とした整備を提案させていただいているところでございます。 また、拡張区域につきましては、令和2年度より用地取得に取り組んでおり、用地取得が完了次第、整備のほうに取り組んでいく予定となっております。 ○小浜守勝議長 上地 崇議員。 ◆上地崇議員 多くの施設がリニューアルされ、また今後拡張していくことで、サタZOO、またナイトZOOのこともありました。魅力度が非常に上がってきていると思います。一方で便益施設の話もありましたが、バリアフリーの観点や様々なソフト面、来園者の満足度。来園して本当に満足して帰っていただけるという満足度の構造というところで、もう少しそういうソフト面の対策等も、ちょっと確認をさせていただきたいと思います。再質問、こういうソフト面、来園者の満足度向上に向けた取組についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 お答えいたします。 施設を整備する上で、来園者が居心地のよい空間を提供することは重要なことと認識しております。令和3年度に整備いたしました授乳室、休憩室を完備した便益施設は、大変好評をいただいているところでございます。 また、ベビーカーや車椅子利用者なども快適に過ごすことができるよう、ユニバーサルデザインに配慮した施設づくりを念頭に、来園者の満足度を向上させるよう、取り組んでいるところでございます。 ○小浜守勝議長 上地 崇議員。 ◆上地崇議員 ありがとうございます。 ぜひ、ホームページやSNSでも、そういう便益施設であったり、バリアフリー対策というところは徹底しているということを、またこういうところをしっかりやっているというのもどんどん発信をしていっていただいて、今、経済文化部のほうで様々バリアフリーの部分をやっていただいてますが、ぜひこどもの国でもっと推進をしていただきたいと思います。本員はこのこどもの国、本当に何十万人という方が、市外、県外、国外からもコロナ禍前はいらっしゃっていました。これだけの人が来る本当に大きい地域資源があるのですが、どうもちょっと周辺地域への波及効果というのが少し、まだまだちょっと頑張ってもいいのかと感じるところがあります。そういう市内事業者とのコラボ商品の開発なども含めて、そういう地域や事業者との連携というのが、より、今後必要になってくるのかと感じますが、イ.この沖縄こどもの国と地域や事業者との連携についてお伺いします。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 お答えいたします。 沖縄こどもの国につきましては、これまで既存区域のリニューアルをはじめ、現在施設を拡張すべく取り組んでいるところでございます。また、今年度から夜の動物園の開園に向け取り組んでいるところで、本市の新たな魅力を創出していきたいと考えているところです。日本一ユニークな動物園として誘客にも取り組んでいると考えており、飲食物販など、多様な市内事業者との連携など、沖縄市全体の活性化につながるよう調査研究してまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 上地 崇議員。 ◆上地崇議員 ありがとうございます。 先ほどの沖縄アリーナの中でもありましたが市内のそういう施設が、皆さんが周遊できるというか、そういう仕組み等々も経済文化部と一緒にしっかりまた検討していっていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。 次の質問に移ります。③観光バリアフリーの推進についてお伺いします。 こちらも我が会派の高橋議員が積極的に取り組んできた観光バリアフリーですが、改めて本市としての認識からお伺いをしたいと思います。 ア.観光バリアフリー推進の必要性をお伺いします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 近年の我が国におきましては、少子高齢化が進んでいる一方で、健康な高齢者や軽度な疾患、障がいを持ちながらも、積極的に生活を楽しもうとする方々が増加しており、観光産業の多様な需要獲得の動きが進んでいるものと認識しております。 本市におきましても、多様化する観光ニーズに対応していくため、本市を訪れる高齢者や障がい者、妊産婦、外国人観光客など、全ての来訪者が安心して楽しめる観光地づくりが重要であると考えております。 ○小浜守勝議長 上地 崇議員。 ◆上地崇議員 これからの沖縄観光のあり方というのは、1,000万観光とずっと目指してきましたが、その数にこだわる戦略もちろん大事だと思いますが、より質にこだわった、そういう観光施策が必要だと本員も感じております。 この観光バリアフリーを推進することにより、来訪者の満足度につながり、ひいては災害時の、まず非常時のバリアフリー対策にもつながります。ハード面でのバリアフリーという部分もしっかり進めていただきながら、また同時に心のバリアフリーという点も、非常に広がっていくきっかけにもなると思います。そういう心のバリアフリーという点も、しっかり推進をお願いをしたいと思います。 次のイ.方針や具体的な取組、今後についてお伺いします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 令和4年3月に策定いたしました第2次沖縄市観光振興基本計画におきましては、観光環境の基盤整備を位置付け、観光関連団体、事業者との連携を図りながら、観光バリアフリーの普及啓発に向けた取組を進めることとしております。これまでの取組といたしましては、観光関連団体、事業者を対象とした勉強会を開催し、観光バリアフリーの現状や事業者に求められる基本的な知識、対応等に関する講義を行っております。今後につきましては、観光客の特性に応じた観光案内や、観光関連事業者を対象とした観光バリアフリーの普及啓発等に向け、関係団体等と連携しながら検討を進めてまいります。 ○小浜守勝議長 上地 崇議員。 ◆上地崇議員 ありがとうございます。検討を進めていくということで、もうしっかり、沖縄になかなか、県内でも先進的な事例になると思いますので、ぜひ頑張っていただきたいと思いますし、今、車椅子トラベラーのインフルエンサーの方も一緒に、様々動いていただいていて、そういう方の視点が本当に非常に反響を呼んでいて、注目が集まっているところもありますので、ぜひ、共々にまた進めていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 次の質問に移ります。質問の要旨(2)7ページ、『雇用の創出と産業の支援で「経済」を活性化する沖縄市』についてからお伺いします。 ①胡屋地区交通結節拠点の整備についてお伺いします。ア.目的と整備による効果をお伺いします。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎比嘉直樹建設部長 おはようございます。公明党、上地議員の代表質問にお答えいたします。 胡屋地区における交通結節点の整備目的につきましては、バス需要の多い那覇市から沖縄市間が基幹バス区間として位置付けられており、基幹バスから支線バス等へ乗り継ぐ交通拠点の整備が必要とされております。整備による効果としましては、基幹バスをはじめ、支線バスや循環バス、高速バス、タクシー等への乗り継げる交通の要所ともなれば、利便性が高まり、公共交通の利用促進により、市民のみならず観光客も含め、胡屋地区を中心とした回遊性の向上によるにぎわい創出や良好な道路空間の創出など、中心市街地の活性化につながるものと考えております。 ○小浜守勝議長 上地 崇議員。 ◆上地崇議員 この交通結節拠点に関しては、市長が市長選の時に強く訴えていたものでありました。まちの方々からの期待も非常に大きく、また本当にこの人流が生まれるきっかけに大きくなると本員も期待をしているところでございます。県外は駅があって、その周辺がバスタ、交通結節拠点になるというところでの仕組みで、国として進めていますが、沖縄ではそういう駅というきっかけがない中でのこの構想は、非常になかなかハードルもいろいろあると思いますが、ぜひ頑張っていただきたいと思います。このイ.整備範囲に関して、国道の拡幅工事等もそういうところの関連もあると思いますが、その整備範囲と、また整備スケジュール感についてお伺いをしたいと思います。 イ.整備範囲と整備スケジュールをお伺いします。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎比嘉直樹建設部長 交通結節点につきましては、乗降場などは、商店街とのつながりを見据え、商店街に面した位置が望ましいと考えており、整備範囲は、国道330号の拡幅で発生する残地や、その背後にある建物を含めた街区を想定しておりますが、今後、国や交通事業者、地域の方々等との調整を踏まえながら、具体的な位置や規模を検討していくことになります。今後のスケジュールにつきましては、事業化へ向けては段階的に検討を要することから、令和4年度から令和5年度は構想として取りまとめ、順次、基本及び実施計画の策定を促進し、1日も早い交通結節点の整備実現へ向け取り組んでまいります。 ○小浜守勝議長 上地 崇議員。 ◆上地崇議員 ありがとうございます。 国道に面しているということで、国とのしっかりとした連携というのがより必要となってくると思います。 市長のこの4年間の任期で、ぜひ形が見えてくるということを期待をしておりますが、本員たち公明党も今回の調査費の要望に関して、大臣のほうに市長と一緒に行かせていただきました。また、こういう形でしっかり国と、本員たちも連携をとりながら、しっかりとともに進めていきたいと思いますので、ぜひ頑張っていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 次の2ページに移りたいと思います。同じくプロジェクトKの5つの基本方針について。質問の要旨②東部海浜開発地区「潮乃森」についてお伺いします。 ア.整備の進捗状況をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 建設部参事。 ◎川満輝繁建設部参事 おはようございます。会派公明党、上地 崇議員の代表質問にお答えします。 東部海浜開発地区潮乃森の埋め立て面積、約95ヘクタールのうち、国が行う86ヘクタールにつきましては、部分竣工を含め約60ヘクタールが概成しております。県が行う約9ヘクタールにつきましては、これから行うこととなっております。全体といたしましては、約6割がおおむね完成しているところでございます。また、沖縄県が整備を進めている人工ビーチにつきましては、養浜工事が約8割の進捗となっております。道路整備につきましては、延長810メートルの橋梁、4車線中2車線について橋桁が約310メートル架設されており、人工島内の臨港道路につきましては、延長2,100メートルの道路、道路4車線中2車線について、人工ビーチまでの780メートルの部分を令和5年度末までに整備する予定となっております。市民が待ち望んでおります人工ビーチにつきましては、令和5年度末のビーチ部分使用に向け、実施方法や必要な整備の検討を行うとともに、国、県、市の3者で調整を進めているところでございます。 ○小浜守勝議長 上地 崇議員。 ◆上地崇議員 ありがとうございます。 しっかり進めていただいている部分を確認させていただいて、令和5年度末のビーチ部分供用開始も遅れが出ていないと認識をしておりますので、しっかり進めていただければと思います。この全体的な部分で、再質問をちょっとさせていただきますが、土地利用計画の修正というのを行っていたかと思いますが、現在どのような状況になっているのか、お伺いをしたいと思います。 ○小浜守勝議長 建設部参事。 ◎川満輝繁建設部参事 お答えします。 土地利用計画の修正につきましては、令和元年度、国、県、市、外部有識者などで構成する東部海浜開発土地利用計画検討委員会を立ち上げ、現行の土地利用計画の減少を踏まえ、潮乃森における導入機能の規模や、配置の修正を行い、沖縄市の土地利用計画として取りまとめております。今後の必要な手続といたしましては、港湾計画及び埋立て申請の変更手続がございますが、沖縄県による港湾計画変更は、令和4年4月8日の港湾計画概要の公示をもって完了しております。現在、埋立て申請変更に向け、国及び県により、申請の準備が進められている状況となっております。 ○小浜守勝議長 上地 崇議員。 ◆上地崇議員 しっかりまた、早期の完成に向けて、当局皆さん一丸となって、また本員たち議員連盟もしっかり一丸となって推進をしていきたいと思いますので、ぜひ頑張っていただければと思います。この潮乃森に関してカーボンニュートラルを推進していくとありました。そこで伺います。イ.カーボンニュートラルの推進について、今後の方針をお伺いします。 ○小浜守勝議長 建設部参事。 ◎川満輝繁建設部参事 お答えします。 本市は昨年7月に沖縄市ゼロカーボンシティ宣言及び県内企業との包括連携協定の締結を行い、東部海浜開発地区潮乃森において、脱炭素エリアを目指すこととしております。現在、潮乃森で排出が予想される温室効果ガスの量の検討や、その温室効果ガスの抑制・削減に向け、太陽光、風力などの再生可能エネルギーや電気自動車などの活用も視野に、調査研究を進めているところでございます。今後は、潮乃森でのカーボンニュートラル推進に向け、脱炭素化の考え方や手法を整備し、進出する企業や、潮乃森へ訪れる利用者の皆様にも御協力を求めていくなど、官民連携して取り組んでまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 上地 崇議員。 ◆上地崇議員 ありがとうございます。 最後の、もちろん利用される皆様にも御協力いただくというところも大事だと思います。この官民連携が大切だと思います。これは本当に今後、今から具体的な部分になっていくと伺っております。本員もいろいろ勉強させていただく中で、例えば、ビーチの部分供用開始のタイミングで、例えばトイレの施設であったりとか、休憩所みたいところも、独立電源型のそういう再生エネルギーを活用したもので、まずは設置をしてみて、市民の皆さんに認識をしていただくとか、そういういろいろな、段階的な取組もあると思いますので、ぜひ検討をお願いしたいと思います。 続きまして、ウ.潮乃森に関しましては、埋立地でもあり、非常に津波の心配が想定される地域でもあります。防災・減災対策というのが非常に重要だと思いますが、質問の要旨ウ.潮乃森においての防災・減災対策をお伺いします。 ○小浜守勝議長 建設部参事。 ◎川満輝繁建設部参事 お答えします。 防災・減災対策につきましては、東部海浜開発地区潮乃森に訪れる市民、県民など、多くの皆様に安全で安心して利用していたいただけることが重要であると考えております。当該地区は埋立地であることや、海に囲まれた島であることから、特に台風時などの高潮や地震時の津波などへの対応が必要であると考えております。人工ビーチの部分使用時を含めて、完成後の潮乃森を想定し、避難場所の確保や避難方法など、今年度の業務委託業務の中で必要な対策を検討してまいります。 ○小浜守勝議長 上地 崇議員。 ◆上地崇議員 しっかり推進をしていただきたいと思います。 実際に本当にその現場の中で、様々な関係者の皆さんとともに、避難訓練というのをして、実際に歩いてみるとか、本当にそういうことをやらないとなかなか見えてこない部分もあるのかと思いますので、そのビーチ部分供用開始までに、しっかりそういうシミュレーションというか、避難訓練というのも実際に実施をしていただきたいと思います。また、整備の段階で、担当課ともお話しさせていただきましたが、無電柱化というのが基本的に今、災害対策としては非常に大事な視点だと思いますので、そういう無電柱化の島になるように、ぜひよろしくお願いをしたいと思いますので、御検討お願いいたします。 次の質問に移りたいと思います。質問の要旨(3)『「こども」が夢と希望を持てる沖縄市』についてお伺いします。 ①子どもの貧困対策についてお伺いします。この子どもの貧困対策も市長選において、市長の訴えが非常に強かった項目です。特に本当に、この未来ある子供たちのことを考え、涙をこらえて訴えている姿が、本員も印象的でございました。 この子どもの貧困対策については、県全体で取り組む部分と、市町村の実情に合わせた取組が両輪で求められると思いますが、本市は先進的に取り組んでいる部分もあり、評価の声も伺っております。そこで改めてまずは本市の実態や取組状況などをお伺いしたいと思います。 ア.本市の実態をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 おはようございます。公明党、上地 崇議員の代表質問にお答えいたします。 子どもの貧困については、子供の家庭環境等に影響を受けることから、子供の成長過程に応じた長期的な支援が必要であると考えております。本市においても、経済的な困窮等により学びの機会が得られにくい子供たちや、健やかな成長に必要な衣食住が十分に与えられていない子供たちがいます。 また、保護者が多忙で、子供と関わる時間が少ないことから、子供自身の孤立化や規則正しい生活習慣が身についていないなど、自尊心や自己肯定感、健康管理等への影響も懸念されます。現在、実施している主な支援策といたしましては、こどもの居場所支援事業や、若年妊産婦の居場所の運営支援、さらに貧困対策支援員を配置し、支援を必要とする子供に関して、関係機関との情報共有や、適切な事業等へつなげる支援を行っております。 ○小浜守勝議長 上地 崇議員。 ◆上地崇議員 この子どもの貧困対策というのは、言葉自体も本員は常に引っかかりがありますが、なかなかすぐに対策の効果が現れるものでもないですし、この本市としての実態という部分では、なかなか数値的な部分は、県の数値しかなかったりして、そういうところで出すのは難しいかとは思いますが、しっかり取り組んでいる費用対効果というのが数値的に見える実態がつかめる仕組みがあるといいと本員も感じておりますが、そこはまたしっかりいろいろ検討していただきたいと思いますが、長期的に本当に辛抱強く、様々な地域資源、行政だけだけではなくて本当に地域支援も活用しながら、ぜひ頑張っていただきたいと思います。沖縄市の未来を創るこどもたちの笑顔のために、本当に市長の強い思いがありますので、イ.今後の方針について、市長の考えをお伺いしたいと思います。 ○小浜守勝議長 桑江市長。 ◎桑江朝千夫沖縄市長 お答えをいたします。 施政方針でも述べました未来を創るこどもたちは、希望であり、宝であります。その子供たちに暗い影を落とす貧困問題。この問題に果敢に取り組んでいくことで10年後、20年後の子供たち一人一人の、自立した成長が沖縄市の将来のさらなる発展へとつながっていくものであります。子供たちが生まれ育った家庭環境に左右されることなく、笑顔溢れるまちを築くため、発達段階に応じた適切な支援を講じながら、また、地域や企業等の御協力も仰ぎながら、各種施策に取り組んでまいります。 ○小浜守勝議長 上地 崇議員。 ◆上地崇議員 桑江市長、御答弁ありがとうございます。 ぜひ、これもなかなか本当に全庁的な部分にも入ってくると思いますし、今後も取り上げる議論にも関わってくると思いますので、ぜひ頑張っていただきたいと思います。 次の質問に移りますが、②ヤングケアラー支援についても、こういう子どもの貧困という側面も、若干入ってくる部分もありますので、関連して取上げをさせていただきますが、これまで我が会派、本員としても何回も取り上げてきました。施政方針へ盛り込んでいただき感謝を申し上げます。 いよいよ前進となりますが、本市において、県が今回いろいろ調査を公表しました。ただ、本市においても改めて実態調査を行う必要があると感じております。これは学校現場を通して、教職員や子供たち向け、直接に調査する部分、そして福祉部局の皆さんで、家族支援で関わる福祉専門職の方々へ調査、この両方の調査を行うことで、様々な実態が見えてくる部分があると思いますので、両方の観点で実態調査をしていただきたいと思いますが、質問の要旨ア.市独自の実態調査についてお伺いします。 ○小浜守勝議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 お答えします。 ヤングケアラーの実態に関しましては、令和3年度に県教育庁義務教育課が、県内の小学校5年生、6年生の担任、そして中学校全学年の担任、スクールソーシャルワーカー、スクールカウンセラーを対象に、沖縄県ヤングケアラーに関するアンケートを実施しており、そのアンケート結果の情報が送られてきたところです。 そのため、現在情報に関する詳細な内容の確認などを県に行っているところです。県の結果を踏まえて、今後、沖縄市として、さらなる調査が必要なのか。どのような調査が必要なのかなど、調査項目や内容など、支援に向けた取組につながるよう、関係課とも連携しながら取り組む予定でございます。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 お答えいたします。 こどものまち推進部におきましては、家庭児童相談室で関わりある世帯の中で、ヤングケアラーと思われる子供たちの支援を行っているところでございます。一方で、発見に至っていないヤングケアラーへの適切な支援も必要であることから、今後、関係部署と連携し、調査の実施に向けて調整を進めてまいります。 ○小浜守勝議長 上地 崇議員。 ◆上地崇議員 ありがとうございます。 しっかり取り組んでいく予定ということで、糸満市が市町村でいうと県内では独自で調査をしております。なかなか行政だけでは難しい部分があると思いますので、そういう大学等々の研究機関のお力もお借りしながら、ぜひ分析等々していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。ただ、何度も言いましたこのヤングケアラーだから、決してかわいそうとか、本当にあなた大変だということではないと思います。もちろん誇りを持って家族のケアをしている方々もいますので、ただ本当に、それでもどこかでSOSを出してもいいという雰囲気を、空気を、環境をつくっていただきたい。そういう支援策、相談機関が必要なのかというのを、コーディネーターが必要なのかというのを実際検討していただきたいと思いますのでよろしくお願いします。 イ.今後の具体的な方針をお伺いします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 お答えいたします。 現在、家庭児童相談員と関わっている世帯について、ヤングケアラー状態である子供が把握された場合、その世帯状況に応じた子育てや福祉サービス、社会資源の案内など、子供への負担軽減が図られるよう支援しております。また、ヤングケアラーの早期発見が重要であることから、ヤングケアラーを正しく理解し、支援につながるよう、関係機関や市民に対する周知啓発を進めているところでございます。今後、関係部署との連携により、ヤングケアラーの状態である子供たちの情報収集を行い、把握された支援が必要な子供に対しては、あらゆる角度から必要なサービスなどを検討し適切な支援につなげていくことができるよう進めてまいります。 ○小浜守勝議長 上地 崇議員。 ◆上地崇議員 ありがとうございます。ぜひ頑張っていただきたい。 厚生労働省は、多機関多職種連携によるヤングケアラー支援マニュアルというものを策定して、今年度に公表をしました。これに細かく丁寧に対応策や、連携の必要性などがまとめられておりましたので、ぜひ関係部局においては、これを読み込んでいただいて参考にしていただければと思いますので、よろしくお願いをいたします。 次の質問に移りたいと思います。③(仮称)まちなか子育て交流センターについてお伺いします。こちらも市長の公約に掲げていただいて、今回施政方針に初めて入ってきた項目でありますが、ア.目的についてお伺いをしたいと思います。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 お答えいたします。 子育て世代が将来にわたる展望を描けることは、安定して子供を産み育てるまちづくりに重要なことであると考えております。(仮称)まちなか子育て交流センターについては、子育て中の方や妊娠中の方が気楽に相談でき、必要な支援を受けることができるよう、子育て支援と就労支援などが一体となった施設を想定しておりますが、具体的な内容につきましては、今後、先進地等の事例を参考に関係部署と連携を図りながら、本市のニーズに即した施設を検討してまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 上地 崇議員。 ◆上地崇議員 ありがとうございます。 本当に、お母さんたちが子供を連れて気軽に交流できる。また、先輩ママ方からいろいろな御意見を聞くことができる。そこから様々な必要な支援機関につなげるとかという形で、相談をしに来たという方は各相談に行く窓口があると思うのですけれども、その相談に至る前の段階での様々な交流があったり、気づきを生む場だと思いますので、ぜひ検討していただいて、本員もまた様々、先進事例を勉強していきたいと思っていますので、よろしくお願いします。これからの検討だと思いますが、イ.今後の方針についてお伺いをしたいと思います。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 お答えいたします。 子育て支援施設につきましては、保育園内で行っている子育て支援センターや、地域の公民館で行っているつどいの広場などの交流の場でございますが、(仮称)まちなか子育て交流センターにつきましては、親や子供たちが交流しながら就職の情報も得られるというような、これまでにない施設になると考えております。今後、先進地の事例や本市の状況等を精査した上で、よりよい施設となるよう検討してまいります。 ○小浜守勝議長 上地 崇議員。 ◆上地崇議員 ありがとうございます。 こういう就職活動やハローワーク等に行く際になかなか子供を連れていけないというお母さんたちがいるという声も伺っているので、非常にこういう視点を持っていただいているのはすばらしいかと思いますので、ぜひ、今後具体的な検討をよろしくお願いをいたします。 続きまして、④(仮称)沖縄市教育支援センターについてお伺いします。こちらも様々なこれまでの議論もありますが改めて、ア.目的と方針を教育長にお伺いをしたいと思います。よろしくお願いします。 ○小浜守勝議長 教育長。 ◎比嘉良憲教育長 おはようございます。それでは会派公明党、上地 崇議員の代表質問にお答えをいたします。 (仮称)沖縄市教育支援センターは、複雑多様化する社会の中で、様々な課題のある児童生徒に対し、個々の状況に応じた効果的、組織的な支援体制を充実していくための組織と考えております。関わりの深い青少年センターや、教育研究所の機能を整理し、不登校や登校渋り、非行、いじめなど、困りごとを抱える子供たちや、保護者などへの教育相談業務の強化を図るとともに、これまで以上に関係部局や関係機関、団体との連携に努めていくこと。加えて、教育研修支援を通した教職員の資質向上にも努め、子供たちのよりよい成長発達を促す支援体制の充実を目指していきたいと考えております。具体的な組織のあり方、業務の内容等については、今後予定しております(仮称)沖縄市教育支援センターの基本計画策定において、しっかり検討し、お示しをしてまいります。 ○小浜守勝議長 上地 崇議員。 ◆上地崇議員 教育長、御答弁ありがとうございます。 不登校等様々な背景があると思いますが、今、先ほどの議論になったヤングケアラーという視点でも恐らくこのセンターというのは、大きな支援の窓口というか、相談窓口の一歩になるのかとも感じますし、今後出てくる孤独、孤立対策等にも関わってくるものだと思います。本当に、今、答弁でも多部局・他機関との連携もありましたが、そういう本当に福祉部局、また地域資源との連携というのがより一層求められてくる。本当に、教育委員会だけではなくて、しっかりそういう連携ができる機関になることを期待しておりますが、イ.他部局や、他機関との連携を改めてお伺いします。 ○小浜守勝議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 お答えします。 子供たちへの支援につきましては、教育委員会だけでなく、他部局や他機関との連携が大変重要であると考えております。(仮称)沖縄市教育支援センターについては、不登校等の課題を抱える子供たちへの効果的、組織的な支援体制を充実するため、関連する組織の機能を整理し、子供たちへの教育相談や教育支援の業務を強化するとともに、他部局との連携強化も図れるよう基本計画において整理してまいります。 ○小浜守勝議長 上地 崇議員。 ◆上地崇議員 ありがとうございます。 しっかりまた今後、注視をしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。進めてよろしいでしょうか。 ○小浜守勝議長 休憩いたします。  休 憩 (午前10時56分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午前11時06分) ○小浜守勝議長 再開いたします。 上地 崇議員。 ◆上地崇議員 質問の要旨(4)『「健康」・福祉を第一に考える沖縄市』についてより、①こども医療費無償化の18歳までの拡充について、今後の方針を伺います。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 お答えいたします。 こども医療費助成における市独自の支援拡充につきましては、これまで通院の対象年齢を直近では平成30年10月に小学校卒業まで引上げ、さらに令和3年10月には、県に先駆け中学校卒業までと段階的に拡充を行っております。18歳までの対象年齢拡充により扶助費の増加や、それに伴い発生する国民健康保険の国庫負担金の減額調整等の課題はありますが、子供の健全な育成や保護者の経済的負担の軽減、そして誰もが安心して医療を受けられる機会の提供にもつながることから、財源の継続的な確保など、多角的な検証を踏まえながら、拡充に取り組んでまいります。 ○小浜守勝議長 上地 崇議員。 ◆上地崇議員 ありがとうございます。 しっかり拡充に向け、取り組んでいきますということですので、よろしくお願いをいたします。 次、②重層的支援体制構築についてお伺いします。ア.目的と必要性についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 桑江市長。 ◎桑江朝千夫沖縄市長 お答えいたします。 重層的支援体制の構築につきましては、地域住民が抱える課題が複雑化、複合化する中、従来の縦割りの支援体制では、対応が困難なニーズや制度のはざまにある課題などが増加していることから、高齢者介護や障がい者、児童福祉、生活困窮者支援などの分野の縦割りの枠を超えた、包括的な支援を行うための取組であります。重層的支援体制を整備することにより、庁内をはじめ、各関係機関との連携を強化し、制度の枠組みがあることでの支援のしづらさを改善するとともに、就労を支援する企業や事業所、孤立させないための居場所や通いの場、地域の支援者など、様々な地域資源へとつなげていくことで、市民の抱える生活課題の解決を図ってまいりたいと考えております。多種にわたるこの取組を円滑に実施できるよう、全庁的な支援体制づくりを進めてまいります。 ○小浜守勝議長 上地 崇議員。 ◆上地崇議員 ありがとうございます。 8050問題や、介護と育児を同時に行うダブルケアなど、本当に複合的な課題というのが、一つの部署では対応できない。これで相談してもたらい回しになるというケースがこれまであったということで、この重層的支援体制の構築というのが、国としても強く地方に求めてきている事情でございます。沖縄県においてはまだまだ実施に向けて事業化しているところはないと伺っておりますが、本市が献身的に取り組むことを施政方針に入れていただいたことで、期待をしております。イ.今後の方針を伺います。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長兼福祉事務所長 おはようございます。公明党、上地 崇議員の御質問にお答えしたいと思います。 国においては、重層的支援体制整備の本格実施に向けた試行的な取組への支援を行うため、令和3年度より、重層的支援体制整備事業への移行準備事業が設けられております。本市におきましても、本事業を活用し令和4年度より、庁内外の連携体制の構築及び重層的支援体制整備事業への移行計画の作成、多機関協働による相談支援体制の構築などに着手し、令和7年度の本格実施を目指して取り組んでまいります。
    ○小浜守勝議長 上地 崇議員。 ◆上地崇議員 令和7年度本格実施を目指して取り組んでいくということで、ぜひ頑張っていただきたいと思います。簡単に言うと断らない相談窓口という形になると思いますので、非常にこの市民に寄り添った取組が進んでいくこととなりますので、御期待しております。この支援体制構築を含む内容になりますが、次の質問です。 ③孤独・孤立対策の推進、これも今の話と非常に関わってくるものであります。ア.今後の方針を、これも施政方針にもありましたが、ア.今後の方針を伺います。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長兼福祉事務所長 お答えいたします。 孤独・孤立対策につきましては、新型コロナウイルス感染拡大による社会環境の変化により、一層深刻な社会問題となっていることを受け、国において、孤独・孤立に悩む人を誰1人取り残さない社会。誰もが自己存在感、自己有用感を実感できるような社会、相互に支え合い、人と人とのつながりが生まれる社会を目指して、様々な施策を推進するための重点計画が進められております。本市におきましても、各担当部署において実施しております支援を引続き推進するとともに、まだ把握できていない支援対象者の掘り起こしやニーズに応じた支援策を検討し、孤独・孤立の問題を抱えている方が支援を求める声を上げることができる環境づくりに取り組んでまいります。 ○小浜守勝議長 上地 崇議員。 ◆上地崇議員 このコロナ禍で、国が調査した結果によりますと3人に1人は孤独を感じると回答している。たまにあるケースも含めてです。と伺っております。これで様々な自殺の問題であったり、そういうものにつながっていくということで、国としても、このコロナ禍で強く推進をしているところでございますので、しっかり先ほどの重層的体制と同時に、推進をしていただきたいと思います。この孤独・孤立対策の中で、国が示している様々な対策の中で、次の質問に入りますが、イ.住宅確保要配慮者居住支援協議会というものを設立し、様々住まいに困っている方、障がい者、高齢者の方などに対して居住支援を推進をしていこうということが、この孤独・孤立対策の中でうたわれております。そこで、本市の状況を伺いたいと思います。 イ.住宅確保要配慮者居住支援協議会の設立について見解を伺います。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎比嘉直樹建設部長 住宅確保要配慮者、居住支援協議会は、低額所得者や高齢者、障がい者及び子育て世帯などの住宅確保要配慮者の民間賃貸住宅の入居に際し、保証人不在や高齢等を理由に入居を拒まれる問題に対し、住宅福祉部局が連携し支援していく組織で、県内では沖縄県居住支援協議会として沖縄県や本市を含む5市のほか、民間の不動産関係団体や、居住支援団体により構成された協議会が設立されております。県の協議会では、相談窓口の設置による円滑な入居促進や、要配慮者の入居を拒まないあんしん賃貸住宅の普及啓発に取り組んでおりますが、相談者の実情に合わせたきめ細かな対応や、入居後の継続した支援など、住宅供給と地域福祉の推進が求められていることから、本市においても協議会の設立へ向け、関係機関や関係部局等と協議してまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 上地 崇議員。 ◆上地崇議員 ありがとうございます。 県が今、協議会を設置してやっているということですか。最後の答弁のほうにありました実際住まれた後の福祉的支援、福祉的対応というのがどうしても求められることから市町村での対応が求められております。再質問で、再度確認をさせていただきます。今、答弁で全ていただけましたので、しっかりそういう福祉部局との連携も含めて、今後の検討をお願いをいたしたいと思います。よろしくお願いいたします。 続きまして質問の要旨(5)『誰もが安心できる「暮らし」を抱える沖縄市』についてお伺いいたします。①防災・減災対策の推進についてお伺いいたします。地域防災力の向上について、市長、12月にも答弁をいただきましたが改めて、この3期目の地域防災力の向上を市長の方針をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 桑江市長。 ◎桑江朝千夫沖縄市長 お答えをいたします。 近年、地震や豪雨による河川氾濫などの災害が激甚化しており、いつどこで誰が被災してもおかしくない状況になっております。誰もが安心できる暮らしを支える沖縄市を基本方針の一つとして市政運営を行う上で、市が行う公助だけではなく、自分の身は自分で守るという自助や、近所にすぐ逃げることができない要配慮者がいれば、地域で要配慮者を守るという共助制度の輪を広げ、災害に強い地域づくりに取り組むことが、地域防災力の向上につながっていくものと考えております。 防災・減災対策の推進につきましては、自主防災組織の結成促進や、自主防災組織による防災訓練の継続した実施を支援していくとともに、防災士の資格取得者がさらに増加するよう資格取得補助制度のさらなる充実に努めるなど、地域防災力の向上のため、様々な支援に努めてまいります。 ○小浜守勝議長 上地 崇議員。 ◆上地崇議員 御答弁ありがとうございます。 しっかり市長のリーダーシップの下、推進をお願いしたいと思います。防災士の資格取得等の支援、人材育成がありますか。防災士を取得されている市民の方が多くなってきている中で、しっかり防災士を取得した方を、よりさらに育成をしていく、フォローアップをしていくことだったり、岩手県いわき市や、熊本県八代市などでは、この防災士を取得した方を、市で登録をしてもらう。市に対して、防災士登録制度というのをやっていただいて、その訓練の際やまた様々なそういう研修機会の案内をする。また、災害時にしっかり連携が取れるという仕組みをつくったり、防災士のフォローアップ研修をしている取組がございました。そういう防災士を取得した方が、自主防災組織でしっかり活躍するための、そういう研修、また登録制度が今後求められるのかと思いまして、イ.防災人材の育成への取組をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 総務部長。 ◎我謝勝俊総務部長 おはようございます。公明党、上地 崇議員の代表質問にお答えさせていただきます。 防災人材の育成の取組についてでございますが、災害から市民の生命と財産を守るためには、市長からもございましたが、公助はもちろんでございますが、自助、共助の輪を広げていくことが重要であり、防災知識を有する人材の育成は重要なことであると考えております。その中でも、防災知識を有する人材である防災士の資格取得者の増加による自助、共助を強化していくために、費用の補助を実施しております。また、広く防災知識を普及啓発するために、FMコザにおいて防災情報を発信し、また、学校と連携した防災クラブの実施、さらに、自主防災組織の育成に加え、今年度は講師において、防災豆知識として、毎月防災情報を発信することに努めていきたいと考えております。 ○小浜守勝議長 上地 崇議員。 ◆上地崇議員 ありがとうございます。 先ほど言ったような仕組みなどもぜひ調査研究していただいて、さらなる人材育成をお願いしたいと思います。同じく人材育成の観点では防災教育というのが必要だと思います。防災教育もこれまで何度も取り上げてまいりました。今回は防災教育の中でもこの市内、本市独自の取組、防災クラブが市内の東部地域4区にありますが、非常に本員としては評価をしています。これを本市全域の学校への導入拡充という観点から、防災教育の充実というものを図っていただきたいと思いますが、ウ.防災教育の充実について見解を伺います。 ○小浜守勝議長 教育長。 ◎比嘉良憲教育長 それではお答えをいたします。 学校現場においては、学校保健安全法に基づき、学校安全計画の策定や危機管理マニュアルの作成、地震や津波などに対する避難訓練などを通して、防災教育の充実に努めているところでございます。また、東日本大震災の津波災害を教訓に、本市東部地域における津波防災教育の確立が重要不可欠なことから、平成24年度から東部4つの小学校において、クラブ活動の時間を活用し、防災教育を推進をしております。 先ほど防災士のお話がありましたが、すばらしいことに本市には、県内最年少で防災士取得試験に合格した中学生がおります。その生徒が防災士兼防災リーダーとして、小学校の防災クラブにおいて、小学生の児童に対し、防災の大事さ、危機管理のあり方などについて説明をする取組も予定をしているところでございます。今後は、このような防災クラブの取組を、校長会あるいは教頭会などを通して紹介しながら、防災クラブの拡充に努めてまいります。 ○小浜守勝議長 上地 崇議員。 ◆上地崇議員 教育長、ありがとうございます。 本当に子供たちが意識を持って取り組んでいただいていますので、しっかりこれはまた本市全域に広がることが、本市全体の将来の地域防災力の向上につながると思いますので、よろしくお願いいたします。 それでは続きまして、②市民に優しい市役所窓口の設置、施政方針に書かれておりました。ア.具体的な方針を伺います。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎平安栄市民部長 おはようございます。 公明党、上地 崇議員の代表質問にお答えいたします。 市民の方々が転入・転出や死亡後に係る手続を行う際に、どこの窓口で手続すべきか分かりにくい。手続ごとで住所、氏名など同じ内容を記入することで負担が大きい。待ち時間が長い傾向があるなどの課題があるものと考えております。このような課題を解決するに当たり、関連する部署を含め、調査研究を行うプロジェクトチームの設置などを検討しております。その中で、課題整理などを行いながら、市民の負担を減らせるよう進めてまいります。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 上地議員の御質問にお答えいたします。 現在、1人1台のスマホを持つ時代と言われており、国においてはデジタル庁が発足され、全国どこでも誰もが便利で快適に暮らせる社会の実現を目指すことを掲げております。そのような中、本市においては、ホームページにおいて申請様式のダウンロードなど、デジタル対応も年々増加しているところです。一方、情報が多岐にわたることから、情報が探しにくいなどの課題もあるため、デジタル窓口を設置し、市民の皆様が見やすい情報の提供や、オンライン申請などサービスの向上に向け取り組んでまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 上地 崇議員。 ◆上地崇議員 ありがとうございます。 ぜひ推進をお願いします。市民部長に再質問、一つだけ。先ほど言った課題の中での先進的な取組となるおくやみコーナーの設置が検討されていると思いますが、おくやみコーナーの設置の進捗状況をお伺いします。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎平安栄市民部長 お答えいたします。 おくやみコーナーについては、関係部署との調整を今年度8月中に終え、9月開始を目指して取り組んでおります。 ○小浜守勝議長 上地 崇議員。 ◆上地崇議員 ありがとうございます。 本会派が進めてきたものですので、ぜひよろしくお願いいたします。 次の質問に移ります。③キャンプ瑞慶覧ロウワー・プラザ住宅地区の跡地利用についてお伺いします。ア.共同使用が報道でありました。この共同使用について詳細をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 お答えいたします。 沖縄防衛局によりますと、当該地区につきましては、既存住宅を解体し、返還までの期間を緑地公園として活用できるよう整備いたしますが、造成や掘削等は行わず、既存の形状を活かした状態で、あずまややトイレ、ベンチ、駐車場、管理用事務所等を設置するとのことでございます。この際、既存の道路やフェンス、ソフトボール場などを活用し、追加的な整備は必要最低限とするよう検討するとのことで、令和5年度中の利用開始に向け、必要な準備を進めていくものと伺っております。本市といたしましては、引続き早期返還に向けて取り組んでまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 上地 崇議員。 ◆上地崇議員 ありがとうございます。 いい報告なのかと思う半分、今後の今進めていた返還跡地利用について、遅れ等が出ないのかというちょっと心配もありましたので、確認をさせていただきました。イ.今後の方針、スケジュールに関して、改めてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎比嘉直樹建設部長 キャンプ瑞慶覧ロウワー・プラザ住宅地区の跡地利用につきましては、地権者による土地区画整理事業の組合施行に向け、取り組んでいるところです。現在のスケジュールとしましては、国が示している令和6年度以降の返還後2年間で支障除去を行い、その後に引き渡されることを想定しております。返還後は速やかに土地区画整理事業に着手し、早期に土地利用が開始されるよう取り組んでまいります。なお、施行者となる地権者組織につきましては、令和3年7月に地権者会が発足されており、今後、返還までに組合設立準備会を造成し、土地の引渡し後速やかに組合の設立を目標としております。 ○小浜守勝議長 上地 崇議員。 ◆上地崇議員 ありがとうございます。 しっかり国に対して求めるところは求めていく、市にとってメリットがある部分は取り入れていくというところで、市長、本当に構想していただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。 ④池武当インターチェンジの整備について伺います。ア.整備スケジュールをお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎比嘉直樹建設部長 池武当インターチェンジは、沖縄南インターチェンジと沖縄北インターチェンジの中間に設置される新たなインターチェンジで、現在、県が主体となって整備計画の検討が進められており、今月上旬には都市計画法に基づく住民説明会が開催されたところです。事業化に向けては、令和5年度を目指し取り組んでいると県から伺っております。 ○小浜守勝議長 上地 崇議員。 ◆上地崇議員 いよいよもう令和5年度の事業化ということで、具体的に進んでくることが見えました。しっかり県と連携を取りながら、推進をしていただきたいと思います。この池武当インターチェンジ、フルインターチェンジができることで、あちらの池武当周辺のまちもいろいろ変わってくるのか、あそこの活性化にもつながってくるのかと本員は感じますが、イ.周辺のまちづくりについてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 池武当インターチェンジが設置される周辺地域は、沖縄市都市計画マスタープランにおきましては、北部南ゾーンに位置しており、池武当周辺を産業誘致ゾーンに位置付け、池武当インターチェンジと連動、連携した多面的な産業の集積を図ることをまちづくりの目標像としております。また、沖縄振興特別措置法の改正に伴い、池武当インターチェンジ周辺の準工業地域が国際物流拠点産業集積地域に指定されたことも踏まえ、税制優遇措置の活用を促し、製造業や倉庫業等の企業誘致を図り、物流拠点の形成に向けて取り組んでまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 上地 崇議員。 ◆上地崇議員 非常に注目が今後集まってくる地域なのかと思いますので、ぜひ、またうるま市等との連携も含めて、頑張っていただきたいと思いますのでよろしくお願いします。 すみません、ちょっと駆け足ですが、質問事項3に入りたいと思います。令和4年度の主な施策についてよりお伺いします。質問の要旨(1)施政方針13ページ、「夢を抱き 未来を拓く こどものまち」より、①給付型奨学金事業についてありました。ア.補正予算でも拡充が示されましたが、その拡充の方針についてお伺いします。 ○小浜守勝議長 教育部長。 ◎島袋秀明教育部長 おはようございます。公明党、上地 崇議員の質問にお答えいたします。 学ぶ意欲があるにもかかわらず、経済的な理由で県内の大学等へ進学することが困難な学生に対し、入学支度金を奨学金として給付する事業を令和2年度よりスタートしたところでございます。3年目を迎えます令和4年度は、過去2年間の応募者の実績を踏まえまして、より多くの学生が対象となるよう、令和3年度の10人から36人まで拡充を予定しております。本市育英事業が経済的に安定した将来の暮らしをつくる礎となるよう、より多くの学生の夢を実現する一助となるよう拡充推進してまいります。 ○小浜守勝議長 上地 崇議員。 ◆上地崇議員 ありがとうございます。 市長、10人から36人まで拡充をした予算をつくっていただいたというのは本当に大きなことだと思いますので、しっかり今後この36人、次年度以降もその人数、またさらには拡充ができていけるように、様々頑張っていただきたいと思います。県外の大学の部分に関しても調査研究をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 続きまして、②特別支援教育についてお伺いします。特別支援教育の推進について書かれておりますが、施政方針にア.県が特別支援教育推進計画を今年度策定をしております。まだパブリックコメントの段階ですが、本市においてもこのような計画や方針策定があるということが必要かと本員は認識をしておりますが、その見解を伺います。 ○小浜守勝議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 お答えします。 沖縄市では特別支援教育推進構想を作成し、令和4年度は、幼児児童生徒の特性の理解に基づいた特別支援教育の推進を重点目標としております。現状といたしましては、校内特別支援体制の構築や関係機関連携強化等に取り組んでいるものの、特別支援教育補助者等、幼児児童生徒を支援する人材の不足、障がいのある児童生徒の学びのさらなる充実、家庭と教育と福祉の連携等、継続的に取り組むべき課題がございます。沖縄市におきましても、沖縄県特別支援教育推進計画を参考にしながら、障がいのある幼児児童生徒の学びの場の整備、連携強化、特別支援教育を担う教員の専門性向上、関係機関の連携強化による切れ目のない支援の充実という視点で、本市の課題を整理し、取り組んでまいります。 ○小浜守勝議長 上地 崇議員。 ◆上地崇議員 指導部長、ありがとうございます。 この特別支援構想というのは、沖縄市では前指導部長のときに、前につくっていただきました。ただ、市の教育委員会としての方針が、やはりなかなか見えない部分があるので、しっかりそれを示していただくことが保護者の安心、また、保護者の進路選択の判断の一つになると思いますので、この県の計画を参考にしながら、市としてもしっかり示していただきたいと要望させていただきますので、今後の検討をよろしくお願いいたします。 次に、質問の要旨(2)施政方針18ページ、「ともに生きる心が広がり いきいきと暮らせるまち」より、①介護人材の確保及び人材育成について、ア.具体的な取組をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長兼福祉事務所長 お答えいたします。 今回、介護人材の確保及び介護人材育成に取り組む背景といたしまして、高齢化の急速な進展に伴い、全国的に介護人材の不足が叫ばれております。沖縄県においても、高齢者保健福祉計画の中で、令和7年には県内の介護職員は2,045人が不足するという推計が示されております。本市においても、介護人材の確保及び人材育成は大きな課題となっております。この課題を解消するため、本市では2本立てで事業を計画しております。 1つ目は、市内介護施設等に対する介護職員等の新たな人材確保や、定着支援、介護職に関する周知機会といたしまして、就職説明会及び研修会を行います。その内容としましては大きく4点あります。 1点目としまして、就職説明会の開催による求人情報の提供。 2つ目に、職場定着を支援するための研修等の実施。 3つ目に、求職者等に対する職場見学等の機会の提供。 4つ目に、高校生等に対する介護の普及啓発活動となります。 2つ目の取組といたしまして、市内介護事業者に従事する施設職員の育成及び新規採用者に対するキャリアアップ支援等を考えております。介護職員初任者研修及び介護福祉士実務者研修の受講に要した費用、法人が負担した費用の3分の2の助成を法人に対して行います。なお、介護職員初任者研修等に対する市町村の助成制度としては県内初の取組となるものと思っております。この2つの事業で、本市の介護事業を行う法人の人材支援、介護ツールとして活用されることにより、今後も高齢化の進行による介護人材の不足を抑制し、本事業の幅広い分野の周知と事業者の実態把握を行い、介護人材の確保、人材育成に努めてまいります。 ○小浜守勝議長 上地 崇議員。 ◆上地崇議員 ありがとうございます。 様々、多くの事業があります。非常に画期的な事業だと思います。しっかりそれがまた全県に広がるぐらいの先進的な取組をお願いします。ちょっと深掘りはまた同僚の議員にお任せをして、次に移りたいと思います。 ②障害福祉サービスの充実という部分が施政方針にありましたが、本員からア.医療的ケア児の支援拡充についてお伺いをいたします。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長兼福祉事務所長 医療的ケア児の支援拡充につきましては、令和3年度に実施しております医療的ケア児の併行通園事業に取り組むとともに、医療的ケア児が保育所や幼稚園等に通園する場合に、通所する障がい児通所支援事業所等から職員を派遣し、受入れの事前調整や、児童の状況に応じた医療ケア、活動の範囲の諸検討を行い、保育所等への円滑な定着及び児童の育ちの促進を図ってまいります。また、医療的ケア児の支援充実を図るため、沖縄市障がい者自立支援協議会の医療的ケア児の協議の場において、医療的ケア児とその家族、関係機関等をつなぐ役割を担う医療的ケアコーディネーターの配置に向けて検討してまいります。 ○小浜守勝議長 上地 崇議員。 ◆上地崇議員 ありがとうございます。 医療的ケアコーディネーターの配置について、答弁がいただけましたので、ぜひ進めていただきたいと思います。 再質問させていただきます。この医療的ケアコーディネーターを配置する際には、その必要なニーズというのを適切に把握する必要があると思います。その家庭に対するアンケート等により、現状把握などを行う必要があると思います。そういう調査などの実施予定はあるか、お伺いします。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長兼福祉事務所長 医療的ケアコーディネーターの配置を効果的に行うよう求められるニーズを把握した上で、どのような役割を担うべきか協議していく必要があると思います。本市においては、医療的ケア児を養育されている御家庭などに対して、アンケートを実施していく予定としております。 ○小浜守勝議長 上地 崇議員。 ◆上地崇議員 ありがとうございます。 ぜひ、なかなか上げられていない声もあると実際にお母さんたちからも聞いてますし、本当にまだまだその福祉サービス範囲には入らないような、いろいろな悩みとか課題がありますので、そういう把握をまずしていただいて、どういう適切な支援につなげていくかというのをしっかり検討をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 それでは最後の項目になります。質問の要旨(3)「環境と調和し 安心して住み続けるまち」より、①コザ運動公園の機能向上について書かれておりました。ア.コザ運動公園の今後の整備内容をお伺いします。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎比嘉直樹建設部長 コザ運動公園サッカー場跡地では、パークPFI制度を活用して、現在すこやかホールディングスグループが宿泊施設等の建設が進められておりますが、機能向上としては、県道を挟んだサッカー場跡地の北側と体育館側の南側との行き来や施設へのアクセス性など、公園利用者の利便性を高めるため、公園出入り口を体育館前駐車場側へ、駐車場側への移設及び集約化を図る工事を今年度行う予定でございます。 ○小浜守勝議長 上地 崇議員。 ◆上地崇議員 整備に関して、イ.テニスコート等の体育施設への影響などがあるのか、お伺いをいたします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 コザ運動公園のテニスコートにつきましては、現在、沖縄アリーナの運営や、FIBAバスケットボールワールドカップ2023の開催など、周辺の状況が変化してきていることから、テニス協会やスポーツ協会などの関係者及び議会や関係部署の意見を聞きながら調整を進め、整備手法や運動公園のさらなる機能向上を図ってまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 上地 崇議員。 ◆上地崇議員 ありがとうございます。 本員のほうに、テニス協会やテニスコートを利用している利用者の方から少しお声がありまして、テニスコートがちょっと使えなくなる期間が出るのではないかという、不安な声がありました。このテニスコートは古くなっていて、移設は必要だと思うのですけれども、利用者が非常に多くて、また沖縄市は県総がありますけれども、県総のテニスコートというのは、結構大会等で使われていてなかなか使用ができなかったりという部分もあったり、沖縄市で市のテニス協会独自の大会がなかなか開催ができていないということだったり、そういう沖縄市で開催できずに、他市町村で開催しているような現状があると伺っております。そういうテニスコートが、より利便性がよくなるための今後の整備も検討もしていただくのと同時に、コザ運動公園の整備に基づいて、そのテニス協会のテニス利用者の方が、もし万が一、使えなくなるような整備になってしまうと、様々、ちょっとなかなか受け入れられない、そういう利用者の方もいるとお声を伺いました。それはまた様々丁寧にヒアリングをしていただいて、関係部局とも調整をしていただいて、どのように対策を取っていくかというのは、ぜひ御検討をお願いをしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 続きまして、ウ.屋外トイレの整備進捗状況、これも本員が質問させていただいて、バリアフリートイレや洋式化についてお願いをして取り組んでいただいておりましたので、整備状況をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎比嘉直樹建設部長 コザ運動公園の屋外トイレの和式から洋式化へつきましては、今年度運動公園正面出入り口側及びコザ信金スタジアム側の2棟のトイレについて、男女合計10基の取替工事と、多言語対応のサイン整備を実施する予定でございます。 サブグラウンド側のトイレにつきましては、設置経過年数が44年経過しており、老朽化していることや、周辺との高低差があるなど、高齢者や車椅子利用者等が利用するには厳しい状況であることから、次年度以降に改修工事ではなく、洋式便器や多言語対応のサイン設置を含めた、建替工事を予定しているところでございます。 ○小浜守勝議長 上地 崇議員。 ◆上地崇議員 ありがとうございます。ぜひ、整備をよろしくお願いいたします。 最後の質問ですが、エ.沖縄アリーナイベントでの公園利用者、施設利用者との調整、今コザ運動公園の利便性向上で様々な議論がありましたが、現状で様々な課題がイベント時にはあると思います。そういう際の調整について、再度お伺いしたいと思います。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎比嘉直樹建設部長 現在、沖縄アリーナでイベントが予定された場合、アリーナ及び公園の指定管理者が情報共有を図り、イベント時には投球練習場近くの駐車場をトレーニングジムやテニスコートなどの施設利用者向けに確保し、来園者の利用目的を確認し、駐車場を御利用いただいていることから、施設利用者からの苦情や相談は減少している状況でございます。また、今年度よりコザ運動公園では複数の工事が計画されていることから、指定管理者と関係部署による連絡会会議を定期開催し、公園や施設利用者の安全確保と円滑な工事の履行について情報を共有しているところでございます。引続き指定管理者や関係部署と連携し、公園利用者が利用しやすい公園管理に努めてまいります。 ○小浜守勝議長 上地 崇議員。 ◆上地崇議員 ありがとうございます。 今、答弁にあったように、イベント時での混雑時は、いろいろ解決方法を模索しながらやっていただいている。それと同時にまた工事がこれからあるということで、様々な不都合もあると思いますが、コザ運動公園は市民の場でありますので、市民の方々が利用しやすい環境、また満足度が行く形等、また沖縄アリーナに来ていただける方が安心して快適に過ごせる環境を両輪で、しっかり進めるのは難しいこともあると思うのですが、しっかり関係部局連携、また指定管理者との連携を取りながら、お互いに気持ちよく運動公園が使用できるように、ぜひ調整をよろしくお願いを申し上げます。 すみません、もう午前中いっぱい使ってしまいました。最後駆け足になってしまいましたが、代表質問、皆さん答弁をいただいて、誠にありがとうございます。また、次のこの質問の場に立てることはしっかりそれまでに、本員も頑張っていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。これで代表質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○小浜守勝議長 以上で公明党 上地 崇議員の代表質問を終わります。 休憩いたします。  休 憩 (午前11時48分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後 2時00分) ○小浜守勝議長 再開いたします。 会派創志、仲宗根 誠議員。 ◆仲宗根誠議員 皆さんこんにちは。会派創志、仲宗根 誠であります。 タブレットを持っているのですけれども、紙のほうが慣れていて、紙で進めていきたいと思っております。今回、令和4年度の施政方針ということで、同じ会派の嵩元直萌議員としっかり読み込んで、この令和4年度の沖縄市、それからまた未来につながる沖縄市をしっかりつくっていきたいという思いから諸々確認させていただきますので、ぜひよろしくお願いいたします。 それでは、代表質問通告書の4ページをよろしくお願いします。質問事項1.令和4年度施政方針より、質問の要旨(1)商店街活性についての質問をさせていただきます。①と②は重複しますので、①でまとめさせていただきます。①中心市街地活性化におけるバスタ構想、これは4月の沖縄市長選挙における大きな目玉となりましたが、そのバスタ構想の目的と計画、今後の方針についてお聞かせください。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎比嘉直樹建設部長 会派創志、仲宗根議員の代表質問にお答えいたします。 バスタ構想をいわゆる胡屋地区における交通結節点の整備目的でございますが、バス利用が多い那覇市から沖縄市間が基幹バス区間として位置付けられており、基幹バスから支線バス等への乗り継ぐ交通拠点の整備が必要とされております。交通結節点の整備により交通の要所ともなれば、利便性が高まり、公共交通の利用促進により、市民のみならず観光客も含め、胡屋地区を中心とした回遊性の向上によるにぎわい創出や、良好な道路空間の創出など、中心市街地の活性化につながるものと考えております。 交通結節点の機能としては、これまで地域関係団体で構成されるまちづくりワーキングにおいて意見を伺い、まちづくりの観点から路線バスやタクシーに加え、循環バス、高速バス、観光バス、シャトルバスなどとの乗り継ぎ機能のほか、電動キックボードや電動アシスト自転車のシェアリングの拠点や待合所及び広場の整備などを想定しておりますが、今後、国や交通事業者、地域の方々等の意見交換により、詳細な検討を進めてまいります。 ○小浜守勝議長 仲宗根 誠議員。 ◆仲宗根誠議員 今後より詳細な検討を進めていくとございました。国とも絡むことから、結構な時間的なものがかかるのかと思うのですが、今後の具体的なタイムスケジュール、具体的にはなかなか難しいと思いますので、どういう流れで、いつごろまでにというのがあれば教えていただきたいと思います。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎比嘉直樹建設部長 今後のスケジュールについてでございますが、事業化に向けては段階的に検討を要することから、令和4年度から令和5年度は構想として取りまとめ、順次、基本及び実施計画の策定を促進し、1日も早い交通結節点の整備実現へ向け、取り組んでまいります。 ○小浜守勝議長 仲宗根 誠議員。 ◆仲宗根誠議員 ありがとうございます。 バスタ構想、本員もいろいろ市長選挙の時に勉強させていただいたんですが、本当に今の中心市街地が一変するような期待が持てる事業だととても楽しみにしています。今現在でも、沖縄市の中心市街地というのは、結構、思った以上に観光客の皆さんもいらしていて、もちろん市内外からのお客さんもいらしている状況があって、非常に活気づいてきていて、可能性を非常に感じさせる予感はとてもしているのです。そういう中でバスタ構想というのはその起爆剤に、よりもう拍車をかけるようないいものだと思いますので、ぜひしっかり市長の任期中にやっていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 それでは、質問の要旨③施政方針の11ページ、図書館移転開館5周年記念事業、地域と連携したイベントの開催とあるが、具体的な方針、取組についてお聞かせいただきたいと思います。 ○小浜守勝議長 教育部長。 ◎島袋秀明教育部長 こんにちは。仲宗根 誠議員の質問にお答えいたします。 図書館は移転いたしまして5周年が経過しておりますので、それについて記念事業として、今回企画を予定しております。市民図書館を広く市民に周知することも目的に、記念講演会を予定しているところでございます。 現在、出演候補者を選定中であり、秋以降の開催を今、予定しているところでございます。また、地域と連携したイベントにつきましては、令和3年度にミニクラッシックコンサートなどを開催し、おかげさまで立ち見が出るほどの好評がございました。 令和4年度は、絵本の読み聞かせに合わせたピアノの即興演奏を行うイベントを夏休みにできるよう、今、実施する計画を立てているところでございます。 そのほかにも、商店街や地域の皆様と協働した企画を検討し、地域に親しまれるイベントを開催していきたいと考えております。 ○小浜守勝議長 仲宗根 誠議員。 ◆仲宗根誠議員 沖縄市図書館をワンフロアーで九州最大規模ということで非常にオープン当初から注目されていて、こちらも多くの市民の方あるいは子供たちが利用している状況もあると思います。 あの地域では、やはりもともと商店街の地域ということもある中で、図書館を軸とした文教のまちではないですけれども、そういうまちづくりというのも期待されたこともあるかと思います。 與那嶺副市長も以前、いろいろ質問された、議員の時にされていると思うのですけれども、そういうまちづくりも視野に入れてぜひしっかり進めていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 それでは質問の要旨④市政方針の23ページ、商店街でのクーポン券の発行とあるが、具体的な内容について教えてください。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。
    花城博文経済文化部長 会派創志、仲宗根 誠議員の代表質問にお答えいたします。 沖縄アリーナや市立図書館など、市街地周辺施設の整備、供用開始により創出された交流人口の拡大を商店街等へ誘客し、まちなかでの人々の回遊性を促進していく取組が必要であると考えております。本市では、商店街等のにぎわい創出及び誘客促進の構造に資する取組として、商店街等誘客促進支援事業などを実施するとともに、アリーナに訪れる来場者を周辺商店街等へ誘客することを目的としたアリーナ連携支援事業を補正予算にて計上しております。 これは市内商店街等へ誘客、回遊を促すイベントに対して補助金を交付するもので、開催するイベント等の中でクーポン券発行等の支援を行います。今後も商店街や関係機関と連携しながら、商店街活性化の支援に取り組んでまいります。 ○小浜守勝議長 仲宗根 誠議員。 ◆仲宗根誠議員 それでは23ページ、⑤第3期沖縄市中心市街地活性化基本計画の目的と、第2期の振り返りについてお伺いしたいと思います。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 市中心市街地の活性化が課題となっている状況の中、平成22年3月に第1期沖縄市中心市街地活性化基本計画がまちなか交流促進によるにぎわいの創造、中心市街地全体としての付加価値の向上による生活環境の改善を目的に策定されました。 第2期沖縄市中心市街地活性化基本計画は、平成28年3月に策定され、住みたい訪れたい魅力溢れるコザのまち。~来街者・居住者が集う持続可能な交流街へ~をテーマに、音楽、芸能など、豊富な地域資源を積極的に活用し、商店街の活性化をはじめ、住環境と都市機能の向上により、暮らしやすく、にぎわいのあるまちづくりに取り組んでまいりました。これにより、コザ運動公園の整備や、新たな市立図書館の開館による良好な生活空間の創出が図られているほか、沖縄アリーナの供用開始や、沖縄こどもの国のリニューアルによる新たな集客及び交流人口の拡大につながりました。一方で、これらの集客や交流人口、商店街等を誘客し、まちなかでの人々の回遊性を促進していく取組が課題であると考えております。 第3期計画では、第1期及び第2期の成果を生かしつつ、課題となった部分の改善に努めるとともに、現在、本市において進められております国道330号胡屋地区沿道まちづくり、国道330号を契機としたまちづくりなどと連携した中心市街地の活性化を図ることを目的として、策定に取り組んでまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 仲宗根 誠議員。 ◆仲宗根誠議員 それでは関連して再質問させていただきます。 先ほど来、沖縄アリーナというお話が出ておりまして、そういう中でクーポン券で誘客を図っていくという一つの施策がありました。今の御答弁で回遊性を促進していくというお話があったのですが、沖縄アリーナと中心市街地を効果的にあるいは物理的につなぐ施策はどのように考えてらっしゃいますでしょうか、お聞かせいただきたいと思います。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 現在、沖縄アリーナと中心市街地をつなぐ企画といたしましては、琉球ゴールデンキングスの試合の際にシャトルバスを運行しているほか、中心市街地周辺駐車場情報を整理し、情報発信するなどの取組を行っております。 前年度は電動キックボードなどの実証実験を実施しておりますが、その結果等も踏まえ、どのような施策が望ましいか引き続き関係機関と連携して取り組んでまいりたいと思います。 ○小浜守勝議長 仲宗根 誠議員。 ◆仲宗根誠議員 以前、広島カープの試合を見に行った時に、駅からですか、球場まで結構距離があるのですけれども、やはり楽しみながら、まちなかを見学しながら散策しながら、試合を見に行ったことがあるのです。そういう中でアリーナはどうしてもコザ運動公園の端っこにあって、例えば、中の町を通って、沖縄市の中心市街地に行くというルートはあるにせよ、若干どこに行けばいいのか分かりづらいという状況とかもあって、やはりそういう、ちょっと通りをつくるとか、既存の通りをちょっと工夫して、ここが沖縄市の中心市街地に向かう道なんだなみたいな、そういう工夫はできるかと思いますので、そういうところも踏まえてぜひ誘客促進しっかり図っていっていただければと思います。よろしくお願いいたします。 それでは質問の要旨⑥施政方針の29ページ、国道330号沿線で優良建築物等整備事業の導入に向けた計画について、お聞かせいただきたいと思います。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎比嘉直樹建設部長 国道330号胡屋北交差点改良事業におきましては、道路拡幅後の残地活用や共同建替など、民間投資の促進が課題となっていることから、解決手法の一つとして、国土交通省の優良建築物等整備事業の導入を検討しているところです。 優良建築物等整備事業とは、市街地環境の整備改善や市街地住宅の供給等に資するため、一定の空地確保や土地利用の共同化等に寄与する優良な建築物等の整備を促進する事業で、所定の要件を満たす建築物等に、国や市が補助を行うことができる制度でございます。 本制度は、県内でもまだ例がない補助制度であることから、導入に辺り本市の現状把握や課題の整理、先進地事例などを行い、補助の交付要綱を取りまとめ、共同建替等の民間投資を促進してまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 仲宗根 誠議員。 ◆仲宗根誠議員 ありがとうございました。 それでは質問の要旨(2)に移らせていただきます。創業起業支援、企業誘致についてであります。 ①施政方針の4ページ、スタートアップが続出する環境づくりを加速させるとあるが、その方針についてお伺いしたいと思います。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 令和4年6月7日に閣議決定されました新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画によりますと、新しい資本主義実現会議に検討の場を設け、5年10倍増を視野に5か年計画を今年度末に策定するとされていることから、その内容も踏まえながら、アジアに近い地理的優位性を生かし、引き続き商店街内に設置したスタートアップラボラグーンを核としたスタートアップ支援に取り組んでまいります。 ○小浜守勝議長 仲宗根 誠議員。 ◆仲宗根誠議員 それでは②です。施政方針7ページ、デジタル田園都市国家構想の推進とあるが、目的と方針についてお伺いします。 ○小浜守勝議長 桑江市長。 ◎桑江朝千夫沖縄市長 こんにちは。会派創志、仲宗根 誠議員の代表質問にお答えをいたします。 デジタル田園都市国家構想につきましては、全国どこでも誰もが便利で快適に暮らせる社会を目指すとされており、取組方針として、地方に仕事をつくる、人の流れをつくる、結婚・出産・子育ての希望をかなえる、魅力的な地域をつくるなど、デジタルの力を活用した地方の社会課題解決を掲げております。 本市において、令和4年度、サテライトオフィスの開設及びワーケーションの促進に向けた施設整備に取り組むとともに、母子健康手帳アプリサービスを活用したオンライン相談等を進めてまいりたいと考えております。引き続きデジタルを活用し、誰もが便利で快適に暮らせる社会を目指してまいります。 ○小浜守勝議長 仲宗根 誠議員。 ◆仲宗根誠議員 ありがとうございました。 皆さん御承知のように、ラグーンを核とする中心市街地におけるこういう事業取組というのは非常に、全国的にも注目を浴びていろいろな方が本当に沖縄市に足を運んで来る。いわゆる先ほど御答弁にあった人の流れをつくる、魅力的な地域をつくる。そういうものに資するものだと思っております。そういう中で、③施政方針の25ページ、スタートアップに関する事業計画の策定とありますが目的と方針についてお伺いしたいと思います。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 本市では、中心市街地において、ICTを活用した新たな産業への創業者や起業者に対する相談支援に取り組んでおります。その結果として、マイクロソフト社を含む複数の情報通信関連産業の企業が創業・起業支援の拠点に進出をしております。また、様々なイベントを開催し、多くの関係者が県内外から本市にお越しいただいておりますが、スタートアップ創業者と投資家をマッチングする機会と、資金調達先が少ないことが課題となっているところでございます。このような課題を踏まえ、創業者の資金調達を支援することを目的に、金融機関の融資審査も通るような、しっかりとした事業計画の策定等を支援し、事業の成長段階に合わせて、創業経験者にアドバイスを行うことで、円滑に資金調達ができるよう、スタートアップに関する事業計画を策定してまいります。 ○小浜守勝議長 仲宗根 誠議員。 ◆仲宗根誠議員 それでは、④施政方針の24ページになるのですが、企業誘致基本方針を改定とありますが、どのような目的、指針になるのか教えていただきたいと思います。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 本市の企業誘致は、平成11年度の沖縄市テレワークセンター整備を契機に展開し、4次にわたり企業誘致方針を策定して取り組んでまいりました。課題であった完全失業率は、国勢調査において、平成22年度の14.5%から平成27年度には7.2%と改善し、直近の令和2年度におきましては6.0%と着実に改善しているものの、依然として県平均5.5%を上回っており、1人当たりの市民所得につきましても、県内他市に比べると低い状況にございます。企業が求める人材と求職者が求める職種にミスマッチが発生していることや、若年者の失業率、離職率が高いことが課題であると認識しており、その要因の一部といたしまして、沖縄県全体の地域的な特徴でございますところの、県外に比べ付加価値が高い製造業の割合が低いことによる影響だと考えております。こうした産業構造や雇用環境を変化させることを目的とした企業誘致基本方針を改定し、これまで取り組んでまいりました。情報通信関連産業と観光関連産業の誘致に取り組みながら、改めて地域資源や企業ニーズ、立地環境等を整備し、低未利用地を有効活用することするなど、市民所得が向上できるよう取り組んでまいります。 ○小浜守勝議長 仲宗根 誠議員。 ◆仲宗根誠議員 ありがとうございます。 先ほども申し上げましたが、沖縄市の中心市街地の活性化は今、非常にいい流れで来ていると思いますので、ぜひ加速できるよう、しっかりまた取り組んでいただければと思います。よろしくお願いいたします。 それでは質問の要旨(3)貧困、困窮世帯への支援についてでありますが、①施政方針7ページ、若年層の就労支援、ヤングケアラーの支援とありますが、具体的な取組についてお聞かせいただきたいと思います。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 本市では、ひとり親世帯及び若年層を含む市民全体の就労等支援事業として、通所ジョブカフェを運営しております。ジョブカフェでは、一人一人に寄り添ったきめ細やかなキャリアカウンセリングをはじめ、応募書類の作成支援、面接対策、職場体験、各種セミナー等のイベントを実施しております。特に、若年層につきましては、今年度よりオンライン職業人講話や沖縄職業能力開発大学校との連携のもと、就業意識の向上を図るための取組を計画しており、就業につなげてまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 こんにちは。会派創志、仲宗根 誠議員の代表質問にお答えいたします。 こどものまち推進部からは、ヤングケアラー支援についてお答えいたします。 現在、家庭児童相談員が関わっている世帯について、ヤングケアラー状態にある子供が把握された場合、その世帯状況に応じた子育てや福祉サービス、社会資源の案内など、子供たちへの負担軽減が図られるよう支援しております。また、ヤングケアラーの早期発見が重要であることから、ヤングケアラーを正しく理解し支援につながるよう、関係機関や市民に対する周知啓発を進めているところでございます。今後、関係部署との連携により、ヤングケアラー状態にある子供たちの情報収集を行い、把握された支援が必要な子供に対しては、あらゆる角度から必要なサービスなどを検討し、居場所の提供や、家事支援、育児支援などの適切な支援につなげていくことができるよう進めてまいります。 ○小浜守勝議長 仲宗根 誠議員。 ◆仲宗根誠議員 ありがとうございました。 それでは、質問の要旨②です。 施政方針の15ページ、ひとり親家庭への支援のデジタル分野の資格取得費用の助成について、お聞かせいただきたいと思います。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 お答えいたします。 ひとり親家庭のデジタル分野の資格取得費用の助成につきましては、まずひとり親が就労し、安定した収入を得て、自立することを支援するために、訓練中の生活費を支給する高等職業訓練促進給付金がございます。令和3年度より、対象資格の拡充及び期間の緩和が行われ、6か月以上の訓練を必要とする民間資格も対象となり、デジタル分野の資格や講座なども新たに給付の対象となりました。 また、ひとり親家庭の母及び父が教育訓練講座を受講し、修了した場合に、その経費の一部を支給する自立支援教育訓練給付金については、地域の実情に応じて指定した講座へも対象が広がり、デジタル分野の資格取得のための費用の一部も支給できるようになっております。 ○小浜守勝議長 仲宗根 誠議員。 ◆仲宗根誠議員 デジタル分野の資格というお話でした。この分野というのは本当にいろいろな仕事ができる可能性があって、やはりひとり親で頑張っていらっしゃる方が、未来に向かって進んでいけるような非常にいい取組だと思っております。一方で、ひとり親家庭は、やはり想像できるとおり、もう仕事や育児に追われている状況があって、行政側がこういう制度があるよとピーアールしてもなかなか伝わらなかったり、もうそもそもそういうものを見つける余裕もなかったりする側面もあると思うのです。そういう中で、今後、周知をしっかりきめ細やかにしていく必要があると思うのですが、その手法についてお伺いしたいと思います。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 お答えいたします。 ひとり親家庭の多くが仕事と子育ての両立、非正規雇用による所得の低さなど、様々な面で困難を抱えております。こうした課題を解決するため、今後より需要が高まることが予想されるデジタル分野の人材育成支援は非常に重要だと認識しております。周知につきましては、現在、児童扶養手当の新規申請時や現況届時に制度説明を行うほか、広報おきなわや各種案内通知へのチラシ同封を行っております。今後はデジタル分野における資格の内容や取得方法、資格取得後の就職先や給与額、雇用形態など、より具体的にひとり親世帯が必要とする情報の収集に努め提供してまいります。 ○小浜守勝議長 仲宗根 誠議員。 ◆仲宗根誠議員 いろいろな場所で情報に接することができたら非常にいいかと思いますので、例えば保育園とか、子供の居場所とか自治会とか、いろいろな場所が想定されると思いますので、ぜひ御検討よろしくお願いいたします。 続きます。代表質問通告書の5ページであります。 質問の要旨(4)健康福祉分野について質問させていただきます。①施政方針の8ページ、重層的支援体制整備事業の実施について。内容をお聞かせいただきたいと思います。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長兼福祉事務所長 創志、仲宗根 誠議員の質問にお答えします。 重層的支援体制整備事業につきましては、高齢者や障がい者、児童、生活困窮者などの分野や属性を問わず、制度のはざまにある課題や、複雑化、複合化した個々のニーズに様々な支援策を重ね合わせて、包括的に支援するための体制を整備するものでございます。相談支援、参加支援、地域づくりに向けた支援を一体的に実施することで、市民の相談を包括的に受け止め、複合的で複雑な課題解決のため、各支援機関が共同して支援に取り組むことが可能となります。 本市における現状や支援ニーズを踏まえ、より効果的な支援体制の構築を進めてまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 仲宗根 誠議員。 ◆仲宗根誠議員 ありがとうございました。 重層的支援体制についてなのですが、お子さんからお年寄りまでという非常に幅広い年代でもありますし、様々ある個々の支援ニーズ、こういうものに対応していくというのは、本当に大きな大きな多岐にわたる仕事だと思うのですが、そういう中でこの体制について、どこの部署が担っていくのか。あるいはセクションを新設するのか。どういうお考えなのか、お聞かせいただきたいと思います。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長兼福祉事務所長 担当部署につきましては現在、健康福祉部ちゅいしぃじぃ課において、重層的支援体制整備事業の実施に向けた準備事業に着手しているところでございます。今後は分野や世代、制度を超えて一体的な取組を行っていく必要があることから、現在、全庁的な実施体制づくりに向けて取り組んでいるところでございます。 ○小浜守勝議長 仲宗根 誠議員。 ◆仲宗根誠議員 重ね重ねですが、非常に多岐にわたる重要な仕事だと思います。 市長、ぜひかつての、今もありますがプロジェクトチームのようなものをつくって、しっかり積極的に取り組んでいただけることを要望しておきます。よろしくお願いいたします。 それでは、②施政方針の18ページ、福祉ネットワークの担い手づくりの促進とはどういうものでしょうか、お伺いしたいと思います。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長兼福祉事務所長 お答えします。 地域における福祉課題を把握し、解決しながら地域づくりを進めていく地域福祉のネットワークを担う人材の確保が求められていることから、沖縄市社会福祉協議会によるボランティア活動や福祉関係団体などの活動を支援するとともに、地域社会をつくっていく人材育成の取組を進めていくこととしております。 ○小浜守勝議長 仲宗根 誠議員。 ◆仲宗根誠議員 それでは③に移ります。施政方針19ページ、社会参加を通じた高齢者の生きがいづくりを促進とありますが、今までの事業の評価、より効果的にするためにどうお考えかお聞かせいただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長兼福祉事務所長 お答えします。 社会参加を通じた高齢者の生きがいづくりと介護予防を目的とした事業として、本市においては、令和元年10月より、介護予防がんじゅうポイント制度を実施しております。新型コロナウイルス感染症拡大により、受入れ機関や活動者の自粛により活動がなかなかできない状況もございましたが、活動登録者数、活動受入れ機関数、活動者数共に年々増えているところでございます。令和元年度と令和3年度の実績として、活動者登録数が令和元年度が14人、令和3年度が35人、活動受入れ機関数は令和元年度10か所、令和3年度27か所。活動者数は令和元年度5人、令和3年度13人。活動延べ件数は令和元年度32人、令和3年度348人となっております。今後も介護予防がんじゅうポイント制度の定期的な周知を行い、新型コロナウイルス感染症の対策を含めながら受入れ機関や活動者が安心・安全に活動が行えるよう支援し、子どもの居場所など、多世代の交流を視野に入れた受入れ機関拡大の調整を行うなど、高齢者の社会参加を通じた生きがいづくりに努めてまいります。 ○小浜守勝議長 仲宗根 誠議員。 ◆仲宗根誠議員 それでは質問の要旨④同じく施政方針19ページでございます。 障害福祉サービス等の充実のため、新たに相談支援管理システムを整備するとありますが、具体的な内容、方針についてお伺いします。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長兼福祉事務所長 お答えします。 現在、本市において、地域の障がい者の福祉に関する相談に応じて必要な情報提供及び助言等を行うため、委託相談事業所4か所と基幹相談支援センター1か所に委託しております。 また、障がい者虐待防止センターでは、本庁の障がい福祉課内に設置しておりますが、相談記録についてはそれぞれの事業者ごとに保有しているため、関わっている支援者や支援内容の把握に時間を要しているのが現状でございます。 新たな相談支援システム整備の方針としまして、市民に対して、より迅速で円滑な相談支援の実現を図るとともに、委託相談4か所と基幹相談支援センター、障がい福祉課内にある障がい者虐待防止センターを相談支援システムでつなぐことにより、相談者に関わる支援の把握をスムーズにすることや、これまでの相談経緯を踏まえた継続性のある支援を行うことを目的としております。 ○小浜守勝議長 仲宗根 誠議員。 ◆仲宗根誠議員 ありがとうございました。 それでは質問の要旨⑤施政方針20ページです。おきはくんウォークについて。非常に多くの市民の方が登録して、楽しんでいらっしゃるのを見かけるのですが、今回、この機能の拡充とございましたが、どのような点が拡充されたのか、お聞かせいただきたいと思います。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長兼福祉事務所長 お答えします。 健康ポイントアプリおきはくんウォークは、日頃のウォーキングや、目標体重の達成、健診受診など得られる健康ポイントで得点が得られるインセンティブ付与により、市民の皆様が楽しみながら健康づくり、健康に対する意欲を高めることを目的としております。昨年度は参加した市民の皆様に好評をいただき、目標を大幅に超える1,971人の方が利用しております。令和3年度の参加登録に引き続き利用していただくとともに、新しい参加者を増やすため、東南植物楽園、兄弟都市の豊中市、姉妹都市の米沢市、東海市のキャラクター及び各都市の名所画像をバーチャルウォーキングコースに加えることとしております。また、ポイントでサービスを得られる協力店についても、昨年度より増やすことを目標としております。 今後もおきはくんウォークアプリで、市民の健康意識の向上、運動の継続を促進してまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 仲宗根 誠議員。 ◆仲宗根誠議員 兄弟・姉妹都市の知識と言いますか、そのことを知ってもらったり、あるいは都市の市民同士の交流にもつながってくるのかとかなり楽しみにしていますので、ぜひ頑張っていただければと思います。よろしくお願いします。 それでは質問の要旨⑥同じく施政方針20ページより、新たに高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施とありますが、どのような取組なのでしょうか、よろしくお願いします。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長兼福祉事務所長 高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施につきましては、後期高齢者の医療保険者である沖縄県後期高齢者医療広域連合と市町村が協力して、後期高齢者の生活習慣病対策とフレイル予防に努める新たな仕組みとなっております。初年度の令和4年度につきましては、モデル地区として1生活圏域で実施、他地区でも実施できるよう検証を進めたいと思っております。取組内容としましては、まず事業企画の策定や、国保データベースシステムを活用した、市内生活圏域ごとの健康課題分析と対象者の把握等を医療専門職が行う予定としております。そこから後期高齢者の皆様が通う場合の健康管理に関するアプローチとして、積極的な関与により、フレイル予防の普及啓発、運動や栄養等の健康教育、健康相談の場づくり、健康診断や医療受診勧奨、介護サービスの利用勧奨などを実施することとしております。また、個別支援として、ハイリスクと判断された方につきましては、低栄養の防止、重症化予防の取組につなげてまいります。 ○小浜守勝議長 仲宗根 誠議員。 ◆仲宗根誠議員 モデル地区で実施していくというお話でしたが、検証をしっかりやっていただいて、本員が住んでいる胡屋自治会の地区も、後期高齢者の方が非常に多くいらっしゃいますので、ほかの地区でも、そういう高齢者が多い地区から、しっかりと進めていけるよう頑張っていただければと思います。 それでは質問の要旨(5)自治会活性化への支援についてお伺いしてまいります。質問の要旨①施政方針の8ページ、自治会のICT化への支援について、内容をお聞かせいただきたいと思います。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎平安栄市民部長 会派創志、仲宗根 誠議員の代表質問にお答えいたします。 令和3年度に沖縄市新型コロナウイルス感染症に関する緊急経済対策第5弾として、自治会活動支援金一律20万円を交付し、37自治会のWi-Fi環境の整備を行いました。また、平成29年度より、インターネット回線使用料補助も実施しており、令和4年度は全ての自治会に交付予定でございます。インターネット環境整備、その他ICTを活用した取組などに係る新たな支援につきましては、自治会と調整しながら検討していきたいと考えております。 ○小浜守勝議長 仲宗根 誠議員。 ◆仲宗根誠議員 それでは②市政方針の12ページ、SNSによる自治会の魅力発信について、内容をお聞かせいただきたいと思います。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎平安栄市民部長 お答えいたします。 SNSによる自治会の魅力発信についてでございますが、現在、SNSを活用した情報発信を行っている自治会は17自治会ございます。自治会加入促進協議会の取組の一つに、SNS活用講座の開催があります。令和3年度の初級編に続き、今年度も応用編を予定しております。より多くの自治会がSNSを活用した情報発信を行えるようになり、自治会の魅力が広く伝わるよう、加入促進協議会とともに支援してまいります。 ○小浜守勝議長 仲宗根 誠議員。 ◆仲宗根誠議員 やはり多くの市民の方が自治会というのは何をしているか分からないという方が結構いらっしゃるのです。どういう行事をしているのかとか、どういう活動しているのかとか。でも、SNSというのは市民に本当に身近な存在になっていますので、そういうところでしっかり発信していって、少しでも加入促進につながっていって、自治会活性化につながっていけばいいのかと思いますので、ぜひ頑張っていただければと思います。 それでは質問の要旨(6)保育、子育て環境への支援についてであります。①施政方針の13ページ、保育士確保のための県外保育人材の移住費用等を助成することについて、内容をお聞かせいただきたいと思います。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 お答えいたします。 県外からの保育人材を確保するため、県外在住の保育士に対し、市内の認可保育施設への就労に係る渡航費、引っ越し費用などの移住費用を補助するもので、令和3年度の12月補正にて予算化し、実施しております。補助対象となる保育士は、週20時間以上かつ1年以上の勤務を行うことができる方となっており、補助額は2人以上世帯で40万円、単身世帯で20万円を上限としております。同事業につきましては、保育士・保育所総合支援センターやハローワークの情報により、県外保育士の確保につなげております。また、令和3年度の実績につきましては、4人の保育士が市内4か所の認可保育所施設において採用されております。 ○小浜守勝議長 仲宗根 誠議員。 ◆仲宗根誠議員 それでは②です。施政方針14ページの認可外保育施設の支援について。令和3年からの違いを教えていただきたいと思います。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 お答えいたします。 令和4年度における認可外保育施設に対する新たな支援といたしまして、原油価格、物価高騰等による影響を受けた認可外保育施設の経済的負担軽減を図るため、1施設当たり10万円を給付するための予算を本6月定例会で提案しているところでございます。 ○小浜守勝議長 仲宗根 誠議員。 ◆仲宗根誠議員 本員もこれまで認可外については何回か一般質問させていただいているのですが、まだまだ認可外保育園への支援というのは非常に少なくて、運営に関して園長先生たちが創意工夫しながら何とかやり切っているような状況もございます。そういう中で今回の10万円給付というのは非常に大きな助けになると思いますが、恐らくこうやって単年度、今年度だけのものだと思うのです。そういう中でまた令和4年度、あるいは令和5年度以降に関しても、しっかり検討していって、少しでも支援がより充実するよう県とか国の制度も活用しながらやっていただければと思います。 それでは③施政方針の15ページ、認可外保育施設、放課後児童クラブの利用料を助成しとありますが、具体的な内容をお聞かせください。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 お答えいたします。 認可外保育施設に子供を通わせているひとり親家庭等の生活の安定と自立の促進に寄与することを目的に、認可外保育施設を利用するひとり親家庭等の子供に係る利用料については、認可保育所の保育料との差額分を補助する内容となっております。また、放課後児童クラブを利用する家庭への支援として、ひとり親家庭放課後児童健全育成事業利用助成金を設け、児童扶養手当受給者、沖縄市母子及び父子家庭等医療費助成受給者、生活保護受給者を対象に月5,000円を上限として利用料を助成し、負担軽減を図っております。 ○小浜守勝議長 仲宗根 誠議員。 ◆仲宗根誠議員 ありがとうございました。 それでは、質問の要旨④施政方針の15ページ、小学校の敷地等において、学習、体験活動への取組について、お聞かせいただきたいと思います。 ○小浜守勝議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 会派創志、仲宗根 誠議員の代表質問にお答えします。 教育委員会におきましては、子供たちの安心・安全な居場所づくりを目的に、放課後や週末等において、地域の方々の協力を得、小学校の地域連携室や公民館等を利用して、放課後こども教室を開設しております。同教室の開級時間は各小学校で違いますが、おおむね週2回の午後2時から5時ごろまでとなっており、宿題や自主学習支援のほかに、三味線、フラダンス、農作業等の体験活動を実施しております。子供たちが日頃の学習及び体験活動を通して放課後を有意義に過ごすことができ、地域の大人と関わることで、心を豊かにする社会教育につながるものと考えております。 ○小浜守勝議長 仲宗根 誠議員。 ◆仲宗根誠議員 ありがとうございました。 それでは、代表質問通告書の6ページにまいります。 質問の要旨(7)観光、商業等の産業支援について。①施政方針の22ページであります。観光の実態調査と、富裕層向け観光体験の目的と具体的な取組についてお伺いしたいと思います。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。観光の実態調査につきましては、戦略的かつ効果的な観光施策を展開するとともに、効果検証を図る際の基礎資料とすることを目的に実施しております。具体的な取組といたしましては、国や県、観光関連団体が実施した観光統計調査の収集・分析のほか、本市における宿泊実績と、携帯電話のGPS情報を利用した観光客の移動実態の調査、分析、調査結果の利活用に向けた勉強会の開催等に取り組んでおります。実態調査で得られたデータを各観光関連団体等に共有し、御活用していただくとともに、第2次沖縄市観光振興基本計画に位置付けられた各種施策を実施する中で、適切な検証を行う基礎資料として活用しております。 また、富裕層向け観光体験につきましては、異国情緒溢れるまちなみやスポーツ、個性豊かな文化など、本市の観光資源を活用し、より付加価値の高いサービスを提供し、富裕層等を新たなターゲットにした観光の振興に取り組んでまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 仲宗根 誠議員。
    ◆仲宗根誠議員 沖縄観光はそんなに今、お金、いろいろ高くかかるようなものではなくて、薄利多売と言ったらちょっと語弊があるかと思うのですが、そういう観光のスタイルが過去にはあって、今もそれがあるわけなのですけれども、今回、こういう富裕層向けの観光メニューをつくっていくということは沖縄市だけではなくて、沖縄県全体にとっても非常にいいことなのかという認識でおります。そういう中で、富裕層への周知、アプローチに関してどういう形で行っていくのか、お聞かせいただきたいと思います。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 今年度、公募型プロポーザルにより業者を選定し、体験観光メニュー造成に取り組むとともに、関係部署と連携して、ふるさと納税返礼品の登録に向けた検討を進めてまいりたいと考えております。次年度以降につきましては、観光物産振興協会や観光関連事業所と連携して、体験観光メニューを多くの方に利用いただけるよう、プロモーション活動等に取り組んでまいります。 ○小浜守勝議長 仲宗根 誠議員。 ◆仲宗根誠議員 しっかりプロモーションを行っていただきまして、沖縄市にいろいろな方がいらっしゃるような仕組みをつくっていただければと思います。 それでは②施政方針の23ページ、国・県・市等が実施する支援制度の紹介、申請のサポートとありますが、具体的な内容をお聞かせいただきたいと思います。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 支援策につきましては、市公式ホームページへ掲載するとともに、窓口にチラシを配布、設置するほか、専門家の経営相談が無料で受けられるよろず経営相談窓口や、沖縄商工会議所などの関係機関と連携し、各種支援制度の紹介や申請時のサポートを行っております。 ○小浜守勝議長 仲宗根 誠議員。 ◆仲宗根誠議員 続きまして、③施政方針の25ページであります。 スマート農業等の新しい技術や事例等の講習とありますが、具体的な内容、目的とか方針をお聞かせいただきたいと思います。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 本市の農業振興において、農業従事者の高齢化や優良農地の確保など、課題がある中、解決策の一つとして、情報通信技術ICTやロボット技術などを活用した省力化・精密化や高品質生産を実現するスマート農業、6次産業化などを促すことが必要なテーマだと考えております。そのため、令和4年度より、農家向けのスマート農業等の新しい技術や事例紹介などの講習会を予定しております。スマート農業に対する農業者の理解向上を促すとともに、国のデジタル田園都市構想等に係る補助金等を活用したハード面及びソフト面での支援が可能か調査研究を行い、農業者の所得向上を目指してまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 仲宗根 誠議員。 ◆仲宗根誠議員 ありがとうございました。 それでは最後の質問になりますが、④施政方針の26ページ、ごみの減量化に向けて、3Rを推進とありますが、目標と方針についてお伺いしたいと思います。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎平安栄市民部長 お答えいたします。 本市では、廃棄物の処理及び清掃に関する法律に基づき、市内の一般廃棄物の処理に関する沖縄市一般廃棄物処理基本計画を策定し、ごみの発生量や処理量の見込み、排出抑制のための方策、ごみの分別処理等について定めております。本計画において、令和7年度に市民1人、1日当たりのごみ排出量を800グラムとする目標値を定めております。ごみ処理に関する基本方針として、3Rの推進、適正な処理体制、適正効果的な施設整備等を掲げており、今後も持続可能な循環型社会の構築に向け、3Rを推進してまいります。 ○小浜守勝議長 仲宗根 誠議員。 ◆仲宗根誠議員 沖縄市一般廃棄物処理基本計画は平成28年からスタートだったと思うのですが、現在、排出量を令和7年度に800グラムとするという目標値がございました。そういう中で平成28年は何グラムだったのか。最新は令和3年になるのですか、何グラムで推移してきたのかをお聞かせいただきたいと思います。そしてまたその増減の要因についてもお聞かせください。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎平安栄市民部長 お答えいたします。 市民1人1日当たりのごみ排出量について、計画の初年度である平成28年度の実績は831グラム。令和3年度の実績は855.7グラムと増加傾向にあります。増加要因としましては、昨今の新型コロナウイルス感染症の影響による外出自粛による巣ごもり需要が大きいと考えられ、新型コロナウイルス感染症の収束により、ごみの排出量も減少傾向に転じるものと思われます。 ○小浜守勝議長 仲宗根 誠議員。 ◆仲宗根誠議員 皆様、非常に本当にありがとうございました。 市長、これからも各会派の代表質問が続きますが、今回皆さんが、みんなの力でつくった施政方針、しっかり進めていっていただいて、沖縄市をより住みよいまちにしていただければと思います。ということで3期目で最後の代表質問になると思うのですが、ぜひ9月にまた選挙もありますので、今いらっしゃる議員の皆さんとまた再開できるのを楽しみにして頑張ってまいりたいと思います。それでは、会派創志の代表質問を終わります。ありがとうございました。 ○小浜守勝議長 以上で会派創志、仲宗根 誠議員の代表質問を終わります。 休憩いたします。  休 憩 (午後 2時55分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後 3時06分) ○小浜守勝議長 再開いたします。 会派日本共産党、池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 こんにちは。今回、日本共産党を代表して、本員、池原秀明が務めることになりました。どうぞよろしくお願いいたします。 今回、代表質問に入る前に、所見を述べておきたいと思います。本員は、今議会をもって勇退することを決意いたしました。本員が沖縄市議会議員になって早8期32年、歳月が経過いたしました。その間、市民の皆さんには本員の議会活動に甚大なる御協力をいただき、心から感謝を申し上げます。 この間、議会運営委員長や農業委員、あるいは倉浜衛生施設組合議員、それから議会史編集委員などの重責を務めさせていただきました。本員は常に「市民が主人公」という立場を堅持して、平和・基地問題、福祉教育、農業問題を議会で取り上げ、市民要求実現のため誠心誠意尽力してまいりました。しかしながら、21世紀を迎えて、「国際文化観光都市」の形成、平和で豊かな文化と伝統の生きづく沖縄市づくりをするためには、多くの問題が山積しております。今後とも課題解決のために1市民として、皆さんと一緒に全力を注いでいく決意であります。 さて、これまで本員は年4回の定例会のたびに、一般質問、代表質問を通告し、32年間、市民要求実現のために執行部と政策論争を展開してまいりました。その間、市長も5人変わり、桑江朝幸市長、新川秀清市長、仲宗根正和市長、東門美津子市長、桑江朝千夫市長と議場において、大いに論争したのを走馬灯のように思い出しているところであります。 2022年第421回6月定例会で代表質問となりましたが、一般質問を含めると128回目となります。今後とも御指導、御鞭撻をいただきますよう、お願いを申し上げます。 32年間の議会活動の中で、振り返ってみると思い出深いのは、本市の財政収入は3割自治ということで、やはり自主財源が少ない。その中で国の補助金や交付金に頼っているのが現状で、これを打開する方法がないかと新たな収入源を見出すためにいろいろな形で市の普通財産、行政財産をチェックしてきました。 その1つに、嶽山原の土地が軍用地として契約されていないのを見出して、軍用地料並の嶽山原損失補償金として収入増を図ってまいりました。 2つ目は、高圧線下補償金として、池原、山内両市営団地の施設使用料として収入増を図ってまいりました。 3つ目は、道路占用料として、電柱やNTT等の電柱の添加物として、行政財産の目的外使用としての占用料の徴収を図ってまいりました。 4つ目は、倉敷環境の産業廃棄物処分場の賃貸借問題で、実際は借りた面積よりも大きく使用していた事実を確認して、不法使用ではないかとして契約解除をさせ、実際の使用面積分を収入として増やすことになりました。大都市の農業振興地域内の農用地としてあったために、目的外使用の農振法違反として、今回返還させたことであります。しかし、これについてはまだなお現在、最終処分場の完結がされていないということで、継続して、いろいろとこれが完了するまで契約がそのまま進められているようです。 5つ目は、川畑自練の敷地の一部がずっと無断で使われていると指摘をして、過年度も含めて、賃貸料の徴収を図ったことであります。 6つ目は、米軍から下水道料金も入らないのは、米軍基地の下水処理は、公共下水道に接続していなければならないのに、県の流域下水道に接続をして、県の収入になったのは、公共下水道の違反として指摘をして、県から市へ移管させたことで収入増を図ってまいりました。 7つ目は、水道財政は昭和61年、昭和62年代は赤字で、料金値上げの問題が持ち上がった時に、共産党会派は、東京都福生市の横田基地の上下水道の行政視察をして学んできたのが、口径別利用体系で、大口需要者についてはパイプ敷設に工事がかさむから料金を一般家庭とは違った別に体系として徴収していることを学んで、本市でも条例改正して、米軍から水道料金も大幅増で黒字に転じたことが感慨深いものであります。 その他、市民サービス向上に努めて、小学校の少人数学級の実現。それから住宅リフォーム事業で小規模事業者の所得向上、こども医療費の段階的な無料化と農業用水の水利計画の実現、倉敷環境のごみ山の改善計画の実現など、提案と要望が実を結んだのは、一重に市長をはじめ、市議会議員、そして市職員並びに関係者の御奮闘に対し、改めて感謝と敬意を表すものであります。これで本員の所見を終わりたいと思います。 それでは皆さん、質問通告書の7ページをお願いします。 質問事項1.市政運営に関する所信について。質問の要旨(1)「プロジェクトK」に掲げる5つの基本方針のもと、市政運営していく決意について。①新たな価値を創出して「観光」で地域を活性化する沖縄市から観光とスポーツを軸としたまちづくりを進めるために、ア.の(仮称)アーバンスポーツパークの整備についてお伺いをいたします。 (ア)(仮称)アーバンスポーツパークの整備の取組の具体的な内容をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 日本共産党、池原秀明議員の代表質問にお答えいたします。 東京2020オリンピックでアーバンスポーツが大きな注目を集めたことや、市内に存分にスケートボードができる環境が少なく、市内公園のバスケットコートリングが近隣住民からの苦情により撤去されている公園もある状況等を踏まえ、コザ運動公園内の未利用地を活用したアーバンスポーツパークの整備について、令和4年度において基本計画を策定する予定でございます。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 失礼いたしました。次の(イ)同パークの整備場所をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 競技を行う場所につきましては、コザ運動公園内のサッカー場跡地に隣接するNEXCO西日本沖縄事務所の管理する諸見里高架橋下の土地を活用する予定でございます。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 ありがとうございました。 それでは(ウ)のアーバンスポーツとは何か、どのようなスポーツ等がありますか。特に本市が推薦するアーバンスポーツは何か、お伺いいたします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 アーバンスポーツには、一般的に東京2020オリンピックでも実施されましたスポーツクライミングやスケートボード、BMXフリースタイル、3人制バスケットの3×3等がございます。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 本市が特に推薦するスポーツをまだ決めてないということですね。 次に、イ.の観光バリアフリーの推進に取り組みますとあるが、内容と具体的説明をお願いしたいと思います。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 令和4年3月に策定いたしました第2次沖縄市観光振興基本計画において、観光環境の基盤整備を位置付け、観光関連団体、事業者との連携を図りながら、観光バリアフリーの普及啓発に向けた取組を進めることとしております。これまでの取組といたしましては、観光関連団体、事業者を対象とした勉強会を開催し、観光バリアフリーの現状や事業者に求められる基本的な知識、対応等に関する講義を行っております。 今後につきましては、観光客の特性に応じた観光案内や観光関連事業者を対象とした観光バリアフリーの普及啓発等に向け、関係団体等と連携しながら検討を進めてまいります。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 ありがとうございました。 次に、②の雇用の創出と産業の支援で「経済」を活性化する沖縄市について、産業の振興を図るため、用途地域見直し等による企業用地の推進とあるが、ア.の農民研修センターの周辺のまちづくりは省略します。 イのほうから始めます。(仮称)知花花織会館整備についてお伺いいたします。 昨年の施政方針では、知花花織の担い手育成が中心だったけれども、今後どのような課題整理がなされて、今回、その可能性調査に取り組むということになっております。 次の点で質問をします。次、○ア調査内容をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 可能性調査の取組につきましては、現計画の基本理念、基本方針を踏まえながら、より効果的な施設運営及び適切な規模を目指すとともに、既存の枠にとらわれず、あらゆる手法による整備の実現可能性を念頭に、調査を行っていきたいと考えております。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 ありがとうございました。 次に○イの「工芸の郷」構想との整合性についてお伺いしたいと思います。今、いわゆる行政というのは継続事業だと思っていたのですけれども、今回その工芸の郷構想とは違うような形で調査内容がうかがえるものですから、それについてお答えいただきたいと思います。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 これまでは知花花織のほか、ガラス、木工、陶芸、紅型など、他の工房も集積させることにより、工芸の郷として整備したいということで検討を進めてまいりました。そうした中、今年度、沖縄県が工芸の杜を整備し、供用を開始しております。施設は豊見城市内ではございますが、本市が想定したような複数の工房が入居できる施設となっており、さらに名称も類似していることから、そうした施設と差別化を図るため、今回は改めて知花花織を中心とした会館整備の可能性を念頭に、調査を進めてまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 そうなりますと、○ウ知花花織事業に特化した会館整備を行うということになるのでしょうか、まずお伺いします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 現在、知花花織事業を核とする施設整備を検討しておりますが、既存の枠にはとらわれず、あらゆる手法による整備の実現可能性を念頭に調査をしてまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 次に、③の「こども」が夢と希望をもてる沖縄市について。貧困の連鎖を断ち切るため、子どもの貧困対策の充実を図るとして、各種施策を総合的に推進するとあるが、まずア.の給付型奨学金の拡充についてお伺いいたします。 まず(ア)具体的な内容と対象をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 教育部長。 ◎島袋秀明教育部長 こんにちは。日本共産党、池原秀明議員の代表質問にお答えいたします。 本市が独自に取り組んでおります給付型奨学金は、学ぶ意欲があるにもかかわらず、経済的な理由で進学が困難な学生に対し、入学支度金を奨学金として給付します。対象者は県内大学等への進学を希望する市民で、入学支度資金として上限30万円を給付いたします。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 御答弁ありがとうございました。 次に、(イ)拡充とあるが条件、期間をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 教育部長。 ◎島袋秀明教育部長 お答えいたします。 令和4年度は、過去2年間の応募者数の実績を踏まえより多くの学生が対象となるよう、令和3年度の10人から36人まで拡充を予定しております。奨学生となる条件は、学ぶ意欲があるにもかかわらず、経済的な理由で就学が困難な方で、県内の大学と短期大学、専門学校等へ進学を希望する市民でございます。 また、給付期間につきましては、本奨学金が入学支度金を支援するものであるため、入学手続時の1回となります。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 次に、(ウ)の入学金、授業料の限度額についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 教育部長。 ◎島袋秀明教育部長 本市の給付型奨学金は、入学支度金を給付するものとなっており、その上限は先ほども申し上げましたとおり30万円となってございます。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 御答弁ありがとうございました。 次の(エ)の給付の財源をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 教育部長。 ◎島袋秀明教育部長 給付型奨学金は本市独自の取組となっており、一般財源で実施しております。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 ありがとうございます。 次に、8ページをお願いします。子供を支え子育てを応援するために、イ.のヤングケアラーの支援についてお伺いをいたします。 まず(ア)支援内容を具体的にお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 こんにちは。日本共産党、池原秀明議員の代表質問にお答えいたします。 現在、家庭児童相談員が関わっている世帯について、ヤングケアラー状態にある子供が把握された場合、その世帯状況に応じた子育てや福祉サービス、社会資源の案内など、子供の負担軽減が図られるよう支援しております。また、ヤングケアラーの早期発見が重要であることから、ヤングケアラーを正しく理解し、支援につながるよう関係機関や市民に対する周知啓発を進めているところでございます。今後、関係部署等との連携によりヤングケアラー状態にある子供たちの情報収集を行い、把握された支援が必要な子供に対してはあらゆる角度から必要なサービスなどを検討し、適切な支援につなげていくことができるよう進めてまいります。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 ありがとうございました。 次に、(イ)の本市のヤングケアラーの実態をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 日本共産党、池原秀明議員の代表質問にお答えします。 学校で把握しているヤングケアラーの実態についてお答えいたします。 児童生徒の学習や学校生活に関する困り感には多様な背景があり、その一つとしていわゆるヤングケアラーであることに該当すると思われる児童生徒がいることは把握しているところです。 児童生徒の困り感については、学校における個別の相談支援や不登校ヒアリング、子供の生活サポートチームによるアセスメントの実施により、困り感のある個々の児童生徒として把握に努めているところです。しかしながら、ヤングケアラーに特化した具体的な内容把握など、今後は整理が必要だと考えております。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 御答弁ありがとうございました。 (ウ)の本市のヤングケアラーの人数をお伺いいたしたいと思います。 ○小浜守勝議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 お答えします。 本市のヤングケアラーの人数に関しましては、令和3年度に、県教育庁義務教育課が県内の小学校5年生と6年生の担任、中学校全学年担任、スクールソーシャルワーカー、スクールカウンセラーを対象に沖縄県ヤングケアラーに関するアンケートを実施しており、そのアンケート結果の情報が送られてきたところです。そのため、現在情報に関する詳細な内容の確認など、県に行っているところです。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 まだ人数把握はできてないということなのです。 次に、ウ.(仮称)まちなか子育て交流センターの設置についてお伺いしたいと思いますけれども、まず、(ア)の設置場所と面積をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 お答えいたします。 (仮称)まちなか子育て交流センターにつきましては、子育て中の方や妊娠中の方が気楽に相談でき、必要な支援を受けることができるよう、子育て支援と就労支援などが一体となった施設として設置したいと考えております。 具体的な設置場所や規模等については、今後、関係部署と連携を図りながら、検討してまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 (イ)同センターのスタッフ体制をお伺いしたいと思います。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 お答えいたします。 同センターにつきましては、現在構想中の段階であることから、御質問のスタッフ体制につきましても、今後、関係部署等と連携し検討してまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 (ウ)のまちなか子育て交流の仕方、内容とはどのような計画があるか、お伺いいたします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 お答えいたします。 繰返しとなりますけれども、現在構想中の段階であることから、今後、関係部署との連携を図りながら検討してまいります。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 今後の計画、経過を待ちたいということです。ありがとうございました。 次に、児童生徒が自らの進路を主体的に捉えて、社会的に自立することを目指せるよう、(仮称)沖縄市教育支援センターを設置するとありますけれども、エ.の(仮称)沖縄市教育支援センターの設置についてお伺いいたします。 (ア)設置場所と面積をお願いいたします。 ○小浜守勝議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 お答えします。 設置場所と面積につきましては、今年度、令和4年度に策定します(仮称)沖縄市教育支援センター基本計画において検討してまいります。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 次に、(イ)同支援センターの役割と目的をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 お答えします。 役割と目的につきましては、不登校など課題を抱える子供たちを支援する青少年センターと、教育研究所などの関連する機能を整理し、子供たちや保護者等への教育相談、業務等の体制強化とともに、関係部局等との連携強化を図っていくことを目的としております。併せて、教育研修支援を通した教職員の資質向上に努め、子供たちのよりよい成長を促す支援体制の充実を目指していきたいと考えております。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 ありがとうございました。 次に、(ウ)の教育支援の仕方、あるいは方法等をお伺いいたします。
    ○小浜守勝議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 お答えします。 子供たちへの支援方法については、学校や保護者等からの依頼や相談を受け、その子の状況に応じて学習支援や登校支援、カウンセリング、体験活動等の支援を行っております。 また、必要に応じて関係機関等との情報共有やつなぎなどの連携支援を行っています。(仮称)沖縄市教育支援センターでは、基本的にはこれまでの支援方法をベースに、関係部局等との連携を強化しながら、一人一人に寄り添った支援、よりきめ細やかな支援につながるような組織を目指してまいります。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 次に、(エ)青少年センターとの違いや、教育理念の違いなどについてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 お答えします。 青少年センターでは、主に非行系の児童生徒を対象に支援しておりますが、(仮称)沖縄市教育支援センターでは、非行系のみならず不登校やいじめなど、様々な課題を抱える子供たちを効果的、組織的に支援することを目指しています。 また、沖縄市の教育目標として、自ら学び、心豊かで個性と創造性溢れる幼児・児童生徒の育成を掲げており、青少年センターや本市の小中学校はもとより、(仮称)沖縄市教育支援センターにおきましても、その教育目標の実現を進めてまいります。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 その次に、④「健康」・福祉を第一に考える沖縄市の中から、経済的にも安心して受診できる環境をつくるために、18歳まで医療費を無料化しますとあるが、まず、ア.のこども医療費の無料化についてお伺いいたします。 (ア)18歳までの医療費の無料化の条件と内容をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 お答えいたします。 こども医療費助成の対象者につきましては、現在、中学校3年生まで、15歳到達の最初の3月31日までを対象としているため、拡充後につきましても、18歳到達後の最初の3月31日までの対象を想定しております。必ずしも学生であることや所得などの制限はございません。なお、治療費だけではなく、補装具等の保険適用分に関しては、医療費助成の対象となります。今後につきましては、入院及び通院に係る医療費助成の対象年齢拡充に向けて取り組んでまいります。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 ありがとうございました。 それでは、この医療費無料化についてですが、(イ)財源の内訳をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 お答えいたします。 こども医療費助成事業に係る現状の財源内訳ですが、入院、通院ともに0歳から中学校卒業までが対象となっており、県と市がそれぞれ2分の1ずつ負担しております。 今後、18歳まで対象年齢を拡充する場合においても、市長会を通して県に対して拡充分の支援を要請していくなど、国や県の動向を注視しながら調整してまいります。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 ありがとうございました。 県と市が協力し合って、国にも要請していくということです。ありがとうございます。 それでは現物給付についてですが、お伺いをいたします。(ウ)の現物給付についてお伺いします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 お答えいたします。 現物給付の導入につきましては、平成30年10月には未就学児まで、令和3年10月からは県に先駆け中学校卒業までと対象年齢を拡充しております。しかしながら、国は未就学児に対しては、現物給付実施に係る国民健康保険の国庫支出金の減額調整措置を廃止しておりますが、就学児童に関しては依然として減額調整措置の対象としております。 誰もが安心して医療を受けられる機会を提供するためには、現物給付での拡充が必要と考えますが、さらなる拡充については、国や県の動向を注視しながら検討してまいります。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 これについては、今日のニュースで、東京都のほうの各区では、高校卒業まで所得に制限をなくして、無料化をしていくことになりました。本市もぜひ、このように実現できるようにし、努力をしていただけたらと要望しておきます。 それでは次に、住み慣れた地域で安心して暮らせるようにするために、重層的支援体制整備事業の実施や孤独、孤立対策の推進、障がい者支援の充実とあるが、支援の取組をお伺いいたします。 イ.の重層的支援体制整備事業についてお伺いいたします。 まず(ア)実施の内容をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長兼福祉事務所長 日本共産党、池原秀明議員の代表質問にお答えします。 重層的支援体制整備事業につきましては、地域住民の複雑化、複合化した支援ニーズに対応する包括的な支援体制を構築するため、高齢者や障がい者、児童などの分野や制度にかかわらず、包括的に相談を受け止める相談支援事業、課題を抱えた人が地域とつながるよう支援する参加支援事業、世代や属性を超えて交流できる場や居場所を整備する地域づくり事業など、多機関にわたる取り組むを重ね合わせ、一体的に実施するものでございます。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 ありがとうございました。 次に、(イ)の支援体制の人材をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長兼福祉事務所長 お答えいたします。 重層的支援を実施するためには、各専門機関における支援やサービス、地域資源を把握し、地域住民の抱える課題やニーズに合わせてつなげていくほか、各専門機関間のつなぎや役割分担などを整理するコーディネート機能の充実が求められております。 当事者の状況に応じ、多岐にわたる取組や関係機関と連携し、迅速かつ効果的な対応ができるよう、現在、全庁的な実施体制づくりに向けて取り組んでいるところでございます。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 これについてちょっと要望しておきたいと思うのですけれども、今、御説明があったように本事業は複雑化、複合化した支援ニーズに対応する包括的な支援体制が求められると、各専門的機関の間のつなぎや役割分担など整理するコーディネートをする機能の充実が求められておりますけれども、これについて、説明のようにマルチ的な事業であるために、どの部署が担当するのか曖昧になり、押し付け合いになりかねない。一担当でできるものではないと本員は感じております。そういう面で、先ほどプロジェクトなりと言っていましたけれども、課体制など担当部署を設けるなどして、しっかりと取り組んでいただきたいと要望したいと思います。 次に、(ウ)の市単事業か補助事業か財源をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長兼福祉事務所長 重層的支援体制整備事業の財源についてお答えいたします。 令和4年度から本市でも実施してまいります重層的支援体制整備事業の移行準備事業につきましては、生活困窮者就労準備支援事業費等補助金の地域共生社会の実現に向けた包括的支援体制構築支援事業として、国庫補助メニューとなっております。今回はその事業を活用するものでございます。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 ⑤の誰もが安心できる「暮らし」を支える沖縄市について。ア.地球温暖化対策をお伺いいたします。 まず地域の防災力と安全力を高めるための防災・減災対策の推進する取組についてお伺いしたいと思うのですけれども、まず(ア)のゼロカーボンシティの実現期間計画はいつかお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎平安栄市民部長 日本共産党、池原秀明議員の代表質問にお答えいたします。 国においては、国と地方の協働による地域における2050年脱炭素社会の実現に向けて、特に地域の取組と密接に関わる暮らしや社会の分野を中心に検討を進めているところであります。 本市につきましては、令和2年度に策定した沖縄市地球温暖化対策実行計画、区域施策編において、目標年度を2030年度と掲げ、二酸化炭素排出削減に取り組んでおります。2050年という長い期間を見据え、世界や国の動向を注視しながら、二酸化炭素排出実質ゼロを目指してまいります。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 国連では2050年を目標とするということになったのですけれども、このゼロカーボンシティ、やはり地球温暖化に向けて、大変な状況が今、自然災害など起こっているわけですから、市独自でも早めにこれが実現できるように。2050年と言わずに、ぜひ実現できるようにお願いしたいと思います。 それでは、(イ)のゼロカーボンシティの実現に向けた取組の具体的内容をお願いいたします。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎平安栄市民部長 お答えいたします。 地球温暖化対策は、人類の発展を持続可能なものとするため、市民や事業者と一体となって取り組むことが重要であると認識しております。 ゼロカーボンシティの実現に向けては、これまで本市が実施してきた温暖化対策の着実な推進とともに、公用車のゼロカーボン・ドライブの推進や公共施設への太陽光発電設備の導入など、全庁的に取り組んでまいります。 また、地球温暖化防止に当たっては、行政での取組のほか、市民、事業者等の各主体がそれぞれの立場でできる取組を行っていく必要があることから、太陽光等の再生可能エネルギーの利用促進、家庭や職場での省エネルギー活動の促進などの地球温暖化対策を推進し、地域における温室効果ガス排出量の削減を図ります。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 御答弁ありがとうございました。 それでは次に、イ.のキャンプ瑞慶覧ロウワー・プラザ住宅地区の跡地利用についてお伺いしたいと思うのですけれども、快適で住みよいまちを形成するためのところから、イのキャンプ瑞慶覧ロウワー・プラザ地区の跡地利用についてお伺いいたします。 9ページをお願いいたします。まず、(ア)米軍統合計画によって、2024年度以降に返還予定は可能か、進捗状況をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 日本共産党、池原秀明議員の代表質問にお答えいたします。 キャンプ瑞慶覧ロウワー・プラザ住宅地区は、返還予定は沖縄統合計画において、返還条件が満たされ、返還のための必要な手続の完了後、2024年度またはその後に返還可能とされております。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 (イ)の同地区の跡地利用について、この間、日米共同使用の緑地公園化について、発表されました。これについて、市長の見解を伺いたいと思います。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 お答えいたします。 今回の公園整備につきましては、返還前ではございますが、共同利用による市民の早期利用が可能となっていると伺っております。 多くの人々に、この地が持つポテンシャルの高さを実感していただくためにも、レクリエーションなど交流の場として利用できるとともに、共同利用による立入りが可能になることから、実現性の高い跡地利用の検討も行なえると考えられ、そのようなことから今回の協議につきましては、歓迎すべきものと考えております。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 これについては市長から御答弁をいただきたかったのですけれども、唐突ではなかったのかと本員は感じるのです。いわゆる復帰記念事業の中で、総理がお見えになって、現場視察をして発表されるという。今まで全然情報がなかったのがいきなり出てきたので、本員もびっくりしているところなのですけれども、それがこのキャンプ瑞慶覧ロウワー・プラザの跡地利用について、大きく影響するのではないのかということで危惧をしておったわけです。ところが今、御説明のあるように、緑地公園は市民と一緒に共同使用するのだということなのですけれども、その場合、再質問しないつもりでいたけれども、ちょっとだけ気になったので、質問させてください。いわゆる共同使用というのは、普通は地位協定の24条のA項で、やるわけですけれども、その中で共同使用が対象となるところが米軍と国なのか、米軍と沖縄市なのか、この共同使用の対象はどこなのか、お聞かせください。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 当該地区につきましては、以前、SACO合意に基づく返還が期待をされております。そちら、その後日米両国間の返還がされておりまして、その管理権は米軍にあるものと考えております。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 本員は管理権を聞いているのではなくて、24条のA項は米軍基地を日本側が使う場合にA項。自衛隊基地等の日本の施設を米軍が使う場合にはB項ということに、地位協定で規定されているわけです。その場合に、共同使用する相手がアメリカと日本の国なのか、それとも米軍と沖縄市なのか、このことをお伺いしたのだけれども、そこら辺について知り得ていないかどうか、お聞かせください。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 今回の共同利用につきましては、多くの市民の皆さんにも利用いただけるものとなっており、管理につきましては防衛局が行うということでございますが、私たちも立ち入りができるということでございます。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 それでは市民、県民、国民が使えるということなので、防衛局が、これを相手方として共同管理をすると米軍と、そういうことで共同使用の件は、ありがとうございました。 それでは次に、(ウ)2023年度中に利用開始すると岸田首相は表明しておりますけれども、2024年度以降の返還にこのことが影響しないかどうかをお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 お答えいたします。 緑地公園としての利用に係る工事につきましては、返還条件の達成のための工事と並行して行われるものであり、その進捗に影響を与えるものではないことから、共同使用により返還条件の達成が遅れるという関係にはないものと伺っております。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 ありがとうございました。 それでは次に、(エ)の日米共同使用の話は本市との協議はあったのか、なかったのかお聞かせください。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 お答えいたします。 本市と沖縄防衛局の間で、当該地区の共同使用についての協議は行われておりません。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 やはり唐突と言わざるを得ないわけです。 次、(オ)の関係地主との合意形成は可能か、お伺いいたします。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 お答えいたします。 キャンプ瑞慶覧ロウワー・プラザ地区につきましては、共同使用が行われるとのことでございますので、今後は地権者や地主の皆様にも足を運んでいただきながら、跡地利用についても意見交換を行うとともに、引き続き早期返還に向け取り組んでまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 ありがとうございました。 この件も実際的には、米軍はもともとそこは返還予定地だったわけです。ところが、まだまだ基地内に米軍の施設が残っていると。そういうことで、今、遅れているわけですけれども、この施設をやはり統合計画案に基づいて移していくということが完了しないと、実際的にはこれが返還できない。だからその間、やはりその緑地公園として活用しながら、そこを撤去していくということになるのかどうか、そこら辺が非常に懸念されるので、そうするといつになるのか。関係地主のほうはやきもきしているのではないかと思われるのでちゃんと協議ができるように、地主の説得、地権者の説得をお願いしたいと思います。 それでは、(カ)緑地公園とこれまでの土地利用計画構想との整合性は取れているのかをお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎比嘉直樹建設部長 日本共産党、池原議員の代表質問にお答えいたします。 現在、北中城村と共同で検討が進められている跡地利用計画は、基地返還後の整備計画であり、整備に当たっては土地区画整理事業を想定し、道路、公園等の公共施設を配置し、商業系、住宅系などの街区を形成してまいります。一方、共同使用による緑地公園の整備は返還までの間、一般利用に供する措置だと考えていることから、基地が返還され、土地が引き渡された後は、跡地利用計画に基づく整備により、土地利用が図られるものと考えております。 ○小浜守勝議長 暫時会議時間の延長を行います。 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 次に(キ)のほう、本市と北中城村との一体的な整備計画の進捗状況はどうなっているのか、お伺いいたします。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎比嘉直樹建設部長 返還後の整備に向けては、返還予定地が本市と北中城村にまたがることから、跡地利用においては一体的な整備を目指し、両市村連携して取り組んでいるところです。跡地利用計画の策定に向けては、令和3年度は課題や条件等の整理を行っており、今年度も引き続き北中城村と共同して、道路や公園等の公共施設の配置や土地利用のゾーニング等、跡地利用計画素案の作成に取り組んでまいります。 ○小浜守勝議長 休憩いたします。  休 憩 (午後 3時58分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後 4時06分) ○小浜守勝議長 再開いたします。 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 それでは引き続いて、質問事項2.令和4年度の主な施策の概要について。質問の要旨(1)「平和への思いと豊かな文化が息づき 一人ひとりが輝き交流するまち」についてお伺いいたします。 ①の人権の啓発については省略します。 ②の文化財の保存と活用についてお伺いいたします。 ア.の国指定名勝「アマミクヌムイ」の指定で、国からの保存支援があるのかどうかお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 教育部長。 ◎島袋秀明教育部長 お答えいたします。 「アマミクヌムイ」に指定された越来グスクへの国からの支援につきましては、保存活用に関して、環境整備や指定地の購入等の補助メニューがございます。現在、進めております保全に関する計画につきましても、国の補助を活用して実施しているところでございます。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 ありがとうございました。 次に、イ.の越来グスクの保全に関する計画の策定内容をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 教育部長。 ◎島袋秀明教育部長 お答えいたします。 越来グスクにつきましては、琉球国の歴史・文化を示す貴重な文化財として保存、管理を計画的に進めるとともに、名勝としての価値の理解が深まるよう、指定地の保全整備を行ってまいります。 令和4年度は指定地の整備を進めるに当たり、遺構保存、植栽案内等の必要な計画を作成し、整備基本計画として取りまとめてまいります。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 次に、質問の要旨(2)の「夢を抱き 未来を拓く こどものまち」について。①の若年妊産婦の支援について。家庭や社会からの孤立を防ぎ、安心して出産の子育てができるような支援の取組をお伺いいたします。 ア.自立に向けた生活指導で自活できた実績をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 お答えいたします。 若年妊産婦の居場所では、居場所の職員である助産師、栄養士、保育士が子育てや生活習慣、調理などの生活指導を行うことで、子供を抱っこするようになる、世話の仕方や遊ばせ方が上手になる、起きる時間が早くなる、食事を取る、つくるようになるなど、愛着形成や生活習慣の改善などの変化が見られます。 また、社会福祉士が関係機関と連携しながら、就学や就労の相談支援を行うことで、高校を卒業し進学する、夜間就労から昼間の仕事に就く、資格を取得し正社員として採用されるなど、自立に向けた変化が見られています。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 次に、イ.の就学支援で各種学校の実績をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 お答えいたします。 若年妊産婦の居場所利用者の就学状況について、令和3年度の実績は、全日制の専門学校へ1人、大学の夜間コースへ1人が進学しております。また、居場所職員が子供の預け先など、就学を継続できるよう相談支援を行うことで、通信の専門学校に1人、通信高校に14人、定時制高校に1人が進学しており、そのうち2人が通信高校を卒業しております。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 次のウ.の就労支援等の取組をお伺いいたします。 (ア)の就学先別の実績をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 お答えいたします。 令和3年度の就学先別の就労状況ですが、若年妊産婦の居場所利用者の中には、子供がゼロ歳児で子育て中であることや、学校へ通学中である方がおりますので、それ以外の利用者の就労状況をお答えいたします。 中学卒業では、コンビニや事務のアルバイトが3人。高校中退では、コンビニやコールセンターなどでのアルバイトが3人、通信高校卒業では、アルバイトが1人、全日制の高校や専門学校卒業では、不動産業や理容業などで正職員が3人、アルバイトが1人、通信の高校や専門学校通学中では、コールセンターなどでアルバイトが9人となっております。 就労支援では、職業訓練や専門学校での資格取得をすることで、就職につながりやすい傾向となっております。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 だんだん実績も上がってきているようで大変うれしいことです。 次に、10ページをお願いします。②の待機児童の解消についてお伺いいたします。 まず、ア.の潜在保育士の復職の実績と計画をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 お答えいたします。 潜在保育士の復職につきましては、保育士の資格を持ちながら、1年以上保育士として勤務していなかった方が、保育士として復職した場合に、1人当たり10万円を支給する復職応援給付金がございます。直近3年間の実績といたしましては、令和元年度で38人、令和2年度で32人、令和3年度で22人となっております。 また、令和4年度につきましては30人を見込んでおります。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。
    ◆池原秀明議員 次に、イ.の県外保育人材の移住費の助成について、条件、内容、助成額をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 お答えいたします。 県外保育士誘致支援事業は、県外からの保育人材を確保するため、県外在住の保育士に対し、県内の認可保育施設で就労することに伴い要した渡航費や引っ越し費用を補助するものでございます。 補助対象となる方は週20時間以上かつ1年以上の勤務を行うことができる方となっており、補助額は2人以上世帯で40万円、単身世帯で20万円を上限としております。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 ウ.の保育士の正規雇用化の計画をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 お答えします。 保育士の正規雇用化を促進するため、保育士を非正規雇用から正規雇用へ転換した場合や、保育士を新たに正規雇用した認可保育施設に対して補助を行っております。 令和4年度につきましては、非正規雇用から正規雇用への転換を22人分、新規の正規雇用を12人分を見込んでおります。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 要望をしておきたいと思います。保育所も増設されましたけれども、保育士の人材確保が困難ということで、園児への適正配置ができずに、結果は待機児童の解決につながってないための今回の保育士の待遇改善のための助成が求められていると思います。そういうふうに保育士の皆さん方は訴えているわけですから、ぜひ改善してほしいということで要望に代えておきたいと思います。 それでは、③の(仮称)美里中学校区児童館の整備についてお伺いいたします。 放課後の居場所づくりについて、整備計画をお伺いします。 ア.の用地選定、場所、取得時期等をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 お答えいたします。 (仮称)美里中学校区児童館の整備につきましては、基本計画を令和2年度に策定しており、美里中学校区は範囲が広いことから、北美小学校区や美里小学校区のそれぞれに児童館を整備する予定となっております。 また、用地につきましては、基本計画において、各小学校に近い場所で児童館建設に可能な土地を選定した後、比較検討を行った上で優先順位を決定しているところであり、北美小学校区においては既に地主からの同意を得ており、一方、美里小学校区においては、今後、地主との交渉を予定しております。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 ありがとうございました。 次に、イ.の児童館整備計画のスケジュールと設備内容についてお願いいたします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 お答えいたします。 (仮称)美里小学校区児童館のうち、北美小学校区児童館のスケジュールにつきましては、今年度は基本設計を実施し、事業認定及び国税協議を行った後、用地を取得したいと考えており、令和5年度に工事を行い、令和6年度中の供用開始を目指して現在取り組んでいるところでございます。 また、設備内容につきましては、バスケットボールや卓球ができる遊戯室や、静かに勉強できる図書室や学習室、そして乳幼児室や相談室などを設置する予定であり、乳幼児から高校生までの子供たちが利用しやすい児童館になるように整備していきたいと考えております。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 ありがとうございました。 すばらしい計画が成り立つようにお願いしたいと思います。 次に、質問の要旨(3)「環境と調和し 安心して住み続けられるまち」についてお伺いします。 火葬場の整備について、持続可能な運営に向け、用地測量及び地質調査を実施するということになっておりますけれども、まず、①の火葬場の整備についてお伺いいたします。 ア.の用地の候補地を選定した場所をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎平安栄市民部長 お答えいたします。 火葬場建設候補地につきましては、現在、北部地域3か所まで絞込み作業を進めており、最終決定には至っておりませんが、火葬場建設候補地庁内選定委員会において、早期決定ができるよう取り組んでまいります。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 ありがとうございました。 次に、イ.の火葬場基本計画の内容とスケジュールをお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎平安栄市民部長 お答えいたします。 火葬場の基本計画につきましては、火葬場整備の設計、工事を進める上で根幹となる計画であり、設計の条件を整理し、建物の機能や規模、火葬の設備の検討、概算工事費の算出や運営手法の検討などを整理する内容となっております。 火葬場の整備スケジュールにつきましては、現在進めております最終候補地の決定後、6月補正予算に計上しております基本計画、用地測量、地質調査を実施してまいります。基本計画の策定後、令和5年度に基本設計、令和6年度に実施設計、令和7年度に整備工事を実施してまいります。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 ありがとうございました。 次に、②の公園整備についてお伺いいたします。 ア.の(仮称)松本公園の整備工事のスケジュール、整備内容をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎比嘉直樹建設部長 (仮称)松本公園は、池武当の旧教員宿舎跡で整備を進めており、令和3年度に用地購入及び実施設計を終え、今年度で工事を完了する予定でございます。 整備内容としましては、約700平方メートルの敷地の中央に芝生広場を配置し、公園の三方に桜を植栽し、そのほか、幼児用コンビネーション遊具、あずまや等を整備してまいります。 ○小浜守勝議長 池原秀明議員。 ◆池原秀明議員 これで本員の代表質問を終わることになりますが、これまで市当局の皆さん、長い間大変お世話になりました。そしてまた、教育部長などは、今年だけでしたので、今後とも御指導、御鞭撻賜りますように、よろしくお願いいたします。 それでは名残惜しいですけれども、また1市民となって、本市の繁栄のために頑張っていきたいと思います。よろしくお願いいたします。ありがとうございました。 ○小浜守勝議長 以上で会派日本共産党、池原秀明議員の代表質問を終わります。 会派にぬふぁ星おきなわ、宮城 浩議員。 ◆宮城浩議員 皆さんこんにちは。代表質問初日、4人目あとお一人残すところでありますが、さっそく所見も少し添えたかったのですが、今回、何故か代表質問、多岐にわたる形を書かせていただいて、結びは非常に本員もワクワクしている特定屋外喫煙場所についてという結びでいきたいと思うので、所見はほどほどにしまして、早速会派を代表いたしまして、代表質問に入らさせていただきます。 本員も、代表質問実は初めてなのです。それまでは先輩方にずっとお譲りしながら、また会派の中でも調整しながらということでやってまいりました。今回は代表質問を初めて作成する中で、思いがどんどん湧いてきて、それぞれのお伝え得意とするところをまた確認しながら、盛り込んでおります。特段、当然施政方針からというところの部分ありますけれども、確認をしながら提言も加味して質問させていただければと思います。 それでは通告書にしたがいまして、11ページです。質問事項1.令和4年度、2022年度の施政方針より、質問の要旨(1)新たな価値を創出して、「観光」で地域を活性化する沖縄市、施政方針の6ページです。以下伺います。 ①沖縄アリーナを活かしたまちの活性化とありますが、具体的な取り組みについて伺います。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 宮城 浩議員の代表質問にお答えいたします。 令和4年3月に策定した第2次沖縄市観光振興基本計画におきましては、地域や関係団体等と連携し、周辺地域の賑わいを創出することとしております。昨年度、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により中止となりましたが、沖縄アリーナで開催予定でございましたBリーグオールスター戦につきましては、まちなか誘客イベントの実施に向け、周辺地域や商店街の皆様と連携して取り組んでいたところでございました。 今後につきましても、地域との連携の下、このような沖縄アリーナとの催しと連携したイベントの開催や、商店街の魅力向上など地域経済の活性化に向け取り組んでまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 宮城 浩議員。 ◆宮城浩議員 ありがとうございます。 会派内でもいろいろとこれまで議論をしました。アリーナについては去る市長選挙の中においても、本員たち野党会派も反対ではない、しっかりとアリーナを活用していくべきだというところは一致した形の下で、視点を変えて市民のほうに、また支援者のほうに伝えてまいりました。非常に魅力ある施設というところは、沖縄市の皆さんであれば承知しているところなのですが、活性化という意味では、地域の商店街の皆さん本当にとれているのかというのは、少し疑問符がつきます。これまで沖縄市体育館でバスケット等々の大会をやってまいりました。多くのすばらしい方々がそこに携わり、いろんな誘客、回遊性を高めるということで、それを基に旗印で取組をやってまいりました。成功されましたか、部長。なかなか目に見える形ではないのです。一部の皆さんからは、商店街のせいにされているとか、形がまだ盛り上がってないとか、機運醸成を行政がやらざるを得ないとかです。そういうところのマッチングのずれが生じていないかというところは、本員たち会派の中では議論がありました。ただ、何もしないということではなくて、そこに積極的に、果敢に取り組んでいらっしゃるというところについては一定程度の評価をしながら、現在中心市街地の、また特段商店街の皆さんというのは、体制や体質が変わりましてですね、そういう方々をしっかりと踏まえ、行政がサポートできるということは改めて地域の皆さんと、またそこに集いしアリーナの魅力はそこで出すのが、大きなものではないのかと思ったりもします。本員は、アリーナはアリーナで魅力づくりを完結できる作り方、商店街は商店街で今、魅力づくりに一生懸命です。活性化というのは結果論であって、魅力づくりをしっかりやっているのです。これは言わずとも知れて、皆さんもよく感じていらっしゃると思います。各議員の皆さんもです。この魅力づくりが新たな後継者の皆さんとともに、これまでの地権者、地主さん家主さん、様々な課題があったところ、徐々に徐々に、柔軟に世代替わりしながら取り組んでいる商店街の取組というものをどうサポートしていくかというのは、行政ができるのは規制緩和です。インフラ整備です。そういうものではないのかと思いながらも、各商店街が、そして通り会全体として、そして地域、中心市街地全体としての取組が、アリーナをさらに高めていくというところではないのかと思ったりもします。いずれにしましても、取組状況については様々な形があると思うのですが、その辺はまた引き続きしっかりと行って理解を得ながら、マッチングのずれがないように、その施策、政策等がしっかりと活用できるような形を取っていただければと思います。 同様に今から新たな取組として価値を創出していくという、②でございます。夜の観光推進で、沖縄こどもの国のナイトZOOとありますが、取組についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 宮城 浩議員の代表質問にお答えいたします。 こどもの国のナイトZOOにつきましては、関連する予算を6月補正において計上しております。主には、ライトアップ整備に係る工事と、あとナイトZOOの開園に向けた、ソフト関連実施計画に要する委託料を上げさせております。ライトアップ整備につきましては園内全域を対象に、来園者が歩く園路を安全にするとともに、動物展示等を印象的に演出するための整備を行いたいと考えております。また、ソフト関連実施計画では、ナイトZOOの営業時間や実施期間も含めた運営手法、地域との連携方法などを検討してまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 宮城 浩議員。 ◆宮城浩議員 ありがとうございます。 これまでのナイトZOOの実績等々もあるわけですので、それを生かしながら改めてまたその期間限定的なものを定期化していくというところの認識でありますが、さらにまた魅力を高めてですね、特段携わる飼育員の皆さんなのか、またそこで携わるスタッフの皆さんなのか、そのキャストの配置っていうのですかね、そこもまたこの中に入れてソフト関連、実施計画というのは取り組まれる、携わりし方々のマニュアルというのですかね、そういう受入れる体制の状況もつくっていかないといけないのかと思ったりもします。ぜひ、魅力あるナイトZOOを期待しております。 ③は様々ありますので、質問の中で答弁調整ありましたけれどもこれは割愛させていただきます。 質問の要旨(2)雇用の創出と産業の支援で「経済」を活性化する沖縄市、7ページにありますが、以下伺います。 ①胡屋地区交通結節点の整備促進とありますが、これは本員も少し思いを加味しております。将来像としてコザ十字路地区を含めた整備をすることが国道330号の線としてのまちづくりにつながると思いますが見解をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎比嘉直樹建設部長 会派にぬふぁ星おきなわ、宮城議員の代表質問にお答えいたします。 コザ十字路は沖縄市交通基本計画において、胡屋地区と同様に交通結節点としての位置付けをしており、また基幹バスシステムの導入や、バス網再編を推進する地域公共交通総合連携計画では、胡屋地区をバスやタクシー等と乗り継げる都市間交流拠点、コザ地区を電動キックボードや電動アシスト自転車のシェアリング拠点等を備えた地区間交流拠点として、それぞれの役割を整理しております。本地区及びその周辺は、銀天街を初め、未来工科高校やコザ高校、安慶田土地区画整理地内などが存在し、地区内での移動支援を行うことで交流を促進し、地域活性化につなげていきたいと考えております。 ○小浜守勝議長 宮城 浩議員。 ◆宮城浩議員 ありがとうございます。 何か先立っての冒頭申し上げましたけれども、市長選挙です。我々はコザ、いわゆるターミナル構想というのを掲げました。これはバスではないのです。まさに今言う、相対的な周辺整備事業を掲げたんですが、なかなか運動が届かず、コザ対胡屋の対峙構造的な部分も生まれてしまいましたけれども、今言うまさにここに集約されております。線として、中心市街地活性化計画がもともとコザ十字路のところまであるわけですから、それを線として整備することで、もともとの機能で今回新たにバスタ構想が胡屋に加わりました。その前の高速バスの結節点というところも段階的に来ているわけです。国道330号の拡幅もそうです。間の交差点改良事業もそうです。いろんな形で点、点、点で来ていたものを線につなげるというのが大きな役割ではないかというところが、本員をはじめとする実は、今回出させていただいた政策の一端だったのです。メインだったのですが、伝えたいところを伝えきれなかったので、今回代表質問であえて入れさせていただきました。そういう考えの下で、ぜひ中心市街地の構想という非常に大きな役割を担うのは重々承知しておりますので、胡屋のみならず、コザ十字路の周辺を含めた整備事業を行うことでの線の、さらなる魅力づくりに寄与していただければと思います。 それでは②でございます。産業の振興を図るため、用途地域見直し等による企業誘致の推進とありますが、これまでの企業誘致とは異なるのか具体的にお伺いたします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 用途を変更する地域につきましては、基礎調査を行った上で、企業ニーズや地域の状況を整理した上で、企業誘致に係る基本方針を改定し、必要な用途変更につなげてまいりたいと考えております。用途を変更する時期といたしましては、今年度中に企業誘致基本方針を改定した上で、次年度以降に、関係部署と調整しながら進めてまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 宮城 浩議員。 ◆宮城浩議員 ありがとうございます。 様々な用途変更等はこれからまた必要に応じて出てくるかと思います。特段、東部地域も、元々比屋根土地区画整理事業が、そこの要望としてセットバックをして、道路沿いに関しては制限をつけて欲しい、中層地域だとかいろいろあったと思います。ただ時代の背景的にはそこの魅力づくり、地域のまちづくり、地域づくりとなった場合には、用途変更はやむなしというよりは、さらに魅力を高めるために必要ではないのかとも思ったりもしますので、その用途変更については、しっかりとその際には説明をしてもともとの地域、その指定するところのご理解をしっかりいただきながら、行っていただければと思います。 それでは③です。中城湾港港湾整備の促進とありますが、これまでの取組についてと、これからの取組について伺います。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 中城湾港の振興地区は、沖縄県における物流拠点として整備されるとともに、国際物流拠点産業集積地域として指定されており、生産機能と流通機能の拠点として、沖縄本島東海岸地域の発展に貢献をしております。中城湾港における港湾整備としましては、これまでうるま市と共同で事業を実施している中城湾港開発推進協議会として、毎年、内閣府や国土交通省などへ要請活動を行い、東埠頭岸壁の延伸整備や航路、泊地のしゅんせつ工事を実施している状況にございます。また、中城湾港におきましては、クルーズ船の寄港により、平成30年度は約4万2,000人、令和元年度は5万9,000人が来訪されるなど、今後も多くの方が来訪されることが想定されるため、観光振興の観点から、整備を促進することが重要になってまいります。今後も燃料運搬船舶などの大型船が就航するため、さらなる物流機能の強化とともに、内外から訪れる観光客の交流機能の強化が求められており、安定入港のための岸壁の延伸整備や埋没予防対策など、クルーズターミナルの整備等について引き続き国への要請を行い、整備の促進につなげてまいります。 ○小浜守勝議長 宮城 浩議員。 ◆宮城浩議員 ありがとうございます。 港湾整備については幾度となく各議員や東部の出身議員の皆さんからも上げられておりますね。機能を強化してほしい、機能を整備してほしいと。とりわけ沖縄市においての西側埠頭は、おおむね今の現状で既存の状態で、3分の2以上を面しているうるま市と、中城湾の推進協とまた絡んで、将来的にサンライズ湾岸ベルト構想等にもつながっていくでしょうし、とりわけこのクルーズ船については、やはり非常に問題になっているのは入港時の景観なのです。やはり集積地域である、いわゆる産業の集積地域である飼料が山積み、タイヤが山積み、機械が山積み、それがやはり小さいタイプの、那覇に入るような寄港するようなクルーズ船ではないのですが、その中規模クラスのクルーズ船が入ってくると高さがあるわけです。この景観から来ると、やはりなかなか見劣りがしてしまう。それは減りますよ。定期就航はもう本当に行政はじめ、いろんな方々からの要請で、定期就航に至りました。ただこれからコロナが落ち着き、これからさらに入っていくときに、さてどうするかということです。 早く、東部海浜開発のところに、浮桟橋構想で市長、ぜひ泊港同様でですね、あそこで受け入れる体制をつくるのもどうかなと思います。ぜひ、また引き続き、これについては魅力づくりになると思いますが中城湾の機能強化、機能を高めていくための取組はまだまだ続くと思いますので、うるま市としっかり連携をしていただいて、取り組んでいただければと思います。 それでは、質問の要旨(3)「こども」が夢と希望を持てる沖縄市、施政方針の7ページからとありますが、以下伺います。 ①貧困の連鎖を断ち切るため、こどもの貧困対策の充実や、ひとり親家庭・若年層の就労支援、給付型奨学金の拡充など、各種施策を総合的に推進しますとありますが、貧困の定義についてお伺いします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 それではにぬふぁ星おきなわ宮城 浩議員の代表質問にお答えいたします。 まず、貧困の定義につきましては、相対的な評価指標の一つとして、令和3年に県が実施しました沖縄子ども調査においては、世帯全体の年間の手取り収入を、世帯人数の平方根で割った額で表される等価可処分所得を算出しており、等価可処分所得が127万円未満の世帯を貧困層としております。参考までに申し上げますと、夫婦と子供2人の4人世帯の場合、等価可処分所得が127万円未満の世帯年収は254万円未満となります。次に、こどものまち推進部で行っております貧困対策事業の充実についてでございます。現在、貧困対策支援員の配置や、若年妊産婦の居場所の運営支援などに取り組んでおりますが、令和4年度におきましては、子供の居場所運営支援事業において、新たに実施場所を3か所増やし、計35か所で実施するなど、事業の拡大を図っていきたいと考えております。 ○小浜守勝議長 宮城 浩議員。 ◆宮城浩議員 ありがとうございます。 なかなか貧困の定義って分かりづらいです。それに関連して、いわゆる、非課税世帯というのもまた加わってくるでしょうし、この中に様々な取組もある中で、どれを基準にしていかないといけないのか、またどれがある一定程度の算定基準にしていかないといけないのか、担当部として非常に悩ましいということをお聞きしております。本員はですね、社会的弱者と言われている方々、ましてやコロナ禍でさらに影響を受けられた方々を行政が支援していく、これは当然のものだと思います。 またより具体的にピンポイントにはめていく。ここで皆さん見落としてほしくないのは、中間層と言われる方々、だから今回本員は貧困の定義って何ですかというキーをあえて持ち出させていただきました。中間層の定義もないのです。所得の高い方々は、幾ら以上っていうのはあるのです。それに合った形のものを今後求めていかないと、中間層と言われている、要は250万円以上、本市については、250万円以下が非課税世帯と言われているし、その中でまた貧困世帯127万だとかというところも出てくるでしょうし、ただ4人家族の場合は254万でしょ。そういうところだけ見るわけではないのですが、やはり一つの目安として、要は、あんまり貧困、貧困して、貧困と気づいてない人たちがあえて貧困と気づいてしまう、幸せに暮らしていた世帯もあったのに、もうなってないかという危惧するところがあります。 ただそういうところにしっかりと支援を伸ばしていくという行政の取組は必要ではないのかということを強く感じておりますので、その特段中間層、そこの皆さんが頑張って納税をして、その納税、所得の高い方々も確かにそうですが、その方々の納税によって、または大きくなりますと国政によって、地方の丸々の税収入によって、そういう方々が支援を受けられているということをしっかりと気づいていかないといけないだろうし、そこに対する手当も何があるだろうというのは、もう継続的な課題だと思います。当然、それに伴うピンポイントの支援をはじめとする、その中間層の皆さんの手当も、また一考をしていただきながらというところを願いつつ、本当に必要とされている方々への支援は、また、引き続きお願いしたいところでございます。 ②です。これはそういう形で、設置等についての役割はお聞きしましたので割愛します。 ページ代わりまして12ページ、質問の要旨(4)「健康」・福祉を第一に考える沖縄市、施政方針7ページから8ページとありますが、以下伺います。 ①住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、重層的支援体制整備事業の実施や、孤独・孤立対策の推進、障がい者支援の充実、介護人材の育成支援等とありますが、各自治体との連携が必要不可欠であり、介護人材の育成については専門職、並びに分野との協力が必要と考えます。具体的取組内容について伺います。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長兼福祉事務所長 こんにちは。にぬふぁ星おきなわ宮城 浩議員の代表質問にお答えいたします。 まず、重層的支援体制整備事業につきましては、制度のはざまにあることで行き届いていない生活課題や、高齢者や障がい者、児童、生活困窮者など、複数の分野にまたがる複雑化、複合化した支援ニーズに対応できるよう、包括的な支援体制を構築するものでございます。孤独・孤立対策や高齢者、障がい者福祉を推進する上でも、分野や属性を問わず、包括的に支援することが求められており、その実施に向けては地域を支える自治会や専門的支援を行う関係機関などとの連携体制を強化し、市民の抱える生活課題の解決に取り組んでまいりたいと考えております。 また、介護人材育成につきましては、介護職員等の新たな人材確保や定期支援等を目的とした就職説明会や研修会を行います。さらに県内初の取組となります市内各事業所に従事する施設職員の育成、及び新規採用者に対するキャリアアップ支援のため、介護職員初任者研修及び介護福祉士実務者研修の受講に要した費用のうち、法人が負担した費用の3分の2の額を法人に対し助成する取組を行うこととしております。 ○小浜守勝議長 宮城 浩議員。 ◆宮城浩議員 ありがとうございます。 結構凝縮した内容でお聞きしたのですけれども、なかなか聞きなれない重層的支援体制の整備事業ということで柔軟にいろんな様々な形を取り組んでいくという、端的に言えばそうですけれども、やはりそこには大きな課題があると。実は本員の甥っ子が介護関係の学校を今年度、今年卒業しました。4月から就職いたしました。こういうケースが出ています。通うに当たって、授業料、入学金、全部こっちで持ちます、企業側で。その代わり、1年、3年を勤めてください。それの青田買い的な、また囲い込み的なものも、実際今横行しているのもあるのです。卒業年次になりまして、学校紹介でこうアプローチしてきたところがあって、そこが勤めていただければ、その間またさらに、次の段階の高度就学っていうのですかね、介護士のさらに高い資格を取るためのそこに通いながらの支援とか、生活も賄いますという話があって、これは現場レベルしか知らない。そこの学校長は知らない。そういうケースがあって、もう学校紹介で就職するのは辞めろというのが本員の兄からありまして、実はその甥っ子は、自身でそういう介護資格を持ちましたので、それに準じた形でそこの就職が運良く決まりました。ただし、やはりそういうものが違った形で横行をしてきている昨今の介護業界のようです。昔でいう青田買いです。囲い込み。ただし、実態は現場レベルでの話でしかないとかです。もう卒業したら学校には関係ないのです。そこから後は本人と当事者の間の話になりますと。そういうところも、横行というのも語弊があるかもしれませんが、そういうニーズがあるからこそそういうところも、何か違った形で出てきているのかとありますので、ぜひ業界団体の意向や、そういう背景も加味しながら、すばらしいおじいさん、おばあさんを大好きとする、そういう介護職を素直に目指した方々に対する支援体制というものは、整えて現場に入ってみんなもうドゥマンギ、辞めてしまう傾向があるわけです。あまりのハードさに。やはりそういうところは、どのような形で、仕事の職場環境づくりというのはその事業それぞれありますけれども、そこに行きし介護職を求める、また改めて介護を仕事として、OBや途中家庭事情で休職、または一時的に離職されて、さらにまた再度、介護職に戻られる方々、これは保育士も同じようなことを言われると思うのですけれどもね、そういうところの支援体制というのは、まず実態把握、背景をぜひいろんなところからのものを入れて、せっかくの事業が、それにしっかりとはまるような事業にしていただければと思います。 続きまして、質問の要旨(5)です。誰もが安心できる「暮らし」を支える沖縄市、施政方針8ページとありますが、以下伺います。 ①地域の防災力と安全力を高めるため防災・減災対策、比謝川河川の洪水被害軽減等の対策、それぞれの取組を伺います。加えて、各地域の都市化によるこれまでになかった、地域での雨水による冠水対策は含まれていないのかお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 総務部長。 ◎我謝勝俊総務部長 こんにちは。にぬふぁ星おきなわ、宮城 浩議員の代表質問にお答えさせていただきます。 私のほうからは地域の防災・減災対策につきまして答弁させていただきます。地域防災力を高めるための防災・減災対策としましては、地域に根差した自主防災組織のさらなる結成促進をしていくとともに、自主防災組織による訓練の継続実施など、組織力強化に努めてまいります。 さらに、防災士資格取得を目指す市民へ取得補助の支援を行うことで、防災士の増加による地域防災力の向上に努めるとともに、災害用備蓄倉庫の設置や、継続した備蓄物資の整備など、防災・減災対策を実施してまいります。 ○小浜守勝議長 上下水道部長。 ◎新里智昭上下水道部長 こんにちは。それでは会派にぬふぁ星おきなわ、宮城議員の代表質問にお答えいたします。 現在、比謝川河川の洪水被害等の軽減を目的として、県による河川整備事業が進められております。事業の進捗といたしましては、県による河川拡幅工事に向け業務を進めており、令和4年度は国道330号から上流側の用地物件補償業務を行う予定と伺っております。また、平成28年度に浸水被害の軽減のため実施していただいた福地橋付近の暫定掘削につきましては、再び土砂等の堆積物が増え、浸水被害の再発が懸念されていることなどを踏まえ、改めて早期の比謝川河川整備に取り組んでいただくよう要請を行っているところでございます。本市の取組といたしましては、比謝川沿線の自治会と協力し、草木等が繁茂している箇所の確認作業やパトロールを実施し、土砂のしゅんせつ及び清掃作業に取り組んでおります。これまでになかった地域での冠水、雨水による冠水につきましては、昨今増加傾向にある集中豪雨が主な要因ではございますが、これに加え議員のおっしゃるように、都市化による宅地の増加についても影響はあるものと考えております。これまで地中に浸透していた雨水が地表上に長く滞留することにより、排水施設に負担がかかり、うまく排水機能が働かない状況もあることから、都市化による雨水、冠水の対策といたしましては、開発予定事業者などへ雨水貯留施設の設置を促すなど協力を求め、雨水の流出抑制を図っているところでございます。 ○小浜守勝議長 宮城 浩議員。 ◆宮城浩議員 ありがとうございます。 比謝川河川の洪水被害対策について危惧されるのが明確に出ておりますし、引き続きの整備が必要になってくるかと思いますので、これもしっかりと取り組んでいただければと思います。 都市化によるこの雨水の冠水対策なのですが、やはりこれは非常に大きいところで線状降水帯であったり、昨今の言葉で言えば、ゲリラ豪雨も懐かしく、最近使われる線状降水帯によるものという予想も出てきている中で、備えようがないのです。下地は低いので、周辺が整備されてくると上がってしまって、これまで以上の排水量を超えてしまうというのが、それはもう言わずとも知れている課題だと思います。開発業者というのですかね、そこに流出抑制を図っている、その支援等もまた今後必要になってくると思います。またその取組方法も踏まえているということもお聞きしますので、これはまた引き続き、しっかりと都市化による雨水冠水対策というところの観点から、しっかりとお願いしたいところでございます。 ②でございます。ゼロカーボンシティの実現に向けてとあります。当面の目標値やそれに向けた今できること、段階的に取り組んでいく具体的内容について伺います。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎平安栄市民部長 にぬふぁ星おきなわ、宮城 浩議員の代表質問にお答えいたします。 ゼロカーボンシティの実現に向けて、当面の目標値としましては、令和2年度に策定した沖縄市地球温暖化対策実行計画、区域施策編において、国や県と整合を図り、温室効果ガス排出量の削減に向けて、2013年度を基準年度とし、2030年度までに26%削減することを目標として設定しております。 取組としましては、行政はもとより、市民、事業者が日常生活や事業活動を営む上で、環境負荷の低減を実践することが重要であることから、これまでに太陽光発電システムや、CO2冷媒ヒートポンプ給湯器への省エネ機器設置に対する補助金交付を行っております。 また、エコドライブやグリーンカーテンなどの環境配慮に関する充実について、広報紙やホームページ等で行うとともに、省エネに関する情報を掲載した「おきなわし節エネガイド」を全世帯に配布し、普及啓発に取り組んでいます。 今後は、これまで本市が実践してきた温暖化対策の着実な推進とともに、公用車のゼロカーボンドライブの推進や、公共施設への太陽光発電設備の導入など、全庁的に取り組んでまいります。 ○小浜守勝議長 宮城 浩議員。 ◆宮城浩議員 ありがとうございます。 なかなかゼロカーボンシティという言葉自体が、聞き及んでいますけれども、やはり携わっている方々からすればなんだというところは分かると思うのですが、多くの市民の皆さんがなかなか身近でないのです。そういうところは今、言うように、広報紙等々との使い方があると思うのですが、もう毎度ながら周知、告知の、特段周知、動画を発信しているから、分からないのは市民ですではないのです。周知しているので、やはり一緒になってゼロカーボンシティを目指すというところにあるので、これは環境に即した形のものをどう伝えていくのかというのは今後の課題だと思います。行政として取り組むことはもう明確に出ているんです。周知、共有をどうしていくか、それをぜひ共に行っていければと思います。 それでは続きまして、③地域コミュニティの活性化や快適で住みよいまちの形成とるる凝縮された形で記されておりますが、重点課題として認識について見解を伺います。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 お答えいたします。 全ての施策について言えることでございますが、市民の皆様の暮らしを基本に地域を活性化することが重要であると認識しております。そのためにも、「プロジェクトK」においては、「観光」、「経済」、「子供」、「健康」、「暮らし」の5つの柱で基本方針を掲げさせていただいており、その一つ一つが重要であると認識しております。 市民の皆様の暮らしにつきましては、市民生活の質や、福祉の向上などが重要な要素と考えており、地域の様々な課題につきましては、地域コミュニティの形成が大きな役割を占めているものと考えております。また、その基礎となる都市基盤につきましては、重要な要素であることから、防災・減災や地球温暖化、自治会活動、交通網の整備などについてお示ししているところで、誰もが安心できる暮らしを支えることにつながるものと考えております。 ○小浜守勝議長 宮城 浩議員。 ◆宮城浩議員 分かりました。 8ページのですね、1.誰もが安心できる「暮らし」支える沖縄市というところから抜粋して質問をしていて、あまりにも凝縮されている重大課題ではないのかと一瞬思ってしまいます。今の御答弁から、やはりそれぞれある、やはりどうしてもまとめざるを得ない形なのかと。活字だけ見ると、安易にページ数が足りないからここに凝縮してしまったのではないかと思ってしまうのです。単純に説明があれば、やはり理解できるわけです。そういう中での取組をまた、取り組んでいただければと思います。 ○小浜守勝議長 休憩いたします。  休 憩 (午後 5時03分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後 5時13分) ○小浜守勝議長 再開いたします。 宮城 浩議員。 ◆宮城浩議員 質問事項の2です。これまでの施政方針を踏まえて、沖縄市の均衡ある発展についてということで、お伺いさせてください。 質問の要旨(1)東部地域についてでございます。 ①中城湾のサンライズ湾岸構想について見解をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 中城湾港サンライズ構想についてでございます。 中城湾港の新港地区をはじめ、西原与那原地区等を含む、沖縄県東海岸サンライズベルト構想につきましては、東海岸地域にもう一つの南北に延びる経済基盤の構築を目的に、沖縄県が令和2年度に策定をしております。 構想の内容につきましては、東海岸地域の活性化、発展において重要となる交通ネットワークの形成や東海岸地域の魅力を活かした観光の展開などが掲げられており、新21世紀ビジョン基本計画においても広域的な方向性の一つとして位置付けられております。 本市においても、沖縄県の均衡ある発展の観点から、必要な構想の一つであると認識しております。 ○小浜守勝議長 宮城 浩議員。 ◆宮城浩議員 ここ中城湾に面している所在市町村というのは沖縄市であり、うるま市、ほか北中城村、中城村、西原町、与那原町と、一部南城市というところになるのでしょうか。そこから形成されていくであろう、また沖縄県も踏まえて、国事業も入ってくるのではないのかと、当然ありますが、やはりこの沖縄県東海岸サンライズベルト構想については非常に楽しみがあります。 ぜひ、そこについては沖縄市が主導で、主体的に牽引するような役割を担っていただければと思います。 ②でございます。泡瀬漁港の新施設整備事業、沖縄市漁業協同組合より要請がされているのを含め、海の駅構想として一体的な取り組みによる活性化につながると思いますが、見解をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 泡瀬漁港の新設整備事業につきましては、平成25年3月策定の第3次沖縄市水産業振興基本計画において、沖縄市水産業の振興に向けた各種取組を総合的、効果的に進めるための新たな拠点施設として整備を支援することとされております。 また、沖縄市漁業協働組合におきましては、令和3年に(仮称)泡瀬漁港支援施設基本計画を策定し、本市に対し要請がございました。本市といたしましては、水産業の振興に向け、引き続き関係機関などの調整を行ってまいります。 ○小浜守勝議長 宮城 浩議員。 ◆宮城浩議員 続いてまいります。③高原交差点の改良と県道20号線の早期整備について認識と見解をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎比嘉直樹建設部長 県道20号線は本市の中心市街地と東部地域を結ぶ重要な幹線道路であり、4車線化により、渋滞緩和や生活道路への迂回の減少など、交通安全上にも大きく寄与するものと考えております。 また、高原交差点につきましては、沖縄地方渋滞対策推進協議会において主要渋滞箇所に位置付けられており、地域からも渋滞の苦情や対策の要望等もあることから、早期改良が必要であると認識しております。 本市としましては、県との意見交換の場などを通して、県道20号線の4車線供用及び高原交差点の早期整備を要望してまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 宮城 浩議員。 ◆宮城浩議員 ありがとうございます。 県道20号線、本当にもう切なる思いです。担当部、担当課もそうです。実は高原交差点もそうなのです。高原三差路から交差点になり、国道329号について右折地帯がない。非常に渋滞がもう断続的であること、慢性的なのです。指標で書かれている。国道だからと言って、ではどういうアプローチをしていくか、改良していくかというところになると思いますので、ぜひともこの高原交差点の渋滞緩和等による早期整備についてはもう、行政のみならず、各議員の支援もサポートもいただきながら、しっかりと現実的に行っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。 ④図書館整備と東部11自治会にある文化芸能の保存・継承すべく、防災拠点ともなる施設整備を提言しますが、認識と見解をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 教育部長。 ◎島袋秀明教育部長 図書館整備についてお答えいたします。 沖縄市立図書館は、周辺地域への波及効果などを踏まえ、BCコザにてサービスを提供しているところであります。しかしながら、いまだ蔵書数が目標に達してないことから、当面は市立図書館の充実を図りたいと考えております。 東部地域につきましては、移動図書館ちえぞう君のステーションを9か所設置しており、今後も老若男女の皆様に広く御利用いただけるよう努めてまいります。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お願いします。 現在、新たな文化施設の整備計画はございませんが、東部地域におきましては、無形文化財として、国の指定を受けた泡瀬チョンダラーや古謝獅子舞保存会において、文化芸能の保存・継承の取組がなされていると伺っております。 令和3年に市漁協において策定されました(仮称)泡瀬漁港新施設基本計画の新設整備に、文化芸能の保存・継承の機能についても盛り込むことができるか、併せて研究してまいりたいと思います。 ○小浜守勝議長 宮城 浩議員。 ◆宮城浩議員 実は泡瀬のお歴々の方から、合併に伴うお約束事で、東部泡瀬地域に様々な公共施設をつくっていくという話もあったんだということを大先輩からお聞きしました。「宮城約束ンディシェー破ラリタシミンアインドー。ヤクトゥ約束トゥイインドー」というお言葉も聞きました。でもやはり時代の背景とともに変わってくるわけです。それをまた十分踏まえながら、その約束事をどのようにして時代背景とともにつくり上げていくのか。要はこれ、1、2、3、4と分けましたけれども、この施設整備事業単体のみならず、複合的なものをやることで、図書館の整備や東部11自治会、とりわけ泡瀬復興期成会のチョンダラーや、その無形文化財等々を含めた地域の文化芸能を継承したいという施設は、熱望なんです。これはもう皆さんの耳に届いていると思います。それを複合的な一体的な海の駅構想としていかがでしょうかという提言に取りまとめさせていただきました。ただ、当然抜粋ですので、東部地域の方へはそれのみならず、様々な課題があるかと思います。 ぜひともまた一考いただきながらです。現存すべき優先事項等を踏まえて取り組んでいただければと思います。 続きまして、13ページ、質問の要旨(2)西部地域についてです。 ①中心市街地の商店街の活性化については、アーケードや建造物の老朽化による様々な課題があり、各通り会との連携を図り、インフラ整備の支援が喫緊の課題と思いますが、本市の商店街に対する支援の考え方をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 組合所有のアーケードにつきましては、民間の施設でございますので、基本的には組合が主体的に修繕等の整備、修繕等の対応をしていただいているものと認識しておりますが、各商店街の組合と情報交換を行う中で、支援が必要な際には随時調整をしているところでございます。 また、沖縄アリーナが供用開始され、市民の皆様はもちろん、県内外からお越しの皆様にはぜひ中心市街地の商店街へ足を運んでいただきたいと考えておりますので、商店街と連携し、誘客を図るソフト事業の取組も含めて、支援を行ってまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 宮城 浩議員。 ◆宮城浩議員 部長、もう御承知かと思いますが、沖縄市の路線価格2か所です。グラウンド通りとパークアベニュー、沖縄県全体は10何%の部分で路線価格上がっています。グラウンド通り、1.何%だったと思います。パークアベニュー、コンマ7%です。0.7%です。なぜですか。路線価格。全体として上がっています。そこの敗因・要因にというものも背景というのがあるのです。だからインフラ整備がアーケードのみならず、様々な形、今、通り会は先ほども申し上げました、魅力づくりに躍起です。果敢です。取り組んでいます、チャレンジしています。それを行政がどのようにして取り組んでいくかっていうのは、行政ができるのは規制緩和であり、それの取組や条例やそういうルールづくり、地域のルールづくりが必要です。行政として取り組むことがどういう支援につながるのかというところはぜひ、またそこにも手を入れていっていただければと思います。 ②キャンプ瑞慶覧ロウワー・プラザ地区の土地の取得の進捗状況にもよりますが、跡地利用の方針、隣接する周辺整備や一帯的なグランドデザインについてお伺いします。 これは、いわゆる接道する周辺の道路です。もう既に、そういうところも含めた全体的なグランドデザインはあるのか、これまでの計画としてあったものがどう展開していくのかということをお聞かせください。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎比嘉直樹建設部長 キャンプ瑞慶覧ロウワー・プラザ住宅地区につきましては、返還後の円滑な土地利用のため、緑地公園等の公共施設用地を確保する先行取得に取り組んでおり、これまで約9,700平方メートルを取得しております。 跡地利用計画につきましては、平成23年度に作成した跡地利用計画素案から周辺環境が変化していることから、今年度、新たな土地利用計画素案を、北中城村側の先に返還されているサウスプラザ地区も含めて、北中城村と共同して作成する予定となっており、有効な土地利用と円滑な交通が図られるよう、国道や県道との接続方法を検討するとともに、沖縄アリーナや周辺商業施設との調和並びに地域の魅力創出に向け、地権者会及び関係機関等と協議を進めてまいりたいと考えております。
    ○小浜守勝議長 宮城 浩議員。 ◆宮城浩議員 引き続き実務的なもので今、先行していると思いますので、先行取得を組合組織の後押しをしっかりしながら速急に進めていただければと思います。 ③中の町土地区画整理事業の推進に合わせて、隣接する中の町社交街地域の魅力発信に繋げ環境整備をしていく考え方もあるのか伺います。 ○小浜守勝議長 建設部参事。 ◎川満輝繁建設部参事 こんにちは。会派にぬふぁ星おきなわ、宮城 浩議員の代表質問にお答えします。 私のほうからは、中の町地区土地区画整理事業についてお答えいたします。 中の町地区は、昭和36年の都市計画決定後、平成28年2月に事業認可を取得し、約3.4ヘクタールの区域において事業を行っているところでございます。 当該事業地区は住宅等が密集する既成市街地でありますことから、地区内に約200戸の建物が現存しており、現段階ではそのうち約94%に当たる189件の建物移転対象を見込んでおります。 事業の大まかな流れといたしましては、現在、換地設計の検討と併せて、権利者個別説明を行っている状況であり、令和5年度の仮換地指定を目指し、作業を進めている状況でございます。 仮換地の指定後は、建物補償、工事の運びとなりますが、そのためには建物補償費や工事費など、事業実施に必要な財源が大きな課題となります。円滑な事業の推進に向けましては、沖縄県に対しまして事業の必要性などについて説明を行い、事業に必要な予算確保に向け粘り強く働きかけながら取り組んでまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 中の町地区は、飲食店やバー、スナック、ライブハウス、民謡酒場など、魅力的な店舗が集積する本市中心市街地の顔として人気を誇っております。 しかしながら、新型コロナウイルス感染症の影響による緊急事態宣言等により、通常営業ができない期間が重複しておりましたが、現在では営業活動も再開され、徐々ににぎわいが戻りつつあります。 そうしたコロナ禍における経済対策といたしまして、本市では令和2年度以降、店舗改修や備品の取得などに対し補助金を交付いたしました。これにより、中の町エリアでも多くの事業者が店舗リフォームやトイレ等改修修繕を行うなど、環境整備に寄与できたものと考えております。今後、中の町社交組合や自治会、関係団体と連携し、中の町地区がさらに魅力的なエリアになるよう、支援をしてまいりたいと思います。 ○小浜守勝議長 宮城 浩議員。 ◆宮城浩議員 もう1日も早い中の町土地区画整理事業の、まず換地設計ですか、令和5年度というより今年度でやりますぐらいの勢いでやっていただけないかと強く熱望します。中の町の社交街につきましては、もうテナントが古くなっているのです。一戸建てのところもあるので、やはりそこと隣接する、開発行為と隣接するところというのですか、土地区画整理事業と社交街のものというのは、もう御承知かと思います。剥離で崩れていってそれを直していく。でも家主はもうほとんど世代替わりしてくる。どこに行っているのか分からない。そういうところもありますので、現状実態を踏まえ、しっかりと健全で明るい中の町社交街をしっかりと備えつつ、隣接する中の町土地区画整理事業もしっかりと行っていくというところを熱望します。 それでは④です。eスポーツ普及推進による拠点形成が老若男女をはじめ、とりわけ障がい者の自立支援のきっかけにもつながると考えますが、eスポーツの認識と見解を伺います。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 eスポーツは、国内や国際的なスポーツ大会も開催されるなど、近年盛り上がりを見せております。本市といたしましても、令和3年度に市内で開催する新たなスポーツイベントの支援として、eスポーツに係る2事業者に補助金を交付しております。また、令和3年度に策定いたしました第2次沖縄市観光振興基本計画におきましても、eスポーツに関するイベントの誘致等に向けた取組について、地域と連携して推進するということとしております。 今後は、スポーツコンベンションの推進施策の一つとして、障がい者や高齢者向けのeスポーツの普及や振興も含め、引き続き関係者と連携を図り、取り組んでまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 宮城 浩議員。 ◆宮城浩議員 ありがとうございます。 引き続き、この辺はもう情報をしっかりと取りながら、こちら側から仕掛けていくという形のスタンスで、eスポーツについては推進していただければと思います。 続きまして、質問の要旨(3)中部地域について。①コザ十字路再開発事業構想について見解を伺います。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎比嘉直樹建設部長 現在、コザ十字路周辺の再開発の整備予定は特にございませんが、当該地域地域は狭隘な道路が多く、老朽化した住宅が密集しているなど、課題がある地域だと認識しております。 本市の中長期的なまちづくりの方針となる都市計画マスタープランにおいても、当該地域は住宅地の防災性及び住環境の向上や商店街の再生を図るなどとされております。 本市としましては、コザ十字路周辺地域の活性化は必要と考えており、関係部署及び地域住民の御協力や御理解の下、まちづくりの機運を高めていきたいと考えております。 ○小浜守勝議長 宮城 浩議員。 ◆宮城浩議員 引き続き、再開発整備構想というのですか。そうなりますが、周辺の整備事業をしっかり高めていっていただければと思います。 世代替わりしています。なかなか難しくなってきますので、早期の構想をしっかりと立てて、ゾーニングを行って、魅力あるコザ十字路周辺の整備に向けて取り組んでいただければと思います。 続きまして、②安慶田地区土地区画整理事業の住環境の改善、事業計画の変更や物件移転補償等を行いますとありますが、具体的な取組について伺います。 ○小浜守勝議長 建設部参事。 ◎川満輝繁建設部参事 お答えします。 安慶田地区土地区画整理事業は、住環境の改善を目的に、昭和36年に都市計画決定を行い、平成21年度に事業認可を取得し、地区面積約8.7ヘクタールの整備を進めております。当該地区の課題である老朽化した建物の密集及び行きどまりや、狭隘道路、国道330号へとつなぐ安慶田中線の道路整備による住環境の改善に取組を進めております。 現在、5年ごとの事業進捗の状況を考慮しながら、事業計画の変更に向け作業を進めている状況でございます。 また、令和4年度における物件移転補償につきましては、水路整備に係る建物を対象に、物件移転補償契約、5件を予定しております。そのうち2件については既に契約済みとなっております。 残り3件につきましても早期に契約を行えるよう、補償交渉を進めているところでございます。しかしながら、当該事業箇所につきましては、都市計画決定から長い年月が経過しております。早期事業の完了に向けましては、スピード感を念頭に置き、円滑な事業推進となるよう事業に必要な財源確保に向け、沖縄県へ粘り強く働きかけながら、取り組んでいきたいと考えております。 ○小浜守勝議長 宮城 浩議員。 ◆宮城浩議員 ②は安慶田土地区画整理事業も換地設計を終えて実際の実務的なものも入っているんですがなかなか、1年に5件、相手のあることなので難しいところありますけれども、これもやはり、しっかりと早期の実現に向けて、沖縄市の静脈道というのですか、真ん中を通るような格好になりますので、ぜひ、しっかりとした整備に向けて周辺の区画整理事業が進んでいくことを望みます。 ③美里・美原地域をスマートシティのモデル地域として地域型DXに選定することで、デジタル田園都市国家構想の推進のきっかけになるのではと考えますが、見解を伺います。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 お答えいたします。 国はスマートシティについて、デジタル技術を活用して、市民生活の質、都市活動の効率性の向上など、地域の抱える様々な社会課題を高度に解決することを通じて、新たな価値を創出し、持続可能なまちづくりを目指すとしております。 現在、スマートシティの実装に向けた中長期ロードマップの策定や、官民による施策の取組に向けた具現化を検討していることから、国の動向を注視してまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 宮城 浩議員。 ◆宮城浩議員 多くを語りたいのですが、デジタル田園都市国家構想も、いわゆる地方型デジタルトランスフォーメーション、様々な着地点があります。デジ活であったり、産官学の都市交通、SDGs未来都市型のいわゆるDX、最終的にはデジタル田園都市国家構想の柱となり得るというところもあるようですので、これはまた今後に向けて引き継いでまいりたいと思います。 続きまして、質問の要旨(4)北部地域について。①北美小学校区通学支援、中学校進学時の中学校区は美里中学校と通学困難地域と考えます。ほかの学校に比べて、その認識とスクールバスネットワーク構想により今後の北部地域の地域づくりにつながると考えますが、見解を伺います。 ○小浜守勝議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 会派にぬふぁ星おきなわ、宮城 浩議員の代表質問にお答えします。 国の通学距離の基準では、中学校でおおむね6キロメートル以内であることが適正とされております。本市立中学校の通学距離は最大で約4.4キロメートル、平均で約2.0キロメートルとなっており、国の基準の範囲内となっております。 美里中学校区は、市内、他の中学校区より範囲が広く、場所によっては通学距離が長めとなっていることは承知しておりますが、通学距離は国基準の範囲内となっております。 スクールバス導入につきましては、人口減少に起因する学校統合に係る児童生徒の遠距離通学の状況を解消するために導入された例がありますが、本市立学校の通学距離は適正の範囲内となりますので、スクールバスの導入につきましては大変厳しいものと考えております。 教育委員会としましては、地域や学校と連携協力しながら、子供たちの通学時の安全性の確保に向けて取り組んでまいります。 ○小浜守勝議長 宮城 浩議員。 ◆宮城浩議員 後ろ向きだと大きく答えたいぐらいです。時間がないのであれですけれども、やはり明らかに違うのです。北美小学校区は、登川又は池原方面の子供たちというのは、人口減少、整備したらあそこは増えています。それをぜひ考えていただければと。国や県の示された何キロメートルというのは分かります。分かるのですけれども、明らかに北美小学校区の子供たちは美里中学校しかないのです。中学校をつくってくださいと言いたいところなのですが、そこまでの人口増加にはつながっていない。魅力をつくるためにやはりそういうものも必要であろうというところですので、その適正の範囲内だからって示されたもので収めないでください。ぜひ、地域住民の皆さんのニーズ、子供たちの将来像とか、地域の将来像を考えると、一考の余地はあるかと思います。ぜひお考えください。 ②倉敷ダム、倉浜衛生施設組合、沖縄葬祭場、モータースポーツマルチフィールド沖縄、東南植物楽園、養鶏団地、畜産業、各産廃施設等と多くの工業系企業の集積地域となっておりますが、改めてそれぞれの役割を明確に共有し、この地域の将来像についての見解を伺います。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎比嘉直樹建設部長 この地域は沖縄市都市計画マスタープランにおいて、将来のまちづくりの目標像として、自然環境と都市環境が調和する産業のまちを掲げ、緑地の保全や適正な土地利用の誘導等を図るものとされております。 当地域は倉敷ダムや東南植物楽園など、貴重なまとまりのある緑地を有しており、また畜舎等の食を支える施設や、ごみ処理施設等の生活基盤となる施設などが集積していることから、当地域の活性化に当たりましては、庁内関係部署と連携して取り組んでまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 宮城 浩議員。 ◆宮城浩議員 点在している様々なところがあります。特段国道329号の左側といいますか、あの一帯はどうも迷惑施設集積地域的なイメージが強いです。農業振興もやらないといけないし、ましてや牧港補給基地の受入れからすると道路整備も変わってきます。広げて言えば、池武当インターチェンジまで広がります。そこのことを考えると、ゾーニングするなり、条例の附帯事項であった2年ごとの見直し、必要に応じての見直しとかもあったはずです。それを踏まえて、あの一帯のさらなる魅力づくり、将来像を明確に示していただければと思います。 質問事項3.公園行政について。質問の要旨(1)本市各公園について伺います。以前、提案させていただき遊具付近に設置されています各公園の季節による、これからの夏場や日差しによる火傷注意。また暑さ注意の注意喚起サイン。そして冬場の寒い時期、乾燥時期の静電気除去対策について進捗状況を伺います。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎比嘉直樹建設部長 議員より令和3年12月定例会で御提案いただきました、日差しや暑さに関する注意喚起や静電気の除去対策につきましては、まず静電気除去対策を優先し、公園利用者が多く、複合遊具がある近隣公園で実施しており、公園内のあずまやや施設看板の背面等に注意喚起と静電気除去シートを張りつけて対策を行っております。 また、日差しや暑さに関する注意喚起の看板設置につきましては、これから夏場を迎えることから、現在順次対応しているところでございます。 そのほかホームページを活用した周知にも取り組んでおり、引き続き利用者の意見を伺いながら、有効な対策を講じてまいります。 ○小浜守勝議長 宮城 浩議員。 ◆宮城浩議員 ここをちょっとお見せしてよろしいですか。これが除去シートの現物だそうです。静電気の除去シートです。これを触るだけで静電気が取れるそうです。ガソリンスタンドのあれを、これはパットかと思いきやこういうのがもう出ているということです。これを今、担当課としては設置を行っているというところですので、あとは設置がしっかりと目に見えるところにあるというところが課題だと思いますので、これはまた季節ごとの注意喚起サインも含めて、しっかり行っていただければと思います。 さて残すところ2分でございますが、質問事項4.特定屋外喫煙場所について。質問の要旨(1)受動喫煙による健康増進改定に伴い本庁舎内敷地の第1種としての公の施設に位置付けられ、全面禁煙となりました。 また、同時に特定屋外喫煙場所が設置できることもありました法改定であり、これまで事あるごとに設置根拠となる多くの資料を示し、とりわけ本市における市たばこ税の安定的な「自主財源」確保や、たばこを吸われない方々、そもそも受動喫煙にならないための特定屋外喫煙場所であること。共存共栄の観点になると確信しておりますが、その後の検証を含めた本市の考え方を伺います。 ○小浜守勝議長 総務部長。 ◎我謝勝俊総務部長 お答えいたします。 特定屋外喫煙場所設置につきましては、令和3年度に庁内関係部署による市役所における敷地内喫煙場所設置等検討委員会を設置し、これまで3回検討会議を実施しております。 委員会におきましては、庁舎管理、たばこ税の確保、市民の健康増進などの観点から検討を行っており、屋外分煙施設の設置で、今後の地方たばこ税の継続的、安定的な確保につながる可能性があるとの意見があった一方、厚生労働省から示されている特定屋外喫煙場所の設置可能な条件の一つである、常に人が立ち入らない場所であることがクリアできないこと。また、設置することで喫煙治療を阻害し、受動喫煙や3次喫煙の機会を増やし健康被害を助長することなどから、設置に対して、多くの市民からの賛同は得られないのではないかとの意見が多数でございました。 ○小浜守勝議長 宮城 浩議員。 ◆宮城浩議員 ありがとうございます。 検討委員会そのものが設置されたのは非常に喜ばしいことです。状況を踏まえるということ、実態把握をするのは大切であり、ただ市民から設置の要望はない、当たり前ではないですか。市が勝手に全面禁煙したのですから、「病院と一緒だからもう沖縄市役所もできなくなったんだ」で終わりです。当たり前、要望があるわけないではないですか。それは勘違いしないでください。検討委員会の皆さんにも伝えておきます。市民から要望があるわけないでしょう。こんな状態でいきなりやったのだったら当たり前です。ただ、やはり数少ない喫煙者の皆さんのことからすると、やはりこれはもともと特定喫煙場所が同時にあったということを知らない職員もたくさんいたはずです。健康増進法に伴い、受動喫煙に伴ってそれが全面禁煙になったのが先に走ってしまって、これが抜け落ちてしまっているわけです。これをずっと言っているのです。続いて、これはまた言っていきたいと思います。 それでは、最後にこのような形での屋外喫煙についてのものをさせていただきました。にぬふぁ星おきなわの代表質問を終わらさせていただきます。ありがとうございました。 ○小浜守勝議長 ありがとうございます。 以上で会派にぬふぁ星おきなわ、宮城 浩議員の代表質問を終わります。 護憲凛の会、諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 会派護憲凛の会を代表しまして、議席番号20番、諸見里宏美のほうが今回、代表質問を行ってまいりたいと思います。 大分時間が、6時前となっておりますが、しばらくの間皆様おつき合いのほどよろしくお願いいたします。そして職員の皆様もよろしくお願いいたします。所見を述べようと思って一応書いてきたのですが、もう時間も時間となっております。後ろの視線が、痛く痛く突き刺さっておりますので、早速代表質問を行ってまいりたいと思います。 質問事項1.令和4年度施政方針について。質問の要旨(1)6ページ、一、新たな価値を創出して「観光」で地域を活性化する沖縄市より。 ①夜の観光を推進するため、「沖縄こどもの国」ナイトZOOを開始しますとありますが、これまでのサタZOOナイトやZOOナイトとの違いをお伺いさせてください。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 それでは、会派護憲凛の会、諸見里宏美議員の代表質問にお答えいたします。 サタZOOナイトやZOOナイトにつきましては、期間限定でのイベントとして開園しており、動物園エリアを照明で点灯し、実施しておりました。新たな夜間開園に向けては園内全域を照明で演出をし、動物エリアだけではなく広場や池なども含めた計画をしているところでございます。 また、開園につきましてもスポット的なイベントではなく、一定期間を通した開園を予定しているところで、運営方法なども含め、指定管理者とも協議してまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 ありがとうございます。 これまでと何が違ってくるのかということで、全園をライトアップしていく。そして期間も限定するので、一定期間、こうやっていくということなのですが、動物の中には夜行性の動物、それからまた昼間だけ活動する動物というのがあります。この辺り動物に対する配慮、先ほど宮城議員のほうからは、職員体制に関するこの配慮等ということがありましたが、動物たちの生態に関して、やはりストレスを感じる動物たちが多いと思うのです。これが時間が長ければ長いほど人目にさらされている。この辺りのこの配慮というのは、どのような形で行っていくのかということを少し教えていただけますか。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 お答えいたします。 開園時間や運営手法等につきましては、今年度に実施するソフト計画において、課題等を整理し、実施手法等を検討していきたいと考えております。動物へのストレスにつきましては、動物への直射を避けながら、印象的な照明空間をつくり出すことを前提とした計画となっておりますが、動物への影響につきましては想定が及ばない部分もありますので、管理運営を担う沖縄こどもの国財団とも連携を図りながら実施してまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 ありがとうございます。 これから詳細に関して詰めていくということなので、この動物たちへの配慮、ストレスを与えないように、今、ゾーニング計画で大分動物たちが配置されている状況にあります。これがライトアップすることによって、動物に与える影響ということもやはり獣医師さんともすごく意見を調整していきながら、ライトアップをしていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 次に移りたいと思います。②FIBAバスケットボールワールドカップ2023の成功へと導く具体的な取組についてお伺いします。 また、2ページには沖縄らしいおもてなしで、わがまちの魅力をアピールするとあるが、具体的にどのようなことを行うのか具体的に説明されたい。 さらに、世界のトップ選手との触れ合いにより、こどもたちに夢をとありますが、このトップ選手との触れ合いの部分も具体的に説明お願いいたします。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 お答えいたします。 いよいよ世界トップレベルの選手が集う、FIBAバスケットボールワールドカップ2023まで残り1年2か月となっております。目の前で世界のトップの選手を見ることで、多くの感動を与えるだけでなく、子供たちに夢を与える機会になるものと考えております。 今年度は、本大会に向けた機運醸成をするべく、ワールドカップアジア地区予選を1年前の8月に誘致し、それを機にバナーやのぼり旗、横断幕等を活用したシティドレッシング等を行うべく、本議会に予算を計上させていただいているところでございます。 また、本大会においても世界各地で予選が続いており、令和5年度に入って、出場国が確定してまいりますが、事前合宿なども活用しながら、どのような形で選手や関係者と連携し、沖縄の食・文化を堪能してもらえるのか、また、ファンたちと触れ合える機会を設けることができるのかも含め、日本バスケットボール協会及び関係部局と意見交換を続けていきたいと考えております。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 頑張っていただきたいと思います。 特にこの世界のトップ選手との触れ合いということはすごく夢があるのです。子供たちというのはやはり生で触れ合う。そしてこの選手にお会いするということがやはり自分たちの将来の夢にもつながると思います。これが早期に実現できるようにです、ぜひJBAのほうとの調整もよろしくお願いいたします。 では続いて行きたいと思います。質問の要旨(2)です。施政方針7ページ、一、雇用の創出と産業の支援で「経済」を活性化する沖縄市より。 ①農民研修センター周辺のまちづくりについて具体的な内容をお伺いいたします。 以前に、この農民研修センター付近、クランク交差点という形でいびつな形の十字路になっております。それの整備も含まれておりました。これも含めてこの辺りがどのような形で整理を行っていこうとしているのか、まちづくりを行おうとしているのか、少し具体的に教えお聞かせください。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 諸見里宏美議員の代表質問にお答えいたします。 農民研修センター周辺のまちづくりにつきましては、当該地のにぎわいの創出を目的に、隣接のJA沖縄ファーマーズマーケットちゃんぷる~市場と連携した各種イベントを展開し、集客数の増大や地域の活性化につながるよう取り組んでまいります。 なお、農民研修センターの触れ合い広場につきましては、国道329号と県道26号線が交わるクランク交差点の解消に伴い、広場面積が縮小されると伺っておりますので、縮小後も当該地のにぎわいが失われないよう、イベントの開催方法についても今後検討してまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 ありがとうございました。 こちらのほうの周辺のまちづくりについてということだったものですから、イベントとそれから何か集客を見合うようなそういう施設、そういう整備をしていくということで、あとまちづくりと言ったものですから、その周辺一帯を区画整理あるいは何かしていくのかとちょっと思いました。クランク交差点、しかし、農民研修センターのこの触れ合い広場ですか。これは今、植木市、そういうものが開催されております。この植木市に参加される方々というのは、駐車場に止めて、そこから植木を運んでいけるということで大変利便性がいいということで喜ばれている施設、広場なのです。そういう意味で、それが縮小されて駐車場確保が難しいということにならないような整備計画を立てていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 では②です。(仮称)知花花織会館整備の可能性調査について、知花花織会館とはどのような機能を有する施設なのか、具体的に説明されたい。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 可能性調査を行いますが、可能性調査の取組につきましては、現計画(仮称)沖縄市工芸の郷整備基本構想・基本計画の基本理念、基本方針を踏まえながら、より効果的な施設運営及び適正な規模を目指すとともに、既存の枠にとらわれず、あらゆる手法による整備の実現可能性を念頭に調査を行ってまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 以前の工芸の郷の理念、そして、そういうものも含めながら、どういう可能性ができるのかということを今後の調査というか、可能性を探っていくということなのですが、これがどういう規模になってくるのか、どこにどういう、知花花織ですので北部地域のほうに知花、登川、あの近辺にできるのか、それもまた可能性として調査していくわけです。これをやはり待ち望まれております。工芸の郷、北部地域の方々からは、ぜひ早期に実現できるような体制をつくっていただきたいと思います。 では続いて行きます。質問の要旨(3)施政方針、7ページ、一、「こども」が夢と希望をもてる沖縄市より。①貧困の連鎖を断ち切るため、こどもの貧困対策の充実とあります。具体的な内容、取組についてお伺いさせてください。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 諸見里宏美議員の代表質問にお答えいたします。 現在、実施している主な支援策としましては、こどもの居場所支援事業や、若年妊産婦の居場所の運営支援、さらに貧困対策支援員を配置し、支援を必要とする子供に関して、関係機関との情報共有や適切な事業等へつなげる支援を行っております。 令和4年度の取組としましては、こどもの居場所について新たに3か所増やし、計35か所で実施するなど、事業の拡大を図っていきたいと考えております。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 今回はこの居場所事業を新たに増やしていって35か所に増やしていくということなのですが、以前にはこのこどもの貧困対策の中で、こども食堂あるいは学習支援を行っている団体等々がありました。その中でやはり横との連携がなかなかできていない。それから要対協とのつながり、そしてまたこの辺りが課題となっていたと思います。そういうところをやはりこの令和4年度課題解決を進めていただきたいと思います。 特に今回、次の質問の中にも入ってきますが重層的支援体制整備、ここの部分でもこの貧困対策、子供たちのこの相談支援対策というのも含まれてくると思いますので、きちんと整理していただきたいと思います。 次、行きます。②ひとり親家庭・若年層の就労支援について、取組内容をお伺いさせてください。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 本市では、1人世帯及び若年層を含む市民全般の就労等支援事業として、通称ジョブカフェを運営しております。ジョブカフェでは、一人一人に寄り添ったきめ細やかなキャリアカウンセリングをはじめ、応募書類の作成支援、面接対策、職場体験、各種セミナー等のイベントを実施しております。 今年度につきましては、ひとり親世帯に特化した取組の予定はございませんが、新たに就業応援講座として、初心者を対象にしたパソコン講座を予定しております。 また、若年層につきましては、オンライン職業人講話や、沖縄職業能力開発大学校との連携の下、就業意識の向上を図るための取組を計画しており、就業につなげてまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 ありがとうございます。 今回はひとり親に関しては特化したものはないのですが、継続していっているわけです。ですから少し頑張っていただきたいと思います。 若年層へのこの就労支援に関しても、やはりいろいろと課題が出てきているかと思いますが、頑張っていただきたい分野ですので、ぜひ引き続きお願いいたします。 では続いてです。③給付型奨学金の拡充とありますが、具体的にお伺いをしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 教育部長。 ◎島袋秀明教育部長 諸見里宏美議員の代表質問にお答えいたします。 学ぶ意欲があるにもかかわらず、経済的な理由で県内の大学等へ進学することが困難な学生に対し、入学支度金を奨学金として給付する事業を令和2年度よりスタートいたしました。3年目を迎えます令和4年度は、過去2年間の候補者の実績を踏まえまして、より多くの学生が対象となるよう令和3年度の10人から36人まで拡充を予定しております。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 ありがとうございます。 すごい10人から36人、1.5倍ぐらいの予算を確保していただいて、それだけ子供たちを救おうとしていることが、敬意を表したいと思います。また称賛に値すると思います。 しかし、これまでの2か年間、10人、実績を見ると36人という、この方々に対して、応募要件から外れてしまった方々に対してのフォロー、どうだったのかというのがやはり疑問に浮かんだんです。今回は36人まで拡充しました。36人に拡充してそれ以上になった場合はどう考えているのか。そしてまたそれから外れてしまった方々に対してのフォローをどう考えているのか、少しお聞かせ願えますか。よろしくお願いします。 ○小浜守勝議長 教育部長。 ◎島袋秀明教育部長 今回これまでの応募者の実績を踏まえ、予算を拡充したところでございます。経済的理由で進学を諦める学生が出ないよう、引き続き鋭意努力してまいります。それからフォローについてでございますけれども、同様な事業を日本学生支援機構、通称JASSOというところが、同等の事業を行っておりますので、丁寧に情報提供を行っているところでございます。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 ありがとうございます。 ぜひこのフォローに関しても、今後考えていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 今の場合は、国の機構とかそういうものを案内しているということなのですが、ほかに何かないのかということです。進学を諦める子供たちをつくらないためにもお願いいたします。 続いてです。④「沖縄こどもの国」の市内こども入場料金の無料化についてです。現在の料金体系からすると中学、高校生が200円、4歳から小学生まで、年齢で言いますと4歳から12歳までが100円。幼児3歳までが無料となっております。今度、入場料の無料化ということなのですが、何歳まで無料となるのかお聞かせ願えますか。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 お答えいたします。 沖縄こどもの国の市内こども入場料金の無料化につきましては、入場者の内訳、入場料収益と現状値を調査しつつ、無料化に伴う年齢別での入場料収入比較対象年齢の考え方など、あらゆるシミュレーションを想定して検討しているところでございます。また、開始時期や周知の方法などにつきましても、指定管理者と協議を重ねているところでございます。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 これから検討されていくということなのですが、子供というと、子供の定義は18歳までなのです。ですからこういう部分ではやはりこの18歳、高校生まで無料にしていただきたいなと市内の子供たちということで。特にお聞きしますと、小学校までは親御さんと一緒に行ったりします。だけど中学生、高校生というものの入場者が少ないということを聞きました。無料にすることによってやはり、そこに足を運んでいく。特にこの今回、ナイトZOO、そういうものを新しくつくっていくということなので、高校生になると魅力があると思うのです。ですからそういう意味ではやはり市内の高校生に対しては18歳まで、やはり無料にしてほしいというのがあります。 そしてもう一つなのですが、今、料金体系の中から見ますと子供ということで、お一人お一人、個人個人のこの料金ということになってます。では、今このこどもの国の料金体系の中には、団体というものがあります。小学校の部分で小学校の遠足等と、中学校の遠足などでも利用をされるわけなのですが、今この団体料金というもので徴収されていると思います。それから減免ということになると思います。高校生が、高校の遠足で使いましょう、はい、無料となりました。こういう団体の考え方というのはどうなってくるのか。今こどもの国と言いましたが、こどもの国のほうにはワンダーミュージアムもあります。そことの料金、こういうものはどう整理されているのか少しお聞かせ願えますか。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 お答えいたします。 市内の無料化に伴う団体料金につきましては、市内在住で市外の学校に通学している学生や、市外在住で市内の学校に通学している学生など、団体の無料化の定義を検討しつつ、入場オペレーションなどの運営面も整理しながら、指定管理者と協議してまいりたいと考えております。 また、ワンダーミュージアムにつきましては、入場料の無料化の検討に向けて、収益面や運営面の検討事項を整理しておりますが、無料化の検討に合わせて、入園料を一元化することを視野に現在検討しているところでございます。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 ありがとうございます。 将来的には、この沖縄県で唯一の動物園ということもありますので、入場料というのが収益の一つになっているとは思います。しかし子供たちがやはりここに、いつでも通えるような形で、小学校ぐらいまでには、県内の子供たちがいつでも入れるような体制をとっていただきたいと、これは本員の夢であります。覚えておいてください。 では続いてです。16ページの質問事項1.令和4年度施政方針について。質問の要旨⑤ヤングケアラーの支援について、具体的な支援内容についてお伺いさせてください。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 お答えいたします。 現在、家庭児童相談員が関わっている世帯について、ヤングケアラー状態である子供が把握された場合、その世帯状況に応じた子育てや福祉サービス、社会資源の案内など、子供の負担軽減が図られるよう支援しております。 また、ヤングケアラーの早期発見が重要であることから、ヤングケアラーを正しく理解し、支援につながるよう関係機関や市民に対する周知啓発を進めているところでございます。 今後、関係部署等の連携により、ヤングケアラー状態である子供たちの情報収集を行い、把握された支援が必要な子供に対しては、あらゆる角度から、必要なサービスなどを検討し適切な支援につなげていくことができるよう進めてまいります。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 今回は調査も行っていくということなのですが、先ほどから聞きますと、ほかの議員もヤングケアラーの部分で聞かれておりました。 そうすると教育委員会のほうで、少し把握する調査をしていってそれを精査していくということなのですが、いつも思うのですが、どういう支援の場合に関しても、この教育委員会が行うものというのは、小学校、中学校までなのです。ではその後はどうするのですか。子供の定義というとヤング、18歳までだと本員は思っているのですが、その以降の子供たち、この部分で、高校との連携はどうなるんでしょうかということで、少しお聞かせください。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 お答えいたします。 高等学校につきましては県の管轄であることから、県の取組を注視しつつ、今後連携を図れるよう検討してまいります。 また、現在本市の要保護児童対策地域協議会の実務者会議において、青少年センターや教育研究所等も構成員であることから、今後、ヤングケアラーに関する情報共有を重ねつつ、早期発見、支援に向けた取組を進めてまいります。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 ありがとうございます。 県教育委員会との連携を図っていくということなのですが、すぐできることというのは、担当課、あるいは教育委員会です。 高校のほうにヤングケアラーとおぼしき生徒がいた場合には高校のほうに、周知を図っていただき、こういう子が実際いる場合には、沖縄市のここの課のほうに情報提供をくださいみたいなこと、個人情報がいろいろあると思いますが、しかし気になる子がいたらそういう情報、また連絡くださいみたいなことを周知することによって、また全然違ってくると思うのです。それがまた、県との調整よりも、お隣にいるコザ高校、あるいは球陽高校、いろいろあります。こういう高校との連携が早期につながると思いますので、よろしくお願いいたします。 では次に行きます。⑥の(仮称)まちなか子育て交流センターの設置についてということ。少しこちらのほうは割愛させてください。 ⑦のほうも皆さんのほうがやっておりましたので、割愛させてください。 ○小浜守勝議長 休憩いたします。  休 憩 (午後 6時17分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後 6時27分) ○小浜守勝議長 再開いたします。 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 では、質問事項の1ですが、質問の要旨(4)8ページの重層的支援体制整備事業の実施について事業概要をお伺いさせてください。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長兼福祉事務所長 護憲凛の会、諸見里宏美議員の代表質問にお答えいたします。 重層的支援体制整備事業につきましては、地域住民の複雑化、複合化した支援ニーズに対応する包括的な支援体制を整備するため、介護、障がい、子育て、生活困窮などの属性を問わない相談支援、参加支援、地域づくりに向けた支援を一体的に実施するもので、既存の制度では対応できないはざまのニーズに対応できるよう、他機関の協働による支援やアウトリーチによる継続的な支援を実施するものでございます。 重層的支援体制整備事業の実施に向けては、分野ごとに行われていた事業の試行的な取組や事業本格実施に向けた計画策定などを支援する3年間の移行準備事業が創設されており、本市におきましては、今年度より本事業を活用した取組を実施していくこととしております。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。
    ◆諸見里宏美議員 再質問させてください。 これは宮城 浩議員、それから池原議員からもありましたが、事業を実施するための組織体制に関してはどのようになっているのか、少しお聞かせ願います。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長兼福祉事務所長 重層的支援体制整備事業については、既存の制度やサービスのはざまにある方などの当事者の状況に応じて様々な部署との連携が必要となっております。 縦割りな行政の弊害をなくし、制度間の風通しを良くするような議論が必要となっていると思っております。そのためには、全庁的な実施体制づくりに向け、取り組んでいくこととしております。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 ありがとうございます。 組織体制については、これからまた今回移行期間ということで3年がある。その間に関係部署、それから関係団体、内部、そして外部との連携についても模索していくということなのですが、実施計画するということなのですが、本員がちょっと思ったのは、組織体制だけではないのです。この重層的支援事業や交付金、国の補助金が入ってきます。 準備期間もそうなのですが、一旦それに移行した場合は交付金として算定されます。この交付金というのが、これまで、高齢、障がい、子供子育て分野、それから生活困窮分野という形での縦で割られていたものが一体的に総合的にやりましょうということなので、この財源に関しても一体化されて交付措置されるのです。といった場合に、本員がちょっとびっくりしたのがちゅいしぃじぃ課、課の聞き取りに来られていたのです。課だけでできるような問題ではないのです。相談支援業務、そういう国の補助金が下りたものが全部これは一体化されて下りてくる。であればやはりこれは企画、財政も動いていかないといけない。どういう支援体制があるのか。 そして、この組織に関しても、事業がこれまでの事業を一体として進めていきましょう。しかし、その中にどういう支援会議、そういうものをアウトリーチもしないといけないのであれば、人員をどう配置するかということが出てきます。それはまた総務の人事課の仕事もあるのです。だから企画、財政、そして、組織としては総務、そして子供のひきこもりに関しては青少年センターが今やっています。そういう相談支援体制というのに関しては、教育委員会も携わらないといけないのです。国のほうでは農林水産省のほうも重層的支援対策、ここの関わりを持ってきているのです。就労支援に関して、農業者、そういうのものに対しての支援を行っていきましょうということにしているのです。だから農林水産も関わってこないといけないのです。 見守りの事業に関しては、今、既存でやっている上下水道局があります。だから、上下水道局も一緒になってやっていかないといけない。1つの課がこれを進めるというのは、到底無理なこと。だから庁議でやっていかないといけない。庁議でどういう方向性を持ってやっていくのかということをやっていかないといけないと本員は思っているのです。 ですからこれは、お2人の副市長がいらっしゃいます。平田副市長、それから與那嶺克枝副市長、市長の公約でもあります。これが3年間でうまく回るような体制を取るためには、どちらかの副市長が音頭を取って各部集めて、どういうことをやっていくのか、沖縄市の方向性をどうするのか、計画はどうするのか、これまたPDCAサイクル、評価は求められてます。どういう評価方法を持っていくのかということを検討していかないといけない。 これも早急に全庁的に動けるような体制づくりをつくっていって、企画、計画を立てていかないといけないと思っております。財源のほうもそうです。財源のほうも一体的に組み込まれて、そしてまた新たな支援体制、参加型、それからまた事業との連携があります。そういうものに関して新たな補助金がついてくる。それが一体的に下ろされてくる。それをこれまでの相談支援体制をやっていたところに案分して、各部署のほうに配分していくという作業があります。 ですから、健康福祉部だけではできるような問題ではありませんので、これはやはり企画、財政、そして総務の部分でも頑張っていただきたい。そしてどちらかの副市長が音頭を取っていって全庁的に取り組むような体制をつくっていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。これはもう本員の要望として、取り組めるような体制づくりをよろしくお願いいたします。 では次、質問の要旨(5)8ページ、誰もが安心できる「暮らし」を支える沖縄市より。 ①キャンプ瑞慶覧ロウワー・プラザ住宅地区の跡地利用の推進について。岸田総理は、2024年度以降に返還予定のキャンプ瑞慶覧の住宅地区について、返還までの間、キャンプ瑞慶覧の一部を県民も利用できる緑地公園として整備する方針を示し、来年度中に利用を開始できるよう準備を進める考えを示しましたとの報道があり、沖縄防衛局の示したこのイメージ図がありましたが、沖縄市の跡地利用計画の策定や公共用地先行取得との整合性は取れているのか、少しお聞かせ願えますでしょうか。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎比嘉直樹建設部長 会派護憲凛の会、諸見里議員の代表質問にお答えいたします。 現在、北中城村と共同で検討が進められている跡地利用計画は、基地返還後の整備計画であり、整備に当たっては土地区画整理事業を想定し、道路、公園等の公共施設を配置し、商業系・住宅系などの街区を形成してまいります。 一方、共同使用による緑地公園の整備は、返還までの間の一般利用に供する措置だと考えていることから、基地が返還され、土地が引渡された後は、跡地利用計画に基づく整備により土地利用が図られるものと考えております。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 少しお聞かせください。 この共同使用期間中、管理権はどこにあるのか。またこの共同使用期間中はどのような使い方がされるのか、少しお聞かせ願います。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 諸見里宏美議員の再質問にお答えいたします。 管理権はということでございます。米軍施設の共同使用とは、日米合同委員会の合意によりまして、日本国政府や日本国民が共同で使用できることとなっているため、共同使用期間中の管理権は米側にあるものと思われます。 当該地区につきましては、既存住宅を解体し返還までの期間、緑地公園として活用できるよう整備しておりますが、造成や掘削を行わず、既存の形状を生かした状態で、あずまややトイレなどを設置するとのことでございます。 その際、既存のプールやフェンス、ソフトボール場などを活用し、追加的な整備を必要最低限とするよう検討するとのことで、令和5年度中の供用開始に向け、準備を進めていくものと伺っております。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 ありがとうございます。 これから管理運営に関して米側が行っていくということなのですが、本員がちょっと危惧しているのが、今、既存のフェンスが剥がれています。そういうセットバックしていって、その緑地、誰でも入ることができる緑地だったらいいのですが、あくまでもこの設置フェンスがあって、米軍のこの管理棟ですか、それがつくられるということなので、ここを通らないとその緑地も利用できないのか。少しそれを懸念しております。そういうことがないように、沖縄防衛局とのこの国との調整も、ぜひ市長、よろしくお願いいたします。いつでも誰でも県民がそこを使用ができるような緑地であることを願っております。 では続いて行きます。②新火葬場計画について、令和4年度の主な施策の概要、27ページでは、持続可能な運営に向け、用地測量および地質調査を実施するとともに、火葬場基本計画を策定するとある。これまでの取組について説明をお願いいたします。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎平安栄市民部長 護憲凛の会、諸見里宏美議員の代表質問にお答えいたします。 新火葬場の整備に向けては、平成24年度に基本調査、平成26年度に基本構想を策定し、令和2年度に基本構想の改定を行っております。 火葬場建設候補地につきましては、北部地域6か所、古謝地域1か所、合計7か所の候補地を選定し、現在、北部地域3か所まで絞込み作業を進めており、令和3年度には、最終候補地を決定するための基礎資料となる現況調査を実施し、その資料を基に、最終候補地の決定に向け取り組んでいるところでございます。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 では再質問させてください。 用地選定から工事までのこのスケジュール、少しお聞かせ願えますか。よろしくお願いします。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎平安栄市民部長 お答えいたします。 火葬場の整備スケジュールにつきましては、現在進めております最終候補地の決定後、6月補正予算に計上しております基本計画用地測量地域調査を実施してまいります。 基本計画の策定後、令和5年度に基本設計、令和6年度に実施設計、令和7年度に整備工事を実施してまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 ありがとうございます。 1日も早く運用ができるように頑張っていただきたいと思うのですが。次、再々々質問です。この新たな公営火葬場の建設において沖縄葬祭場を運営する法人との関係性はどうなってくるのか。協議等はできているのか、お伺いさせてください。よろしくお願いします。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎平安栄市民部長 お答えいたします。 現在、新たな公営火葬場の最終候補地決定には至っておらず、候補地の場所によって法人との協議内容も変わってくるものと考えられますので、最終候補地が決まり次第、法人と丁寧に協議を重ねてまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 ぜひ、丁寧な協議が必要になってくると思います。 これまで、この沖縄市の第3セクターという位置付けの中で今の沖縄葬祭場を運営しておりました。聞きますと、沖縄葬祭場が運営する前に、覚書みたいな、何かされているみたいなのです。その辺りもきちんと精査していって、協議していかないといけないと思います。ちゃんとした協議、それからまた話し合いを持って、うまくスムーズに新火葬場が出来上がることを願っております。 質問事項2.施政方針(主な施策の概要について)。質問の要旨(1)「平和への思いと豊かな文化が息づき 一人ひとりが輝き交流するまち」について。 ①施政方針9ページの人権の啓発について。こちらのほうは少し割愛させてください。申し訳ございません。せっかく聞き取りをしていただいたのですが、割愛させてください。アについても、そしてイについても同様です。よろしくお願いいたします。 では17ページに行きます。質問の要旨②施政方針の10ページに当たりますが、認知症高齢者等の支援について。 ア.認知症初期集中支援チームの配置について。 (ア)これまでの相談件数をお聞かせください。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長兼福祉事務所長 それではお答えいたします。 認知症初期集中支援チームとは、認知症の人や認知症が疑われる人、その家族に関わり、必要な医療や介護の導入調整、家族支援などの初期の支援を包括的、集中的に行い、サポートするチームとなっております。 本市では、平成27年度より認知症初期集中支援推進事業を実施し、認知症初期集中支援チームを設置しております。これまでの相談件数は、平成27年度から令和3年度まで、計104件となっております。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 ありがとうございます。 相談件数が104件ということなのですが、(イ)初期集中支援の実施件数、実施までに至った件数に関して教えてください。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長兼福祉事務所長 お答えいたします。 初期集中支援の家庭訪問や医療介護サービスへのつなぎなど、支援の実施件数は実件数89件、延べ件数187件でございます。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 ありがとうございます。 次、イ.金銭管理等に関する相談支援について。 (ア)相談件数、支援内容についてお聞かせください。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長兼福祉事務所長 お答えいたします。 認知症の方など、金銭管理に不安がある方を対象に、沖縄市高齢者金銭管理等相談事業を沖縄市社会福祉協議会へ委託し、社会福祉専門職1人を配置し、実施しているところでございます。 令和3年度の相談件数は延べ756件となっております。支援内容につきましては、対象者への金銭管理に関する相談対応や助言の実施、公共料金などの各支払いや、金融機関手続の支援、成年後見制度へのつなぎなど、家庭訪問、電話相談、来所相談にて実施しております。 また、関係機関との調整や個別支援会議も併せて実施しているところでございます。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 では次に行きます。ウ.市民後見人の育成について。 (ア)実績についてお聞かせください。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長兼福祉事務所長 お答えいたします。 市民後見人の育成につきましては、権利擁護事業にて、養成・育成を行っております。まず、行政としまして、権利擁護や成年後見制度などを学ぶ法人後見サポーター養成講座を開催し、講座を修了した方に、法人後見サポーターとして登録していただきます。 次に、育成としまして、知識や技術を深めるため、法人後見サポーターフォローアップ講座を開催しております。同時に、市社会福祉協議会の専門員の指導・助言の基、法人後見サポーター業務などの実務経験を1年以上積んでいただくこととなります。その方々の中から、市民後見人の活動の希望がある方で、成年後見に関する一定の知識、態度等を身につけた方を市民後見候補者名簿に登録し、その後、家庭裁判所から選任をされた方が市民後見人となる流れとなっております。 市民後見人の育成については、養成に1年、育成調整に2年間の計3年間の期間が必要となっております。令和3年度の実績につきましては、市民後見候補者名簿登録者の方が3人、市民後見人1人となっております。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 実績に関してはかなり厳しいです。3年間のこの養成をやって登録をしないといけない。それがなかった人がやはり金銭を管理しないといけないというこの重責がやはりあります。それでなかなか市民後見人に成り手が少ないというのが分かります。しかし、少しお聞かせいただきたいのですが、今回は(イ)今年度の目標値、人数はどれぐらい見込んでいるのか、よろしくお願いします。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長兼福祉事務所長 御質問の市民後見人の規制について、今年度の目標値についてお答えいたします。 令和4年度については、新規1人の市民後見人の育成を行い、市民後見人活動者を計2人とすることを目標としております。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 ぜひ頑張っていただきたいと思います。 では次です。質問の要旨③10ページのほうの「美ら島おきなわ文化祭2022」。本市独自の事業内容について少しお聞かせください。具体的に教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 復帰50周年事業の一環として、沖縄県で初開催となります第37回国民文化祭及び第22回全国障害者芸術文化祭、統一名称、美ら島おきなわ文化祭2022の開催期間につきましては、令和4年10月22日から11月27日までの37日間となります。 本イベントに係る本市の関わり方につきましては、令和3年9月8日に実行委員会を設立し、本市で開催するイベントについて、各所と調整を進めたところ、国民文化祭継続事業2事業及び独自事業12事業の計14事業を開催することとなっております。 継続事業2事業につきましては、日本民謡協会及び日本華道連盟のイベントとなっておりまして、独自事業の12事業の主なものにつきましては、沖縄市文化芸術祭、若衆の息吹、コザうた遊びとなっております。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 継続事業と独自事業というのがあるみたいなのですが、これは独自事業が12事業ということで、計14事業開催するということなのですが、この場所等々、それを具体的に教えていただけますでしょうか。この事業をどういう形でどういう場所で開催するのか、具体的に教えてください。よろしくお願いします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 独自事業の主な3事業について、御説明いたします。 沖縄市文化芸術祭につきましては、令和4年11月5日に沖縄こどもの国をメイン会場として開催される伝統芸能等を中心とした公演となっております。 また、若衆の息吹につきましては、令和4年11月12日、13日に沖縄市民小劇場あしびなーにて開催される沖縄市芸能団体協議会の若手芸人による公演となっております。 コザうた遊びにつきましては、令和4年11月6日に沖縄市民劇場小劇場あしびなーにて開催される琉球民謡を中心とした公演となっております。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 ありがとうございます。 この美ら島おきなわ文化祭、国の事業であって、そして各都道府県の文化、芸能にも触れることができるということなのです。この周知方法、学校の生徒、小中学生でもこの芸術文化に触れ合えるような周知方法を早めに行っていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 それと続いて行きます。④10ページの沖縄市民会館の耐震改修およびバリアフリートイレの増設について、少しお伺いさせてください。よろしくお願いします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 沖縄市民会館の増設トイレ設置場所につきましては、現在の既存地下1階のトイレの改修に加え、大ホールホワイエ横に併設する形での整備を検討しております。 現状の改修案にて整備される大ホール横のトイレにつきましては、女子トイレにおいては大便器9個、小児用便器1個、男子トイレにおきましては、大便器3個、小便器4個、多目的トイレ1部屋となっております。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 今の場所に増設をしていくということなのですが、本当に申し訳ない。沖縄市民会館、あれはもう本当にバリアフリーからも外れているような、基準からも外れているような感じで、既存のトイレのほうも地下1階へ階段をずっと降りていかないといけない。この部分はやはり、この階段の幅が大体3メートルぐらいあるのではないでしょうか。その中には、そばには手すりがついております。大人数になった場合に、階段を降りるとき、大変なこの危険な急な階段でもあります。この辺りの改修等々も少し念頭に置きながら、バリアフリー化を考えていただきたいと思います。 そしてまたよく駅構内のほうでもあるように、真ん中のほうに手すりをつけて、誰でも降りられるような感じにしていただきたいと思います。この部分、バリアフリー化ということなので、少し質問をしました。 次に、⑤施政方針の11ページ、東海市および米沢市との教育文化交流についてです。この部分をお聞かせください。 ○小浜守勝議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 会派護憲凛の会、諸見里宏美議員の代表質問にお答えします。 東海市及び米沢市との教育文化交流は、互いの自然、歴史、地理、産業及び文化、学習環境や生活環境の相違等を体験することや、相互理解と友好を深めて視野を広げ、青少年の育成及び広い視野に立った児童の育成を図ることを目的とし、米沢市交流は小学5年生及び6年生にかけて、夏は沖縄市で開催、冬は米沢市で開催。小学生8人を派遣しております。 東海市交流は、昨日のテレビニュースでも取り上げられましたが、夏は東海市の中学2年生が沖縄体験学習で沖縄市を訪ね、冬は市内中学校から16人の代表を東海市に派遣しております。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 ではお聞かせください。 上原清善児童生徒交流基金の残高が少なくなっております。今後どうするのでしょうか。この部分、少しお聞かせください。 ○小浜守勝議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 お答えします。 教育委員会としましては、今後、上原清善氏の好意による事業開始の経緯などを踏まえまして、米沢市とも意見交換するとともに、関係課との調整も踏まえた上で、引き続き事業継続に向けて努力してまいります。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 事業継続について模索していくということなのですが、去年は寄附金を募ったみたいなのです。しかし、実績が上がらなかった。ゼロだった。 このままで本当にこの上原清善基金を使用してのこの交流になってしまうのかどうなのか、この辺りも、聞き取りの中でも今年度、今後調査研究していって、どのような方法で残していけるのか、交流を続けていくのかということを整理していくということですので、この辺り整理した段階で、また改選後、努力いたします。この場に来れるように努力して、議論を深めていきたいと思います。よろしくお願いいたします。 では質問の要旨(2)13ページ、「夢を抱き 未来を拓く こどものまち」について。①待機児童の解消についてなのですが、こちらのほうは少し割愛しようかと思っております。 続きまして、②特別な支援が必要な児童生徒について。ア.特別支援教育補助者配置状況、過去5年分、お願いいたします。 ○小浜守勝議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 お答えします。 特別支援教育補助者の過去5年の配置状況につきましては、平成29年度36人、平成30年度31人、令和元年度25人、令和2年度25人、令和3年度30人の配置となっております。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 ではイ.介助者などの配置状況。こちらのほうも過去5年でお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 お答えします。 特別支援教育介助者の派遣人数につきましては、平成29年度10人、平成30年度8人、令和元年度8人、令和2年度9人、令和3年度、介助者10人となっております。 また、医療ケアの必要な児童生徒の支援として派遣している看護師の人数は、平成29年度3人、平成30年度3人、令和元年度2人、令和2年度2人、令和3年度3人となっております。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 続いて、ウ.令和4年度特別支援教育補助者及び介助者など配置予定数をお聞かせください。 ○小浜守勝議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 お答えします。 令和4年度4月の特別支援教育補助者の配置予定人数は31人。特別支援教育介助者の派遣予定人数は10人。看護師の配置予定人数は5人となっております。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 続いて、エ.令和4年度4月の時点で特別支援教育補助者及び介助者などの配置状況についてお聞かせください。 ○小浜守勝議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 お答えします。 令和4年度4月時点での特別支援教育補助者の配置人数は20人。特別支援教育介助者の派遣が10人。看護師の配置が5人となっております。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 今、聞きますと、予定とそれからまた4月の現時点でもやはり足りていないところがあります。この部分をどう考えているのかということなのです。毎回毎回、ここへ募集をしても来ないということになっているわけです。それでよろしいのでしょうか。まずは近隣市町村のこの形態、そういうもの。それからまた給与の状況、そういうものも調査して、何が原因なのか。募集しても集まらないのは何が原因なのかということも、やはり考えていく必要があると思います。4月の段階でこれが補助者がついてないということは、少し問題だと思います。よろしくお願いいたします。 それとまた③のほうです。外国籍の児童生徒についてです。ア.外国籍児童生徒数。学校別、国籍別をお伺いさせてください。よろしくお願いします。 ○小浜守勝議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 お答えします。 沖縄市立小中学校で、5月現在、学校から報告のあった外国籍の児童生徒数は、小学校は159人、中学校が29人となっております。 小学校の内訳は、越来小学校1人、コザ小学校7人、中の町小学校13人、安慶田小学校6人、島袋小学校4人、山内小学校25人、北美小学校15人、美里小学校9人、宮里小学校14人、高原小学校24人、美原小学校10人、泡瀬小学校10人、比屋根小学校27人。中学校は越来中学校2人、コザ中学校1人、山内中学校2人、美里中学校4人、美東中学校2人、安慶田中学校3人、宮里中学校3人、沖縄東中学校12人となっております。 国籍に関しましては、アメリカ29人、フィリピン10人、中国9人、ブラジル8人、韓国5人、ペルー3人、台湾とロシアが2人、チェコスロバキア、ベトナム、タイがそれぞれ1人、あと日本との二重国籍等は117人となっております。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 イについて、日本語指導員の人数を教えてください。 ○小浜守勝議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 お答えします。 日本語指導員の配置予定人数は4人となっておりますが、6月現在では3人の配置となっております。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 ウ.日本語指導員の要件についてお聞かせください。 ○小浜守勝議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 お答えします。 日本語指導員の要件としましては、英語でコミュニケーションが取れる方としております。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 エのほうの業務態様についてお聞かせください。 ○小浜守勝議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 お答えします。 日本語指導員は1日7時間半の週4日の勤務で、1日あたり約3校を巡回して指導を行っております。現在の指導員1人当たりの担当児童生徒は約9人となっております。 また、夏季休業中には、保護者や児童生徒の希望に応じて指導を継続して行っております。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 ありがとうございます。 前回、一般質問のほうでも外国人の指導に関して行っているのですが、この外国籍をお持ちのお子さん、前回は不登校に関して、把握できていなかったということなのですが、この外国籍を持つお子さんの中で不登校がいるのかどうなのか、少しお聞かせ願います。 ○小浜守勝議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 お答えします。 不登校の数にカウントされているかどうかは確認しておりませんが、一時的に帰国したり、あるいは気候等の環境で欠席が多くなったりする児童生徒がいることは課題となっております。 その子が継続して休んだ後に出席した際に、スケジュールを調整して指導する。または夏季休業等を利用して、指導を継続するようにしております。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。
    ◆諸見里宏美議員 ありがとうございます。 これは外国籍の子供たちの日本語指導ということで、あくまでも日本語指導なのです。生活において、日本語が学べないということで日本語指導に限って、そしてまた漢字の指導、読み書き、そういうものなのです。この子たちが日本語学習をできない、ここに座っていなさいって言ったって、日本語も分からないのに、ただ座っているだけなのです。巡回してくる。初めてコミュニケーションが取れる人が現れてくる。だから学校に行きたくない。そういうことで、やはり不登校で欠席気味の子供たちがやはり出てきているのです。この辺り学習権というものはやはり保障しないといけないです。 だから日本語だけではなくやはり学習権を保障するために、今、沖縄市のほうで教育委員会のほうでは、ひやみかち教室、そういうものもあると思います。そういうところと連携してこういう外国籍を持って、コミュニケーションがなかなか取れない学習の遅れが目立つ子供たちというのは、積極的にそこに行かすような配慮も必要ではないかということで、本員の要望とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 次に、④18ページの新型コロナウイルス感染症については省きたいと思いますが、それと質問の要旨(3)の21ページ、「人と産業の成長を支え 発展し続けるまち」について。 ②新たに富裕層向け観光体験メニューの造成について具体的に説明をお願いいたします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 本市におきましては、県内唯一の動物園である沖縄こどもの国や1万人収容の沖縄アリーナ、モータースポーツマルチフィールドなど、他市にはない魅力的な施設がございます。 また、勇壮華麗な演舞で人々を魅了するエイサー文化をはじめ、アメリカ文化と融合した個性的な音楽文化、国際色豊かなまち並みもございます。さらには、恵まれたスポーツ環境を有しており、サッカーやバスケットボールなどの各種プロスポーツのホームタウンとして、プロスポーツの公式戦が開催されるまちでございます。 このような、本市の魅力的な観光資源を生かすとともに、より付加価値の高いサービスを提供し、富裕層等を新たなターゲットにした観光の振興に取り組んでまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 ありがとうございます。 今後のスケジュールについてお聞かせください。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 今年度、公募型プロポーザルにより業者を選定し、体験観光メニュー造成に取り組むとともに、関係部署と連携して、ふるさと納税返礼品の登録に向けた検討を進めてまいりたいと考えております。 次年度以降につきましては、観光物産振興協会や観光関連事業者と連携して、体験観光メニューを多くの方に利用いただけるよう、プロモーション活動等に取り組んでまいります。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 続いて、③(仮称)アーバンスポーツパークの整備について、具体的に説明をお願いいたします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 アーバンスポーツの定義は、一般社団法人日本アーバンスポーツ支援協議会の著書にございますエクストリームスポーツの中で「都市での開催が可能なものが、アーバンスポーツである」がベースになると考えております。 具体的には、東京2020オリンピックでも実施されましたスポーツクライミングやスケートボード、BMXフリースタイル、3×3等を想定しております。 整備する場所につきましては、コザ運動公園内のサッカー場跡地に隣接するNEXCO西日本沖縄事務所が管理をいたします、諸見里高架橋下の土地を活用する予定でございます。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 ありがとうございます。 この(仮称)アーバンスポーツパークの整備に関して、運用までの今後のスケジュールに関して、お聞かせ願えますか。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 本事業のスケジュールといたしましては、平成4年度に基本計画を策定し、令和5年度に基本・実施設計、令和6年度に工事着手、令和7年度に供用開始を予定しております。 しかしながら、NEXCO西日本沖縄事務所より、諸見里高架橋につきましては、耐震性能の診断中であり、令和4年9月頃に耐震工事の要否が判明すると説明を受けており、耐震工事が必要となった場合には、耐震補強工事の完了を待ってから着工することとなる見通しでございます。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 では④、⑤、⑥は省かせていただきます。 質問の要旨⑦嘉手納飛行場の共同利活用についてです。 ア.調査研究の具体的内容についてお伺いさせてください。よろしくお願いします。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 それでは嘉手納飛行場の共同利活用についてでございます。 今後の中部圏域の発展や市の活性化のためには、人流・物流がますます重要性が増すものと考えております。そのため、嘉手納飛行場の共同利活用につきましては民間機が嘉手納飛行場を離着陸できるような、共用空港を目指しているところでございます。 共同利活用につきましては、三沢飛行場や岩国飛行場が実際に行われていることから、嘉手納飛行場についても可能性はあるものだと考えております。しかしながら、関連法制度や運用状況などについて整理が必要だと考えているところでございます。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 ありがとうございます。 本員たちのほうは嘉手納飛行場に関しては共同使用というか、やはりこの嘉手納飛行場撤去ということで動いているわけなのですが、次のイに関してです。市長の基地に対するスタンスについてお伺いさせてください。 本員たちから言えば、知花弾薬庫地区のほうに牧港補給地区が移設されております。本員たちの護憲凛の会にとっては、それが機能強化に値するのではないか。しかし片や一方では共同使用を利活用について調査をしていくということなのですが、この市長の基地に対するスタンスに対して、お伺いさせてください。よろしくお願いします。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎山内強企画部長プロジェクト推進室長 お答えいたします。 嘉手納飛行場に係る事件・事故等が発生した場合には、これまでも3連協で連携しながら速やかに対応し、住民の安全を確保するために取組を行っているところでございます。 嘉手納飛行場の共同利活用につきましては、中部圏域の発展や市の活性化のために、大変重要であると考えております。本市の中城湾港は、物流拠点として重要港湾であります。その利活用を図ることができれば、大量輸送手段の確保が可能となりますので、中部圏域の経済発展は計り知れないものであると考えております。 今後、調査研究を進めるとともに、近隣市町村との意見交換を図りながら検討してまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 ありがとうございます。 代表質問の残り3分を残して、しかし7時を回ってしまいました。皆さん本当に長時間、ありがとうございます。職員の皆さんも、長時間外のロビーで待っていると思います。本当にありがとうございます。本員のこの代表質問、今期最後の質問となりました。皆様御協力ありがとうございます。また今後ともよろしくお願いいたします。頑張ってまいりましょう。本当にありがとうございました。 ○小浜守勝議長 以上で会派護憲凛の会、諸見里宏美議員の代表質問を終わります。 お諮りいたします。 本日はこれをもちまして延会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    (「異議なし」の声あり) 御異議なしと認めます。よって本日は延会することに決定をいたしました。 次の本会議は6月24日金曜日、午前10時より会議を開きます。 本日はこれをもちまして延会いたします。 大変お疲れさまでございました。  延 会 (午後 7時18分)...